「ソロモンの偽証(第Ⅲ部・法廷)」



宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証(第Ⅲ部・法廷)」



『時は満ちた。今こそ、真実を証言する勇気を』

禁じ手を犯した最後の証人に法廷は沸騰する!

命を賭けたこの過酷なゲームに、
私たちすべてが囚われていたのか!?

事件の封印が次々と解かれていく。
私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。
けれど、何かがおかしい。
とんでもないところへ
誘き寄せられているのではないか。

もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていた―?

一方、陪審員たちの間では、
ある人物への不信感が募っていた。
そして、最終日。
最後の証人を召喚した時、
私たちの法廷の、
骨組みそのものが瓦解した。
        ―帯紙より―



ソロモンの偽証(第Ⅲ部)BOOK.

内容紹介

この裁判は仕組まれていた!?
最後の証人の登場に呆然となる法廷。
驚天動地の完結篇!

その証人はおずおずと証言台に立った。
瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。
事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。
告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、
死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。

見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。
驚愕と感動の評決が、今下る!




本書「ソロモンの偽証」を読みながら、
まず最初に浮かんだのは萩尾望都さんの『トーマの心臓』
両作とも、少年の投身自殺から物語が始まる
それも雪の降りしきる夜に…。
本書での柏木卓也(14歳)は、クリスマスイブの真夜中に
中学校校舎の屋上から転落死する。
己のエゴのため投身自殺?それとも事故?殺人?
後者のトーマ・ヴェルナー(13歳)は、
イースター休暇中に、他者への献身のため陸橋から身を投げた。


「ソロモンの偽証」全3巻から成る(約2100頁)大長編でしたが
最後までノンストップで読めました!
とても面白かったです!!


なぜ柏木卓也が死んだのか?
自殺なのか、それとも事故、何者かにつき落とされた?
真実を知る為、夏休みの自由研究の課題として
中学3年生有志が学校内裁判を行う。

裁判の中心となる中学生たちがとにかく凄い!
中心となる登場人物達の心象風景を
とても丁寧に描いているので
読み手と物語との垣根がなくなるほど
私も裁判の傍聴席に座っている?
そう思わせるほど臨場感溢れる物語でした。

始まりから終わりまで、心をガッチリと掴まれ
第1巻こそ読むのに4日もかかってしまいましたが
結局、一週間で全3巻を読み終えてしまい
特に、第2巻と第3巻にいたっては、一瞬の時をも惜しんで
ひたすら頁を捲っていました^_^;

ただ本書の結末が私の想像を裏切らず?
そこが良かったのか、物足りなかったのか・・・少し複雑
贅沢を言わせてもらえば、もっと意表を突いて欲しかった!?

そうは言っても流石宮部作品、裁判の終盤は本当に圧巻でした!
特に、三宅樹理への再主尋問での樹理の呻くような心からの叫びと
弁護人神原和彦の最終弁論には唸らされました。

「ソロモンの偽証」文庫化されています。(全6巻)
文庫本第6巻には、20年後の藤野涼子を描く驚愕の続編
「負の方程式」が収録されています!
私は単行本で読んだので「負の方程式」はまだ読んでいません。
なので、藤野涼子のその後を知る楽しみがまだ残っていた!(*^_^*)





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_06_21


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2019_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

検索フォーム

アクセスカウンター

最新記事

カテゴリ

QRコード

QR




PAGE
TOP.