「本屋さんのダイアナ」



柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」



私の呪いを解けるのは、私だけ――。

「大穴(ダイアナ)」という名前、金色に染められたバサバサの髪。

行方知れずの父親。
自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、
本の世界と彩子だけが光を与えてくれた。

正反対の二人は、一瞬で親友になった。

そう、“腹心の友”に――。

自分を受け入れた時、
初めて自分を好きになれる!
すべての女子を肯定する、現代の『赤毛のアン』

最強のダブルヒロイン小説。

試練を乗り越えて大人になる、
二人の少女の15年間。
       ~帯紙より~




本屋さんのダイアナ

内容(「WEBきらら」より)

金色に染められた髪、大穴(ダイアナ)という名前、
日本人なのにティアラと名乗るキャバ嬢の母親。

だけど彼女は文系少女。
孤独な小学三年生、ダイアナの楽しみは本を読むことだ。

一方、真っ黒なおかっぱ頭で、
編集者の父と料理研究家の母を持つのはクラスメイトの彩子。

お行儀のよい彼女もまた、本が大好き。

正反対のタイプの二人は読書を通じて、
かけがえのない友情を育んでいく。

『本屋さんのダイアナ』は、二人の視点を交互に交え、
十数年にわたる彼女たちの成長と変化を描いた物語。

幼い頃はじめて知った小説を読む愉しみや、
それを語らう相手と出会えた喜びを思い出す人は多いに違いない。




本書には、『赤毛のアン』をはじめ、
日本や世界の名作がどんどん登場します!
本好きにはたまらない一冊!
2015年本屋大賞4位受賞!も頷けます。

私にとっては、大賞受賞作の『鹿の王』よりも
「本屋さんのダイアナ」の方が面白かったかも
まぁ、ジャンルがまるで違うので
二作品を比べるのはナンセンスだとは思いますが…^_^;


本書では、二人の主人公が対照的に描かれていますが
お互いがないものねだりで?
相手の持っているものに憧れを抱き
自分の身の上を斜めにみてしまう
とくにダイアナはコンプレックスの塊のような少女で…

多かれ少なかれ誰もが心の中に秘めている思いを
二人の少女の成長を通して追体験させてもらい
誰もがありのままの自分を受け入れることで
もっと楽に生きていけるのだと
幸せは遠くにあるのではなく、すぐそばにあるのだと
そう気づかせてくれる物語でした。


『人生には、待つということがよくあるのです。
自分の希望どおりにまっしぐらに進める人は
もちろんしあわせだと思いますが、たとえ希望どおりに進めなくても
自分にあたえられた環境のなかで、せいいっぱい努力すれば、
道はおのずからひらかれるものです。
こういう人たちは、順調なコースにのった人たちよりも
人間としての厚みも幅もますように、わたしには思えるのです。』
~本文より~

他にも綺羅星のような言葉が、あちらこちらに散りばめられた
ステキな物語でした。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_21


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2019_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

検索フォーム

アクセスカウンター

最新記事

カテゴリ

QRコード

QR




PAGE
TOP.