加藤シゲアキさんの「傘をもたない蟻たちは」


無限の悲しみはどこまでも僕を埋め尽くす。
いまを生きる人々の「生」と「性」を浮き彫りにする6編の物語。


何でこんなに、面白いんだ。
言葉が持っている本物の孤独の力が心に染み渡る。

推薦コメント:園子温さん(映画監督)
~「帯紙」より~


傘をもたない蟻たちは BOOK


内容情報(出版社より)

雑誌等で発表済みの5編に加え、書き下ろし作品1編を収録。

ジャンルやタブーにとらわれることなく果敢にペンで挑戦を続ける加藤シゲアキの、
新たな才能が開花した6編を一気に味わえる初の短編小説集。




『染色』
充実した学生生活を送る美大生・市村の前に
天才的感性と不思議な魅力を持つ美優が突如現れた。
美大生の短くて激しい恋と、将来への葛藤を極彩色で綴る

『Undress』
エリートサラリーマン大西は、会社の駒として一生を終える気はなかった。
でも脱サラをしたとたん人生の歯車が狂い始め…。
男を取り巻く不条理な世界が綴られている。

『恋愛小説(仮)』
原稿の書き出しが夢の中で現実に起こってしまう
そんな奇妙なことに遭遇した男性作家が、その力?を利用して
理想のタイプの女性を夢の中に登場させようと試みるが…。

『イガヌの雨』
美味な生物・イガヌが突然空から降ってきた。
見た目はグロテスクだが超絶美味の内臓を持っている。
高校生の美鈴はイガヌを祖父から食べることを禁じられたのだが…。


『インターセプト』
自信家の男が同僚と賭けをした。
若くて魅力的な彼女を落とせば俺の勝ち。
自信家の男が用意した秘策とは!?

『にべもなく、よるべもなく』
二人の男子中学生の愛と性。
大人になることへの葛藤を、
関東の閉塞的な海辺の街を舞台に描く。





ドラマ版「傘をもたない蟻たちは」


傘をもたない蟻たちは ドラマ


(ストーリー)

“SF”しか書いたことがない純が背水の陣で
“恋愛”をテーマに小説を書くこととなり苦悩する。

そんな純のもとを幼なじみの村田啓介が訪れ、
啓介 との会話の中から、純は作家デビュー当時に、
熱狂的なファンが自分のゴミを持って帰ってしまった出来事を思い出す。
その出来事から着想を得てようやく
小 説「インターセプト」を書き上げるが


(CAST)
小説家:橋本純⇒桐山漣さん
純の幼馴染み:村田啓介⇒加藤シゲアキさん
編集者:館山⇒阪田マサノブさん
妄想のマドンナ:仲村安未果⇒足立梨花さん
純の中学時代の彼女:赤津舞⇒南沢奈央さん
純の地元の漁師:根津爺⇒竜雷太さん




ドラマを先に観ました。
なので、小説を読んでの感想が
“ドラマの脚本家って凄い!”…^_^;

何のつながりのない物語を上手くまとめ
ちゃんと一つの物語にした上、面白いなんて!

原作の良さがちゃんと描かれていました。


加藤シゲアキさんの最新作は短編集のうえ
かなりチャレンジした作品揃いでビックリ!

でもどちらかというと、長編の方が私の好みかな!?
短編は惹き込まれる前に物語が終ってしまう?

でも『インターセプト』はインパクトが強く
短編だからこそ描けた面白い作品でした。
『Undress』も違う意味でインパクトがあり衝撃的?

加藤さんの次回作も今から楽しみです。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_29




有川浩さんの「ラブコメ今昔」


乙女だってオタクだって
おっさんだって自衛官だって
ベタ甘ラブで何が悪い!
―「帯紙」より―




ラブコメ今昔


内容(「BOOK」データベースより)

「自衛隊員の皆さんに恋愛や結婚の経験談を語ってもらいたいんです」

二等陸佐・今村和久の前に現れたのは、
隊内紙の記者の元気娘・矢部千尋二等陸尉。

訊けば、夫婦の馴れ初めを、
コラムに掲載したいというのだが!?

「みっともない」と逃げる今村、ねばる千尋。
一歩もひかない攻防戦の顛末は―!?

様々な思いが交錯する、
自衛隊員の結婚を綴った表題作を含む、
十人十色の恋模様6編を収録した、
国を守る男女の本気印恋愛百景。




『ラブコメ今昔』
突っ走り系広報自衛官の女子が
鬼の上官に情報開示を迫るのは、
「奥様とのナレソメ」。
双方一歩もひかない攻防線の行方は?

『軍事とオタクと彼』
出張中新幹線の中で釣り上げた、
超かわいい年下の彼は自衛官。
遠距離も恋する二人にはトキメキの促進剤。
けれど……。

『広報官、走る!』
「広報官には女たらしが向いている」
と言われつつも彼女のいない政屋が、
仕事先で出会ったいい感じの女子。
だが現場はトラブル続きで……。

『青い衝撃』
旦那がかっこいいのはいいことだ。
旦那がモテるのもまあまあ赦せる。
しかし今度ばかりは洒落にならない事態が。

『秘め事』
よりによって上官の愛娘と恋に落ちてしまった俺。
彼女への思いは真剣なのに、
最後の一歩が踏み出せない。

『ダンディ・ライオン』
「ラブコメ今昔」では攻めに回った元気自衛官、
千尋ちゃんも自分の恋はいっこうにままならず……。



本書は『クジラの彼』に続く自衛隊ラブコメ短編集第2弾です!

