上田秀人さんの「織江緋之介見参シリーズ」
最終巻まで読み終えました!


本シリーズでは四代将軍家綱の世が描かれていましたが
『百万石の留守居役』と少し時代がかぶっているので
両作を比べながら興味深く読むことができました。



散華の太刀 - 織江緋之介見参(四)

散華の太刀

『浅草に轟音が響きわたった。
堀田家の煙硝蔵が爆発したのだ。
表向きの原因は管理する職人の不手際。
だが織江緋之介のもとに現れた老中阿部忠秋の家中によれば、
老中格松平信綱が水面下で関与しているという。
徳川光圀の命を受けて真相解明に乗り出す緋之介は、
堀田家家臣らの不審な動向を目の当たりに。
信綱と堀田家は何を企んでいるのか。
怨念渦巻く陰謀を察した緋之介に刺客が忍び寄る。』



果断の太刀 - 織江緋之介見参(五)
果断の太刀

『徳川家に凶事をもたらす禁断の妖刀村正が相次いで盗まれた。
被害にあった研ぎ師は遊女と心中し、
家宝を失った老侍は愛娘を身売りした。
悲劇の舞台となった吉原に動揺が拡がる。
何者かが村正を集めている。その目的とは。
織江緋之介は水戸藩主徳川光圀の密命を帯びて真犯人を探る。
浮上したのは幕府の重鎮。
背景には将軍位継承をめぐる争いが。
危機の及ぶ将軍家綱のもとに緋之介が疾る!』



震撼の太刀 - 織江緋之介見参(六)
震撼の太刀

『大挙襲来した刺客から将軍家綱を救った
織江緋之介のもとに新たな危機が迫る。
家綱失墜を企てる堀田正俊の命で、
大奥別式女衆の武芸達者が緋之介暗殺に動いたのだ。
かつてない強敵と対峙する緋之介。そこにさらなる難局が。
妖刀村正をめぐる幕府領袖の熾烈な争奪戦に
許婚の真弓が巻き込まれた。
徳川家に祟る村正に隠された神君家康の驚愕の秘密とは。
緋之介は愛する者を、幕府を護れるか。』



終焉の太刀 - 織江緋之介見参(七)
終戦の太刀

『将軍家綱は家光十三回忌のため日光に向かう。
次期将軍をめぐる暗闘が激化する最中、
危険な道中になるのは必至。
老中阿部忠秋は大勢の警固に加え、
剣術指南役の小野忠常と
その息子織江緋之介に供奉を命じた。
死を賭して凶刃を向ける死兵たちとの死闘のゆくえは。
そして御免色里・吉原と
徳川将軍家の驚愕の因縁が明らかになったとき、
緋之介もまた数奇な運命をたどる。
シリーズ堂々完結!』



上田さんの時代小説は同時代を描いていても
(本シリーズでは四代将軍家綱の時代)
主役の役どころや、視点を変えることで
読者を飽きさせず、いや飽きるどころか
かえって惹きつけてしまう。

私が今までに読んだ上田秀人さんのシリーズ作品
「織江緋之介見参シリーズ」→四代将軍家綱
『お髷番承り候シリーズ』→四代将軍家綱
『百万石の留守居役シリーズ』→四代将軍家綱から綱吉へ
『表御番医師診療禄シリーズ』→五代将軍綱吉
『御広敷用人大奥記録シリーズ』→八代将軍吉宗
『将軍家見聞役・元八郎シリーズ』→八代将軍吉宗
『奥右筆秘帳シリーズ』→十一代将軍家斉
『妾屋昼兵衛シリーズ』→十一代将軍家斉

シリーズ本を読みながら感じることは!?
今回も老中のお歴々は悪だの~とか
主人公の剣術が凄すぎて誰もかなわない!とか
大まかなパターンがあるので
いい意味で安心して読め(水戸黄門?)
文庫本なので電車の中で読むのにお薦めです!
私は読むのを止められず家でも読んでしまいますが^_^;


「織江緋之介見参シリーズ」面白かったのですが
主人公・織江緋之助こと、小野友悟が暗い!

友悟は将軍家指南役・小野次郎衛門忠常の末子だが
ある事情で吉原で暮らすことになる。
老中・松平伊豆守や阿部豊後守に逆恨みされ
執拗に命を狙われ…暗くもなりますか


水戸光圀や紀州大納言徳川頼宣が語った大秘事は
小説だから全然OKですが…
そのとんでもない解釈こそが上田作品の魅力ですね(^^)




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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