「夜の底は柔らかな幻」ー殺戮の宴

Category: あ行の作家 > ・恩田陸   Tags: 恩田陸  



恩田陸さんの「夜の底は柔らかな幻」


本書は、恩田陸さんの長編小説(上・下)ですが、
『夢違い』以来?力を持つ者の恐怖を描き
殺戮の描写も容赦なく描かれている…
でも不思議とおどろおどろしさは無く
エンディングにいたっては…エッ(?_?)

恩田節満載の、最後の解釈は読者にお任せ?でしたね^_^;
私は好きですが、白黒ハッキリさせたい方には
小々物足りないかも!?

私には、一気に読んでしまうほど面白い物語でした。



夜の底は柔らかな幻(上) BOOK


内容紹介(「BOOK.ASAHI.com」より)

舞台設定が極めて高密度。

イロと呼ばれる超能力を持つ「在色者」が
社会に溶け込み暮らす世界で、
特に在色者が多い特異点、途鎖国。

周囲に伊予などの地名がありモデルは明らか。

現実とは違い独立国だ。

主な語り手である女性捜査官、有元実邦は、
数々のテロ事件を引き起こした強力な在色者を山中に追う。

そこでは、山の王の地位をめぐり
問答無用の殺し合いが繰り広げられていた…。

周到な世界観と鮮やかな描写を堪能してほしい。

森の清浄な香りから蝿が飛び回る悪臭・異臭まで。

漂う不穏な雰囲気、おのずと眼前に立ち上がる光景。

強力な在色者が生き物を空中につり上げ
一瞬で球状に丸めてしまうグロテスクなシーンすら、
作品世界の理の中で活きている。

単なる文字列である小説が、かくも鋭い感覚を呼び覚ますとは!
 
明確な着地点を与えないのは恩田流。

物語が決着した後も、宙ぶらりんの読者は、
この特異な世界を彷徨うことになる。



夜の底は柔らかな幻(下) BOOK


内容(「BOOK」データベースより)

煌びやかな闇が、手招きする。

目前に迫った暗黒の世界“フチ”。

そこで待つ“ソク”の正体とは!?

ここでは何が起きているのか。



エンディングの纏め方は、予想通りでしたが
でもあまりにも多くを殺戮しすぎで
特に球状に丸めての描写には絶句_。

このシーンでは、大友克彦さんの「アキラ」を思い出しました。
力を持つ者の前では、どんな屈強な人でも無力である
その恐怖感を両作とも非情に描いていた。

そんな中にも、一瞬ですがLOVE Storyもありましたよ(^^)





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_05_08


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