『別冊・図書館戦争Ⅰ』ほどではないけれど!?
ベタ甘ラブコメ全開で楽しませてもらいました♡

有川さんのラブコメは家で読むことをお薦めします。
何故?
思わず出てしまう笑いをこらえられないこと必至!
なので電車内で読むと悲惨なことに…^_^;

でも6編とも心温まるステキな出会いを描いており
『秘め事』のような心に響く秀作も有で、
短編集とは思えないほど充実した内容でした。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_26




辻村深月さんの「水底フェスタ」


祝祭の夜には誰も死んではならない。

山奥の村で少年と女が出会う夜、
ダムに沈んだ過去と秘密が暴かれる―

復讐するためこの村に帰って来た。
ー「帯紙」よりー



水底フェスタ

内容(「BOOK」データベースより)

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。

突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、
村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。

だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。
辻村深月が描く一生に一度の恋。





辻村作品に出会ったのが『島はぼくらと』だったので
だからなのか、どうしてもハードルが高くなってしまい
多少なりとも爽快さを期待してしまう

でも、本書の読後の後味の悪さには言葉もなく…
著者は何を伝えたかったのだろう!?

帯紙に、“一生に一度の恋”とありましたが
登場人物の魅力もいまひとつで
恋愛にしても、ミステリーとしても
いまひとつ面白さが伝わらず残念でした。

ただ、じわじわと押しつぶされるような閉塞感
水の底に引きずり込まれるような重苦しさ
閉鎖的な村への嫌悪感は伝わりました。
著者がそれを伝えたかったのなら正解です!
嫌というほど伝わりました(^^)

映画『太陽の座る場所』も暗い物語だったので
もしかすると『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』が特別なの?

『ハケンアニメ!』は疾走感のある物語で最高に面白かった!
最新作の『朝が来る』はどうでしょうかね?

本屋大賞にもノミネートされているので
『朝が来る』に期待しましょう(^^)




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_24




瀬尾まいこさんの「図書館の神様」


この出会いは、神様のはからいとしか思えない!

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、
驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…
「垣内君って、どうして文芸部なの?」
「文学が好きだからです」
「まさか」!
…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、
思いがけないことばかり。

不思議な出会いから、
傷ついた心を回復していく再生の物語。
~「帯紙」より~




図書館の神様

内容(「MARC」データベースより)

アクシデントで夢をあきらめ、傷ついた心を抱え、
国語教師としてある高校に赴任したヒロイン清(きよ)。

彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。
どこからでも海の見える明るい高校で、
瑞々しい物語が始まる…。




図書館で、タイトルを観て思わず手に取りましたが
著者が『瀬尾まいこさんだ!』ということで即借り!

瀬尾さんの本を久々に読みましたが
『あ~なんて心に沁みる優しい物語なんでしょう』と
過去に読んだ本の印象まで思い出しました。

今までに読んだ瀬尾さんの作品。
『卵の緒』『天国はまだ遠く』『幸福な食卓』
『ありがとうさようなら』『温室デイズ』『優しい時間』
そして本書「図書館の神様」で7冊目です。

こんなステキな物語を紡ぎ出す作家さんを
忘れていたなんて…(>_<)



「図書館の神様」の主人公・清
過去の辛い出来事が清を変えてしまった…

辛い思いを抱えた登場人物たちが出会ったことで
お互いの存在が、しらずしらずのうちに相手を癒していく

人は誰でも心に何かしら抱えているもの
どんなに小さな傷でも痛いんです
心に刺さった棘の痛みを消すことは容易じゃない

清と垣内君の出会い、
清の優しい弟・拓実
保健室での、加藤さんと清の打ち明け話
そして山本さんのご両親からの清への手紙
…その全てが神様のはからい…

冷たくかたくなになった心を!?粋な神様のはからいで
ふんわりと温かくしてくれる

瀬尾さんの他の作品も読んでみたくなりました。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_21




有川浩さんの「別冊 図書館戦争Ⅰ」


武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート!
ベタ甘全開スピンアウト・別冊シリーズ第1弾!

≪CAUTION!≫
恋愛成分が苦手な方は
ご健康のために購入をお控え下さい。
(笑える!?~「帯紙」より~)


別冊 図書館戦争Ⅰ

内容(「BOOK」データベースより)

晴れて彼氏彼女の関係となった堂上と郁。
しかし、その不器用さと経験値の低さが邪魔をして、
キスから先になかなか進めない。

あぁ、純粋培養純情乙女・茨城県産26歳、
図書隊員笠原郁の迷える恋はどこへ行く―!?

恋する男女のもどかしい距離感、
そして、次々と勃発する、複雑な事情を秘めた事件の数々。

「図書館革命」後の図書隊の日常を、爽やかに、あまーく描く、
恋愛成分全開のシリーズ番外編第1弾。
本日も、ベタ甘警報発令中。




バカップル全開の育と堂上教官、正しくベタ甘で
「帯紙」の告知に間違いなし!

