「スタバトマーテル」


近藤史恵さんの「スタバトマーテル」


キリスト教聖歌のひとつ、スタバトマーテル。
十字架の下に立つ聖母マリアの嘆きを歌った聖歌。


各章の導入部に“スタバトマーテル”の一節が引用されている
でも物語本編では、聖母とはかけ離れた
エゴイスティックな母性が、悲劇を招く。

帯紙に、“御子は聖母を、裏切るかもしれない”とあったので
エンディングをあるていど予想して読み進めていましたが
見事に裏切られました…^_^;


登場人物にまるで共感できず
読後の後味もあまりよくなかったけど
ストーリー展開はとても面白かったです。
一気に読みました(^_-)-☆



スタバトマーテル

内容(「BOOK」データベースより)

欠けたものは欠けたもの同士で、寄り添っていけばいい―
プロの資質を備えながらも、本番で歌えない声楽家・りり子。

若くして高名を得ながら、母親なしでは作品を描けない
版画家・大地。

惹かれあい、つきあい始めた二人。
しかしりり子に次々と危険が…!愛と不信が交錯する恋愛ミステリー。



以前紹介した近藤さんの著書
『青葉の頃は終わった』の中でも
“愛情という名で押しつけられるものは
 決して拒むことができないのだ。”
という言葉がありましたが
「スタバトマーテル」では
歪んだエゴからくる愛を描いているので
愛=恐怖!?でした。

主人公・りり子に襲いかかる凄惨な出来事は
読んでいるだけで気分が悪くなるほど…

りり子の強さ、ひらきなおれる性分に感服しました。




テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_09_05


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