「摸倣犯」



宮部みゆきさんの「摸倣犯」


本作「摸倣犯」の読後感は…
私の読んだ宮部作品の中で一番後味の悪い作品でした。

でもそれでも面白く一気に読ませてしまうのは、さすが!!

物語の非情さでいえば、「火車」も負けていないと思う
でも、「火車」はもう一度読んでみたいと思うけど
「摸倣犯」はきっともう読むことは無いかな…。

悪意を撒き散らされてしまった後には
事件が解決してもその悪意は残ったまま
心に暗い澱が溜まってしまったよう…そんな気持ちです。

しつこいようですが、そんな気持ちにさせられても
面白い作品でした^_^;



「摸倣犯1」
摸倣犯1

内容(「BOOK」データベースより)

墨田区・大川公園で
若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。
やがてバッグの持主は、
三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、
「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話を
テレビ局にかけたうえ、
鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。
ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった―。

未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた
現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。




「摸倣犯2」
摸倣犯2

内容(「BOOK」データベースより)

鞠子の遺体が発見されたのは、
「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。

自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。

墨東署では合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。

一方、ルポライターの前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、
家族を惨殺された過去を負う高校生・塚田真一を
追い掛けはじめた―。

事件は周囲の者たちを巻込みながら暗転していく。




「摸倣犯3」
摸倣犯3

内容(「BOOK」データベースより)

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。
二人の若い男が死亡し、トランクから変死体が見つかった。
死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。
二人は幼なじみだった。
この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が集まった。
家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見され、
臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた―。

だが、本当に「犯人」はこの二人で、
事件は終結したのだろうか。



「摸倣犯4」
摸倣犯4

内容(「BOOK」データベースより)

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、
前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。

今や最大の焦点は、
二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。

そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、
「兄さんは無実です」と訴えた。

さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、
由美子の後見人として注目を集めた―。

終結したはずの事件が、再び動き出す。




「摸倣犯5」
摸倣犯5

内容(「BOOK」データベースより)

真犯人Xは生きている―。
網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、
むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、
「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、
一躍マスコミの寵児となった。

由美子はそんな網川に精神的に依存し、
兄の無実を信じ共闘していたが、
その希望が潰えた時、身を投げた―。

真犯人は一体誰なのか?
あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、
深い余韻を残して遂に閉幕。





映画化されました


摸倣犯 MOVIE

解説(「allcinema」より)

直木賞作家・宮部みゆき入魂のミステリー超大作『模倣犯』を、
「39 刑法第三十九条」「黒い家」の森田芳光監督が
SMAPのリーダー中居正広を主演に迎え映画化。

前代未聞の劇場型猟奇連続殺人事件を通して、
遺族の悲しみや怒り、犯人の心の闇、
マスコミの理不尽な振る舞いと
矛盾といった現代社会が抱える病理に鋭く迫る。


あらすじ(「allcinema」より)

東京の下町で豆腐屋を営む有馬義男。
20歳になる孫娘・古川鞠子が失踪してはや10か月、
事件は何の進展も見せていなかった。

そんなある日、下町の大川公園のゴミ箱から女性の右腕と
ショルダーバッグが発見される。

それを報じるワイドショーの生放送中に
“片腕とバッグは別の人間のもので、
バッグの持ち主は古川鞠子という女だ”と、
犯人からの電話が入る。

すると、今度は各局にも犯人からの犯行声明が届く。

そこには、それぞれ別人の被害者と思われる
女性の淫らな写真が添えられていた。
日本中が騒然となる中、
有馬は鞠子を救い出すべく必死の捜索を行うのだったが…。



(CAST)
網川浩一(ピース)…中居正広

高井和明…藤井隆

栗橋浩美…津田寛治

前畑滋子…木村佳乃

有馬義男…山崎努

古川鞠子…伊東美咲

塚田真一…田口淳之介

高井由美子…藤田陽子



原作を読んで、映画を見ました。
映画を観たのはだいぶ前なので
細かな描写は覚えていないのですが
ラストシーンはハッキリと覚えています。
そう、あの有名なシーンです。
ネタバレになってしまうので感想を含め
これ以上は書けません…^_^;







テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_07_25


Comments

 

おはようございます。
リベンジに来ました!
模倣犯の記事をShionさんが書かれていてめちゃ嬉しいです。
後味が悪いけど面白い!ホントにそうですよね。
私も続編を勇気を出して借りに行きましたもの(^^;
映画は観てないのですがキャストがちょっと意外な人がいるなあと思いましたが是非観たいです。
特に中居くんの演技が楽しみです。
ラストは話題になったのですね。
知らなかったです。


宮部さんの描写は細かくて凄いと思いますがたまに、細かすぎて気持ち悪くなってしまいます(*_*)

私はいつか再読したいと思います。
もっと落ち着いて読めるかな~?と。

ハッピーモモ  URL   2014-07-30 08:45  

Re: タイトルなし 

ハッピーモモさん、こんばんは♪
リベンジコメントありがとうございますm(__)m

私も懲りもせず?「摸倣犯」を読んだ後、
続編の『楽園』も借りて読みました(面白かったです)^_^;

確かに宮部さんの緻密過ぎる描写が、時々読者を“ゾッ”とさせますよね。

摸倣犯“再読”チャレンジ頑張って下さい!!

映画での中居くん、ピースを見事に演じていたので
…中居くん見ると暫くピースに見えて…
「嫌な奴」だなーって^_^;
悪役を演じきって役者冥利に尽きるのかな?
SHION☆彡  URL   2014-07-31 00:45  

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