本編でも二人のバカップリは時々顔を覗かせていましたが
別冊にあたる本書では、その比じゃないですよ^_^;
スゴ~ク楽しませてもらいました♪

図書館戦争、小説はもちろんのこと
実写映画&アニメも観てしまうほど大好きなので
未読だった「別冊 図書館戦争Ⅰ」を
やっと読むことができ嬉しい限りです(^^)

でも本書を一番先に手にしていたら2冊目はなかったかも!?
(私が読んだ順です)
1.図書館戦争
2.別冊図書館戦争Ⅱ
3.図書館革命
4.図書館危機
5.別冊図書館戦争Ⅰ
出版順序を無視して読んでしまった^_^;

あと残るは『図書館内乱』のみ
是非、近いうちに読みたいと思います!




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_20




W座からの招待状「6才のボクが、大人になるまで。」


ひとりの少年の成長と家族の変遷の物語を
あっと驚く手法で描いて世界中で絶賛を浴び、
母親役のP・アークエットが第87回アカデミー賞助演女優賞に輝いた
珠玉の感動作。~WOWOWより~




6才のボクが、大人になるまで。

解説(「WOWOW」より)

「ビフォア」シリーズで知られるR・リンクレイター監督が、
コロンブスの卵的な卓抜な発想と、
彼ならではの息の長いタイムスパンで、
映画史上でもまれに見るユニークな本作を発表。

ひとりの少年が大人へと成長する姿と、
彼を取り巻く家族が変遷していくさまを、
ドキュメンタリーではなくあくまで劇映画として、
同一の主要キャストで実際に12年間もの長期にわたって撮影。

それを見守る観客にも、流れ行く歳月とともに
各登場人物が変化する様子を実感させてくれる、
時の結晶というべき傑作をここに生み出した。





内容(「WOWOW」より)

テキサスの町で、離婚した母親のオリヴィアと、
姉のサマンサと3人暮らしをする6歳の少年メイソン。
母親が大学で学び直すことを決意し、
やがて3人はヒューストンへと移住。

そこでオリヴィアはビルという男性と新たな恋に落ち、
前妻との間に2人の子どもを持つ彼と再婚。
かくしてメイソンの家族は一気に増えるが、
ビルのDVのせいで母親の結婚はまた失敗に終わるなど、
思春期のメイソンは、さまざまな人生の試練にさらされる。





(CAST)
メイソン⇒エラー・コルトレーン
オリヴィア⇒パトリシア・アークエット
メイソン・シニア⇒イーサン・ホーク
サマンサ⇒ローレライ・リンクレイター
トミー⇒イライジャ・スミス


監督・脚本・製作⇒リチャード・リンクレイター
製作⇒キャスリーン・サザーランド /ジョナサン・セリングほか
撮影⇒リー・ダニエル/シェーン・ケリー

原題 『Boyhood』
製作年⇒2014年
製作国⇒アメリカ
内容時間⇒166分


受賞歴
第64回 (2014年) ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
第87回 (2014年) アカデミー賞 助演女優賞[パトリシア・アークエット]
他多数


WOWOWの「W座からの招待状」枠で放送された映画
「6才のボクが、大人になるまで。」

物語の内容よりも、映画を撮影した手法に驚愕!
まるで「北の国から」の3時間凝縮版!?のような映画でした。

実は、映画を観ている時には
登場人物の成長に合わせ
似た俳優をよく揃えることが出来たな?と思い
観ていたのですが…
まさか同一人物だったとは!!
ホント、ビックリ!
同一人物だと気付かなかった自分にもビックリでしたが^_^;





テーマ : 洋画    ジャンル : 映画
 2016_02_19




桐谷美玲さん主演の「恋する・ヴァンパイア」


桐谷美玲とA.B.C-Zの戸塚祥太が共演した
青春ファンタジーラブストーリー。

正体を隠して人間界に生きるヴァンパイアの少女が、
人間の青年と許されない恋に落ちる。

~WOWOW~


恋するヴァンパイア MOVIE


解説(「WOWOW」より)

吸血の欲望を抑え込み、
人間世界で生きることを選択したヴァンパイア一家の娘が、
8年ぶりに再会した幼なじみの青年に恋してしまう。
2人が結ばれるには、正体を明かして
彼をヴァンパイアにするしかないのだが……。

「女子ーズ」「ヒロイン失格」などの人気女優、桐谷美玲が主演する
青春ファンタジーラブストーリー。
アイドルユニットA.B.C-Zの戸塚祥太が青年役で共演。
他、香港からイーキン・チェン、台湾からモン・ガンルー、
韓国からチェ・ジニョクとアジア各地の俳優が豪華に共演した。




内容(「WOWOW」より)

人間と共存して生きる道を選んだ
ヴァンパイア一族の娘として生まれたキイラ。

あるとき彼女は、好奇心から禁じられた外出をし、
人間の少年、哲と知り合う。
彼に淡い恋心を抱くキイラだったが、そんな矢先、
彼女の両親が人間と敵対するヴァンパイアたちに殺されてしまう。

