「星のひと」ー隕石のもたらした奇蹟


水森サトリさんの「星のひと」


表紙の美しさと、タイトルに惹かれて手に取った本です。

水森さんの本を読むのは初めてでしたが
とても爽やかな読後感で面白かったです。

本書は、4つの短編からなる連作小説で
内容的に対象年齢はYAだと思いますが、十分に楽しめました。
大人の方にもお薦めです。


第19回小説すばる新人賞受賞第一作


星のひと BOOK

あらすじ

ありふれた住宅地に落ちた隕石が、
孤立した人々に与えた一瞬の逢瀬。

夜明け前の住宅街に隕石が落下。

その日から人びとの日常は変化し始める。

星が引き寄せた、隕石が落ちてくるよりも、
もっと大きな奇跡の物語。

生の輝きを、みずみずしくうたいあげる連作集。

特別な存在でありたいと願う中3のはるき。

ある日、同級生の草太の家に隕石が落ちたことに嫉妬して、
UFOが呼べると言ってしまい…。

生の輝きを描く連作集。




隕石が落ちたエピソードを
それぞれの章の主人公の視点で描いている。


『ルナ』
 本章の主人公はるきは、亜子や七海と仲良しグループ!?
 学校生活の命綱を守るために自分自身を偽り
 無理していることへの不快感で、いつもイライラしていた。
 亜子の好きな草太が、はるきに笑顔を向けたり
 話しかけたりすることにも素直に答えられない…。
 そんな少女のツッパリが青春でいいね(^^)
 それにしても
 草太の「家に隕石が落ちてきた」に対抗して
 「私、UFOが呼べる!」とは…はるきどうする?

『夏空オリオン』
 草太君のお父さん、草一郎さんと
 お母さん、幸恵さんのお話。
 両親の影響が草太の影に 
 でも草太の優しさは、
 父からの贈り物!?
 「人殺し!」発言で草太を救った
 ビビアンが草一郎を訪ねてくる。
 
 
『流れ星はぐれ星』
 草一郎さんの実家の隣に住んでいた
 元耕平君(現ビビアン)のお話。
 草一郎さんに思いを寄せていた
 草太君の命の恩人
 今は、ニューハーフのビビアンが
 草一郎に会いに行く_。
  

『惑星軌道』
 行方不明になった草太と高宮くんを
 皆で一致団結して探しだすお話。
 それにしても、こんな大変な目にあっているときにも
 はるきが「高宮君」の名前を読んだって
 いじける?草太くん
 可愛いです(^^)
 
 
 
本作品、登場人物がいいですね
重たいテーマを、優しく爽やかに変えてくれた
キャラクターたちの力は大きいです。


 



テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_04_27


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