「巴之丞鹿の子」



近藤史恵さんの「巴之丞鹿の子」


本書は、『猿若町捕物帳シリーズ』の第1弾です。

「巴之丞鹿の子」は、時代ものミステリーなのですが
伏線の張り方が絶妙で
凝りに凝ったトリックなどなくても
人物の描き方や、小物使いによって
極上のサスペンスを仕立て上げることが出来る
それだからこそ、読者も
すんなりと物語の中へと導かれていくのでは
そう感じました。

近藤さんの現代もの作品で、以前紹介した
『サクリファイス』を読んだ際にも
同様の印象を持ちましたが。


登場人物の心情風景まで丁寧に描かれているのと
語り部が度々変わることで、視点も変化するので
読者が登場人物に感情移入しやすくなる
そんな気がしました。



巴之丞鹿の子

内容(「BOOK」データベースより)

江戸で若い娘だけを狙った連続殺人が起こった。

南町奉行所同心の玉島千蔭は
殺された女が皆「巴之丞鹿の子」という人気歌舞伎役者の
名がついた帯揚げをしていたことを不審に思う。

そして、巴之丞の蔭に浮かぶ吉原の売れっ妓。

調べが進むなか新たな被害者が―。

はたして真犯人は!?

大藪春彦賞作家・近藤史恵の時代ミステリー小説
シリーズ第一作がついに復刊。



シリーズでは、他にも
『ほおずき地獄』『にわか大根』『寒椿ゆれる』『土蛍』の
第5弾まで出版されています。

「巴之丞鹿の子」が面白かったので
『猿若町捕物帳シリーズ』残りの巻も
是非、読んでみたくなりました。






テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_08_15


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2019_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

検索フォーム

アクセスカウンター

最新記事

カテゴリ

QRコード

QR




PAGE
TOP.