それから8年。
人間の町でベーカリーを営む親類に引き取られたキイラは、
偶然哲と再会する。
彼女は想いを再燃させる一方で、
許されない人間との恋に思い悩む。


(CAST)
キイラ⇒桐谷美玲さん
哲⇒戸塚祥太さん
力彦⇒田辺誠一さん
まりあ⇒大塚寧々さん
ナツ⇒三戸なつめさん
デレック⇒イーキン・チェンさん
宗二郎おじいちゃん⇒柄本明さん


監督・脚本⇒鈴木舞さん
撮影⇒梅根秀平さん
音楽⇒安藤禎央さん

製作年⇒2015年
内容時間⇒103分




鈴木舞さん原作「恋するヴァンパイア」


恋するヴァンパイア BOOK


内容(「BOOK」データベースより)

2015年4月公開の映画『恋する・ヴァンパイア』の原作小説。

日本で唯一のヴァンパイア一家に生まれた伴キイラは、
ヴァンパイアであることを誰にも知られないようにひっそりと生きていた。
二十歳になったある日、キイラが十二歳の頃に想いを寄せていた
初恋の人・哲と偶然の再会を果たす。

想いを伝えたいけど、自分がヴァンパイアであることは知られたくない。
そんなキイラのジレンマが二人の恋の前進を妨げる。
そんな中、横浜でヴァンパイアによる凶悪な事件が起こる。
人間とヴァンパイアは、共存できないの?
心痛めるキイラが選んだ道は…禁断の恋物語。




韓国ドラマ『相続者たち』で主人公の兄役を演じた
チェ・ジニョクさんも出演しているということで
「恋する・ヴァンパイア」WOWOW放送を予約して観ました。
でも、期待のチェ・ジニョクさんの役柄が今ひとつ
ホントはもっとカッコイイのに…(>_<)

他にも、香港のイーキン・チェンさんや、
台湾のモンガン・ルーさんも出演しており
国際色豊かな俳優陣に期待しすぎたからか?

SF、ラブロマンス、ファンタジー、ホラー
どっちつかずの内容で少し残念な映画に…^_^;

でも、主演の桐谷美玲さんが可愛い~♡
なので、美玲さんをみるだけでもいいかも!?

A.B.C-Zの戸塚祥太さんフアンの皆さまへも、お薦めです(^_-)-☆






テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2016_02_18




柚木麻子さんの「あまからカルテット」


女子校時代からの仲良し四人組も、いよいよ三十歳目前。
恋に仕事に押し寄せる悩みを、
美味しい料理をヒントに無事解決へ導けるか!?




あまからカルテット



内容(「BOOK」データベースより)

女子中学校の頃から仲良し四人組の友情は、アラサーの現在も進行中。

ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子は、
それぞれ容姿も性格も違うけれど、恋に仕事に悩みは尽きず…

稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせちなど
美味しいものを手がかりに、無事に難題解決なるか!?




本書の売りは?なんといっても食べ物の描写につきる!?

表紙の写真からも分かるように”美味しそう”なので
お腹がすいている時に読むと結構辛いかも?
特に夜中に読むのはやめた方がいいですね^_^;
本文にレシピの描写もあり、味も想像できるので?尚更食べたくなる!?


『恋する稲荷寿司』⇒ピアノ講師・咲子の物語
オクテの咲子が花火大会で出会った憧れの君を探せ!
ヒントは、タッパーに残った稲荷寿司のみ!?

『はにかむ甘食』⇒料理上手な主婦・由香子の物語
主婦・由香子がネットバッシングされたことでひきこもりなってしまい
そんな由香子の窮状を救うため、3人はノンちゃんを探すことに!

『胸さわぎのハイボール』⇒美容部員・満里子の物語
満里子の彼の発したひと言
「ユキコー、ハイボールおかわり!」
美貌の満里子に強敵あらわる?

『てんてこ舞いラー油』⇒編集者・薫子の物語
完璧主義者・薫子の唯一の弱点は、家事。
会社の同僚バキさんと結婚した薫子
中庭の素敵なマンションに引っ越してきたのはいいけれど
マンションの住人や姑とのやりとりが薫子を追いこむ?

『おせちでカルテット』⇒4人それぞれの物語
大雪の大晦日、はなればなれの親友を襲った災難とは?
家事の苦手な薫子の為に、大晦日の夜は
4人揃っておせちを作るはずだったのだが…。


本書は、4人に起こる様々な問題を
食をメインに次々に解決していく連作短編集です。が、
仲良し4人組の物語よりもレシピに気がいってしまうのは何故?
柚木さんって、食べ物の描写が上手いんですよね
特に稲荷寿司編では、作ってみようかな?と思ってしまうほど

ただ『ランチのアッコちゃん』シリーズのような
心にグッと迫ってくる物語ではなかった
アッコちゃんシリーズを期待して読んだので
私としては少し物足りなかったかな…^_^;

でも読後感はさっぱりしているので
電車での移動中など軽く読みたいときにお薦めです(^_-)-☆





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_17




さだまさしさんの「茨の木」


気づかれないほど小さくとも、
植物には必ず花が咲く。
人にも、きっと――。

突然逝った父、喧嘩別れした兄、
ロンドンで邂逅した「初恋の人」

父の形見のヴァイオリン作者を尋ねる旅が教えてくれたのは、
かけがえのない家族の絆と、人を愛するということだった。

「もうこんでよか」
それが、最後に聞いた父の言葉だった。
             ~「帯紙」より~



茨の木

内容(「BOOK」データベースより)

