宮部みゆきさんの「お文の影」


心に沁みる宮部怪談

切なく、悲しい
じんわり、可笑しい
しん底、怖い

読み切り江戸怪異譚集

ー「帯紙」よりー


お文の影

内容(「BOOK」データベースより)

「おまえも一緒においで。お文のところへ連れていってやるよ」
月の光の下、影踏みをして遊ぶ子供たちのなかにぽつんと現れた、ひとつの影。
その正体と、悲しい因縁とは。

「ぼんくら」シリーズの政五郎親分とおでこが活躍する表題作をはじめ、
「三島屋」シリーズの青野利一郎と悪童3人組など人気キャラクターが勢揃い!

おぞましい話から切ない話、ちょっぴり可笑しい話まで、
全6編のあやしの世界。




本書は、単行本『ばんば憑き』の文庫本版です。
これから読まれる方はご注意を!
両作とも以下の6編からなる同じ作品
坊主の壺 / お文の影 / 博打眼 / 討債鬼 / ばんば憑き / 野槌の墓

新作が1編でも収録されていればよかったのですが全く同じ!
タイトルをそのまま『ばんば憑き』文庫化でよかったのでは!?

私としては『ばんば憑き』詳細を覚えていなかったので^_^;
二度読めてラッキーということで・・・!?

宮部さんの物語は二度読んでも面白い!


『坊主の壺』
「おつぎには、この絵が何に見えるかね」
おつぎはにわかに冷や汗をかいた。
旦那さまの目が怖い。

『お文の影』
影踏みをして遊ぶ子どもたち。
吉三だけ少し遠巻きに
自分の影を見たり
仲間たちの影を見たりしている。
影がひとつ多い?

『博打眼』
美代が考えていると
太七がぼそっと言い足した。
東の空からやってきたのは
「まっ黒けのでかい蒲団に
目玉がいっぱい生えていたんだ」

『討債鬼』
大之字屋の店先に
一人の僧形の男が立ち言い放った。
「この家には討債鬼が憑いておる
主の命と身上が惜しければ
すぐにでも手を打たねば間に合わんぞ!」

『ばんば憑き』
佐一郎とお志津夫婦は
湯治で訪れた箱根の宿に
雨のため足止めされていた
おかみから頼まれ、老女お松と相部屋に
そのお松が語った昔語りは・・・。

『野槌の墓』
子供というものは時に
親が返答に詰まるようなことを訊ねる
「父さまは、よく化ける猫はお嫌いですか」


怪談とありますが
怖いというよりも切なく
そして少しだけ可笑しい

『討債鬼』に登場した
五十匹の犬貼り子の行列を想像しても
可愛いけど悲しくなる
そんな六つの短編集でした。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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