「荒神」



宮部みゆきさんの「荒神」


山は飢え、怒っている

東北小藩の山村が一夜にして壊滅する

“怪物”はなぜ現れたのか?
北の民はどう立ち向かうのか?


恐ろしいのに、なつかしい
当代一の物語作家、真骨頂!
         ~帯紙より~



荒神

内容(「BOOK」データベースより)

時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となる。
隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…
不穏さをはらむこの土地に“怪物”は現れた。

仁谷擁する香山藩では病みついた小姓・直弥や少年・蓑吉らが、
香山と反目する永津野藩では専横な藩主側近の弾正や
心優しきその妹・朱音らが山での凶事に巻き込まれていく。

恐るべき怪物の正体とは?交錯する北の人々はそれぞれの力を結集し、
“災い”に立ち向かう!




(目次)
序 夜の森
  ―先に行け!小平良様を登ったら、滝沢へ下りろ!
  蓑吉を番小屋から追い立てるとき、じっちゃんが大声でそう叫んだ。

第一章 逃散
  「実は、北二条の仁谷村で逃散があった―らしい」
  「また曽谷弾正の仕業じゃないか」

第二章 降魔
  直弥は困惑した。薬師如来像の足元に何かを治める。
  それはまさに、御仏の御力によって、何らかの悪しきものを
  封じていただくということだろう。

第三章 襲来
  「あれ…変ですがぁ」
  加介が「変だ」という場所は、確かにちょっと変わっていた。

第四章 死闘
  「もっとよく見ろ。目の奥に焼きつけろ。あれがどう動くのか、
   どんなことをするのか、何ができるのか、覚えておけ」
  やじの強い言葉に、直弥の心が萎えた。

第五章 荒神
  すぐ脇で、馬に揺られる曽谷弾正。
  ここにも怪物がいると、蓑吉は思った。

結 春の森
  蓑吉はハナを引いて、小平良山の山道を登っている。
  木陰から、すうっとやじが現れた。
  二人はこれから妙高寺に行き、大平良山に登る。




『序 夜の森』での得体のしれない恐怖、それは何者なのか?
導入の摑みは流石宮部さんです!
序章から、一気に物語の世界へと惹きこまれました。

中盤までは、物語の背景、人物設定を理解する為
かなりゆっくりと読み進めていましたが
中盤を過ぎたあたりから、もう止まらない
映画を観ているような迫力で物語が迫ってくる
…直視出来ない場面も…(映像じゃなくて良かった)

これぞ正しく、エンターテイメント!
最後の頁まで楽しませてもらいました。

本書で描かれていたのは、人の業が招いた災い
読みながら、『もののけ姫』を思い浮かべていましたが
『もののけ姫』では、人の業が自然破壊をし
「荒神」の方は、利己的な怨みの業が人を喰う
その業の対極に立つ朱音はどうなる…!?

ネタバレになってしまうので、これ以上は書けません…^_^;






テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_07_30


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