四十八歳の真二は、二年前に編集者の仕事を辞め、妻とも離婚していた。
そんな彼の元に、半年前、父の葬儀で喧嘩したきりの兄・健一郎から、
突然父の形見のヴァイオリンが届く。

そのヴァイオリンを修理に出した直後、健一郎の病を知る。
兄の思いをはかった真二は、ヴァイオリンの作者を求めてイギリスを訪れ、
そこでガイドとして現われた響子に、初恋の女性の面影を重ねるのだった。

多くの人の親切に助けられ、ついに辿り着いた「父の背中」と、
そこで真二が見たものは…。 待望久しい感動の長篇小説。





久々にさだまさしさんの本を読みました。

さださんの本は、『精霊流し』『解夏』も読みましたが
本作も含め、”感動の涙なしには読めない!”
小説家・さだまさし凄いです!
もちろん歌手&MCのさださんも凄いですけどね(^_-)-☆

私は、グレープ時代からさださんの曲が大好きで
ずっと聴いているのですが、正しく言葉の魔術師ですよね!
本書でも、内容はもちろんですが言葉の美しさに魅せられました。

そして、さださんの作品は登場人物がとても丁寧に描かれているので
物語の世界へとすっとはいっていける
本書も一気読みしてしまいました。

登場人物の中でのお気に入りは、マリーさんと花子ちゃん
二人のキャラが物語に潤いを与えたのでは!?
真二や響子の抱えている問題が重苦しい内容であるだけに
マリーさんのユーモア&機転と
花子ちゃんの天真爛漫さに救われましたね(^^)

真二、響子、花子、三人のその後も気になりますが
そして真二の兄との再会も・・・でも物語はそこまでは描いておらず
余韻のあるエンディングでした。

前向きな余韻を残しての幕引きに!?
さださん、流石です!上手い!!






テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_16





中央揃えの文字列が面白くて(^^)
テンプレートを変えてみましたが・・・見ずらいかな?

また元に戻る可能性もありますが
しばらくはこちらを使用しますね(^_-)-☆



 2016_02_15




広末涼子さん主演映画「桜、ふたたびの加奈子」


事故で亡くした娘の生まれ変わりを信じ、再会を待ち望む母親と、
そんな彼女を見守る夫の愛を描いた感動作。

新津きよみの小説を、広末涼子と稲垣吾郎の豪華共演で映画化。
                     ~WOWOW~


桜、ふたたびの加奈子 MOVIE

解説(「WOWOW」より)

新津きよみの小説「ふたたびの加奈子」を、
初監督作「飯と乙女」で注目された栗村実が映画化した奇跡の物語。

突然の事故で命を落とした幼い娘が
いつか生まれ変わって帰ってくると信じ続ける母親の、
切なくもいちずな想いを綴る。

広末涼子が、亡き娘に変わらぬ愛情を注ぎ続けるヒロインに扮し、
夫役の稲垣吾郎が静の演技で広末の熱演を受け止める。
狂気とも取れるヒロインの行動を優しく見つめ、
深い感動を呼ぶ佳作に仕上がった。




内容(「WOWOW」より

桜の季節、容子は小学校入学を控えた最愛の娘・加奈子を
事故で失ってしまう。
自分を責める彼女は自殺を図るも未遂に終わり、
加奈子の魂が近くにいると感じ始める。

だが、娘が生きているかのように振る舞う容子の姿に、
夫の信樹は妻が現実を受け入れられないでいると不安を募らせる。
そんなある日、容子はシングルマザーとなることを決意した
女子高生・正美と出会い、その赤ん坊こそ
加奈子の生まれ変わりだと信じるのだが……。




(CAST)
桐原容子⇒広末涼子さん
桐原信樹⇒稲垣吾郎さん
野口正美⇒福田麻由子さん
東山直也⇒高田翔さん
富永松代⇒江波杏子さん
砂織⇒吉岡麻由子さん


監督⇒栗村実さん
製作⇒小崎宏さん ・飯島三智さん・亀山千広ほか
脚本⇒栗村実さん
撮影⇒ニホンマツアキヒコさん

製作年⇒2013年
内容時間⇒106分




新津きよみさん原作「ふたたびの加奈子」


ふたたびの加奈子 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

五歳になる一人娘の加奈子を交通事故で亡くした桐原容子は、
夫の信樹と“加奈子の魂”の三人で暮らしていた。
容子は食事の時も、外出する時も、いつも“加奈子の魂”と一緒だった。

だが、そんなある日、“加奈子の魂”は転生の場所を見つけたらしい。
妊娠三ヶ月の主婦・野口正美の身体だ。
容子は、ひたすら正美の出産を心待ちにするが、
そこには意外な現実が待っていた…。
愛する子を失った母親の深い悲しみと、
魂の“転生”が驚くべき結末をもたらす、感涙必至の長篇小説。





原作を読んでいなかったので、映画の中半までかなり辛かった
途中で観るのをやめようかなと思ったほど…
でも広末さんの演技の凄さにつられ
どうにか最後まで観ることがました。

最後まで観て正解でした!
途中で観るのを諦めていたら
後味が悪いまま悲しみだけが残っていたと思う。


前半のシーンとラストが繋がっている!
リインカーネーションを扱った映画だからなのか
映像や物語も循環しており
1度観ただけでは分からず・・・?
2度観て、『あのシーンはこういうことだったのか』と納得しました(^_^)v

映画のストーリーは全般的に暗く重いのですが
桜の花や水の流れで時間軸の変化を描いており
その映像を挿入することで緩衝材になっていたように思います。
特に桜のシーンは綺麗でした。

余談ですが、音楽はあの佐村河内守さんだったんですね
映画の内容がかなりハードだったので
音楽はあまり印象に残っていないのですが
弦の音色が美しかったのだけは覚えています^_^;





テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2016_02_14




「レイクサイドマーダーケース」




東野圭吾の原作を青山真治監督が映画化した話題作。

湖畔の別荘で、ある殺人事件が発生。
必死でその隠蔽を図る現場当事者たちの舞台裏には
過熱化する“お受験”があった…。
         ~WOWOW~



レイクサイドマーダーケース MOVIE

解説(「WOWOW」より」

発表する小説が相次いで映画・TV化されている人気作家の東野圭吾。
本作は、さまざまなミステリー小説ベスト10で好評だった
傑作ベストセラー「レイクサイド」を、
「EUREKA ユリイカ」などの鬼才・青山真治監督が映画化した話題作。

役所広司を筆頭に、薬師丸ひろ子、豊川悦司、柄本明等々、
人気実力派のキャストがずらりと顔をそろえて息詰まる演技対決を披露し、
現代の空無化した親子関係や夫婦関係のあり方を鋭く浮き彫りにした。



内容(「WOWOW」より)

有名中学への受験を目指す3組の親子が、
カリスマ塾講師の津久見を招いて湖畔の別荘で受験合宿を開くこととなり、
アートディレクターの並木も、目下別居中の妻・美菜子、
娘の舞華とともにこれに参加する。

ところがそんなある日、並木の仕事仲間で愛人でもある英里子が
不意に別荘に姿を見せた末、何者かに殺されるという事件が発生。
自分が殺したと美菜子が告白するが、
スキャンダルを恐れた他の連中は必死で事件の隠蔽を図り……。


(CAST)
並木俊介⇒役所広司さん
並木美菜子⇒薬師丸ひろ子さん
藤間智晴⇒柄本明さん
藤間一枝⇒黒田福美さん
関谷孝史⇒鶴見辰吾さん
関谷靖子⇒杉田かおるさん
津久見勝⇒豊川悦司さん
並木舞華⇒牧野有紗さん

監督・脚本⇒青山真治さん
脚本⇒深沢正樹さん
プロデュース⇒仙頭武則さん
撮影⇒たむらまさきさん・池内義浩さん
音楽⇒長嶌寛幸さん

製作年⇒2004年
内容時間⇒119分




東野圭吾さんの原作『レイクサイド』


レイクサイド BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

妻は言った。 「あたしが殺したのよ」
―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。

四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。
親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。
が、事件の周囲には不自然な影が。

真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。




原作はだいぶ前に読み、映画も上映当時に観ていましたが
WOWOWで放送された際予約していたので再度観ることに。

久々に観た印象は、薬師丸ひろこさんの目の演技が凄い!(^^)

内容は知っていたので、今回は演技や背景を意識して観ることができ
一度目よりは深読み出来たかも?
例えば並木が車から電話をしている時横切った人影
ジャージではなくジャケットを着ていた?
玄関に並べられていた子供たちの靴をみて
先生も一緒にゲームをしているよね?先生の靴はどこに?
犯人探しとは関係ないかもしれませんが気になりました。

本作は、東野作品としては珍しく結末がぼやけていて
真犯人が誰なのかは憶測の域をでず
原作でも映画でも明かされません。

あえて犯人をミスリードさせているのかな?
東野さんは誰を犯人だと決めていたのかしら?

何も無かったことで終わるのは腑に落ちなかったので
映画でのラストシーンには納得です。
(原作のラストを覚えていない^_^;)



テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2016_02_10




東野圭吾さんの「夢幻花」


黄色いアサガオだけは
追いかけるな。

「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」
と著者自が語る会心作!
          ~「帯紙」より~



注:多少ネタバレ有です^_^;


夢幻花

内容(「PHP研究所」より)

独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。
遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、
庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。

ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。
その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、
事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。

西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件の謎を追うが、
そこには別の思いもあった。




プロローグ1
1960年代に起こった殺人事件。
真一と和子夫妻は、刀を持った男に突然襲われ
真一は和子たちを守るように立ち塞がり
和子は蹲り娘を抱いた。

プロローグ2
毎年家族揃っていく朝顔市。
蒼太はそこで偶然孝美と出会い意気投合し
その後もメールでやり取りをする仲に
でも孝美は突然、メールも会ったりするのも終わりにすると
一方的に宣言して電話を切った。

本編
アマチュアロックバンドで活躍中の梨乃の従兄弟・尚人が自殺した。
そして祖父・秋山周治までもが何者かに殺されてしまう。
生前祖父が趣味で育てている花の写真を
ブログに載せる手伝いをしていた梨乃は
祖父が大事に咲かせた植物の鉢が亡くなっていることに気付く
もしかしたら祖父はその花の為に殺された?
自分なりに調べてみることに・・・
謎の黄色い花の写真をブログに載せた翌日
蒲生要介から花の写真を削除した方がいいと告げられ
その後出会った要介の弟・蒼太と協力して黄色い花の謎を追うことに。


本編ではさまざまな出来事が次々に起こるのですが
その出来事が2つのプロローグとどう繋がっていくのか?

先が知りたくて頁を捲る手を止められず一気読みでした!


ラストのエピローグで蒼太が言った言葉が重く心に響き
『世の中には負の遺産というのがある』
『それが放っておけば消えてなくなるものなら、
 そのままにしておけばいい。
 でもそうならないのなら誰かが引き受けるしかない。
 それが俺であっても構わないだろ』

そのことを伝えたくて東野さんは「夢幻花」を書かれた?

その言葉の意味は本書を読まないと伝わらないと思うので
気になる方は是非読んでみてください。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_09




湊かなえさんの「リバース」


「人殺し」と書かれた告発文。
唯一の闇を、告白するときがきた。

深瀬和久は平凡を絵に描いたようなサラリーマンで、
趣味らしいことといえばコーヒーを飲むことだった。

その縁で、越智美穂子という彼女もできて
ようやく自分の人生にも彩りが添えられる。
と思った矢先、謎の告発文が彼女に送りつけられた。

そこにはたった一行、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた。
深瀬を問い詰める美穂子。
深瀬は懊悩する。
ついに“あのこと”を話す時がきてしまったのか、と。
                 ~「帯紙」より~




リバース

内容紹介

深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。
今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、
平凡を絵に描いたような男だ。
趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、
敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。
そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。
それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。
豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。
深瀬は毎日のようにここに来ている。

ある日、深瀬がいつも座る席に、
見知らぬ女性が座っていた。
彼女は、近所のパン屋で働く越智美穂子という女性だった。
その後もしばしばここで会い、
やがて二人は付き合うことになる。
そろそろ関係を深めようと思っていた矢先、
二人の関係に大きな亀裂が入ってしまう。
美穂子に『深瀬和久は人殺しだ』という告発文が入った手紙が
送りつけられたのだ。だれが、なんのために――。

深瀬はついに、自分の心に閉じ込めていた、
ある出来事を美穂子に話し始める。
全てを聞いた美穂子は、深瀬のもとを去ってしまう。
そして同様の告発文が、ある出来事を共有していた
大学時代のゼミ仲間にも送りつけられていたことが発覚する。
”あの件”を誰かが蒸し返そうとしているのか。
真相を探るべく、深瀬は動き出す。



私にとって本書「リバーズ」は
今までに読んだ湊作品の中で一番衝撃が大きかった
読後もかなり引き摺りました…^_^;

今までの湊作品では、人の持つ悪意を
意図して、あるいは無意識に相手にぶつけてしまう
そんな作品が多かったのですが
本作では思いもよらないことで
大切な友人を失うことに…
それは誰の身にも起こりうること
ラストのひと言に凍りついてしまい絶句

ネタバレになるので詳しくは書けませんが
日常に潜む恐怖に戦慄した作品でした

湊さんは警鐘を鳴らすために本書を書いたのかしら!?
知らないとホントに怖いですからね

何が怖いのか伝えられずスミマセンm(__)m
気になる方は、是非「リバース」を読んで下さい




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_07




伊坂幸太郎さんの「首折り男のための協奏曲」


殺し屋の事情、黒澤の窮地、クワガタの憂鬱―

首折り男は首を折り、
探偵は物を盗み、
小説家は物語を紡ぎ、
あなたは―、この本を貪り読む!

「首折り男」に度肝を抜かれ、
「初恋」に惑って「怪談」に震え、
「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。
「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となる―

全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで
出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル!

技巧と趣向の奇跡的な融合
          ~「帯紙」より~



首折り男のための協奏曲

内容(「BOOK」データベースより)

「首折り男」に度肝を抜かれ、「初恋」に惑って「怪談」に震え、
「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。

「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となる―
全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで
出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル!



『首折り男の周辺』
『濡れ衣の話』
『僕の舟』
『人間らしく』
『月曜日から逃げろ』
『相談役の話』
『合コンの話』

以上の7つの短編からなる本書ですが
7つの物語を1冊の本に纏めた経緯が本編の最後に記されていました。

『この本は、いくつかの雑誌のために書いた短編をまとめたものです。
それぞれ、「恋愛ものを」であるとか、「怪談話を」であるとか
そういった依頼に合わせ書いていったものなので
一つにまとめることは念頭になかったのですが、
改めて並べ直し、手を加えていくと、
緩やかに繋がりができ、「首折り男なる人物の話であったものが、
いつの間にか黒澤という泥棒の話に変化していき、
それがまた首折り男に繋がり」という不思議な本になりました。・・・略』
―伊坂さんの言葉を抜粋・引用―

なるほど・・・いつもの伊坂作品とは趣向が違い
パズルのピースを当て嵌めるような
かっちりとした纏め方になっていなかったのも納得

連作のようで連作でない?つかみどころのない不思議な物語
でも何となく惹きつけられてしまい頁を捲る手が止まらず
結局一気読みしてしまいました(^_-)-☆




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_06




橋本愛さん主演映画2本、「 リトル・フォレスト 夏・秋」
            「リトル・フォレスト 冬・春」



※イントロデュース、解説、内容説明は「WOWOW」より引用

「 リトル・フォレスト 夏・秋」
五十嵐大介の人気漫画を、「寄生獣」2部作の橋本愛主演で映画化。
都会から故郷の集落に戻ってきたヒロインが過ごす、
ほぼ自給自足のスローライフを季節ごとに綴る。

「リトル・フォレスト 冬・春」
橋本愛主演で映画化したスローライフムービーの第2弾「冬・春」編。
東北の厳しい冬と雪解けの春を通じ、ヒロインが自分自身を見つけていく。



リトルフォレスト MOVIE


「 リトル・フォレスト 夏・秋」

(解説)
連続テレビ小説「あまちゃん」で全国区の人気女優となった
橋本愛を主演に迎えたスローライフムービー。
東北の小さな集落を舞台に、ほとんど自給自足の生活を送る
ヒロインの日常と、都会から戻った彼女が
“食”を通じて人生を見つめ直す姿を綴る。
五十嵐大介の漫画を原作に、夏秋冬春の4編が連作され、
「夏・秋」編、「冬・春」編と2作ごとにまとめられて公開された。
橋本扮するいち子と周囲の人々の交流、そして劇中登場する数々の料理、
どちらも素朴で派手さはなくとも、心の芯まで温まるような滋味にあふれる。

(内容)
東北。買い物一つするにも苦労するような山間に位置する小さな集落・小森。
都会に出たものの、自分の居場所を見つけられなかったいち子は、
長らく空き家になっていた実家に戻ってひとり暮らしを始めた。
食べる物のほとんどは自ら田畑を耕して作った米や野菜、
あるいは山で摘んだ山菜などという自給自足に近い生活を送る中で、
いち子は高校時代にふと失踪した母の福子を思い出す。
いち子が作る料理のほとんどは母の再現だったのだ。


(CAST)
いち子⇒橋本愛さん
ユウ太⇒三浦貴大さん
キッコ⇒松岡茉優さん
シゲユキ⇒温水洋一さん
福子⇒桐島かれんさん
いち子の元カレ⇒南中将志さん
おじいさん⇒山形吉信さん

製作年⇒2014年
内容時間⇒112分



「リトル・フォレスト 冬・春」
(解説)
橋本愛主演、スローライフムービーの第2弾。
四季折々の暮らしを綴った4連作のうち、
冬編と春編の2作がカップリングされている。
前作・秋編のラストで失踪した母からの手紙を受け取ったヒロインいち子。
母と暮らした過去に想いをはせる彼女は、
一緒にいたときには気付けなかった母の愛と苦労を知ることに。
親友との小さないさかいや人々との触れ合いを通じ、
故郷に根を張っていくヒロインの姿が静かな感動を呼ぶ。


(内容)
東北の山間にある小さな集落・小森。
かつて母と暮らした実家に、今はひとりで暮らすいち子は、
冬の準備に余念がない。
雪に埋もれ、外出もままならない冬のため、
薪を割り、保存食を作り、野菜や根菜を貯蔵する。
そんなある日、いち子は仕事の悩みを話していた親友のキッコと
ささいなことから衝突、キッコから
「他人と向き合ってないのは自分じゃないか」と責められてしまう。
都会から逃げてきたいち子はその言葉に心を揺らし……。

(CAST)
いち子⇒橋本愛さん
ユウ太⇒三浦貴大さん
キッコ⇒松岡茉優さん
シゲユキ⇒温水洋一さん
福子⇒桐島かれんさん
ウィリアム⇒イアン・ムーアさん
キッコの祖父⇒岩手太郎さん

製作年⇒2015年
内容時間⇒121分

リトル・フォレスト(夏・秋)(冬・春)
監督:脚本⇒森淳一さん
撮影⇒小野寺幸浩さん
音楽⇒宮内優里さん





自然の恵みを食べて、生きる力を充電する春夏秋冬の4部作。
心が洗われるような映画でした。

主人公・いち子の農作業姿が逞しく
そして料理する姿は眩しくて美しい!
いち子の田舎での暮らしを観ていると
スローライフへの憧れがむくむくと芽生えてきて
とはいえ都会暮らしは止められない・・・
自給自足は厳しいよね!
でも、旬の食べ物を美味しく頂く工夫は真似することはできるかも?
そんな自問自答をしながら映画を観ていました^_^;

都会に住んでいると季節を感じる心の感性が鈍ってくる
せっかく四季の美しい日本で暮らしているのに・・・それは勿体無いよ
そんな風に感じさせてくれる映画でした。

映像が綺麗なので癒されますよ(^_-)-☆




テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2016_02_05




加藤シゲアキさんの「閃光スクランブル」


夜7時、渋谷スクランブル交差点。
女性アイドルとパパラッチ ―
心に傷を負った者同士が、本当の居場所を求め
踏み出す一歩から始まる愛と再生の物語。



注:多少ネタバレ有!未読の方はスルーして下さい。


閃光スクランブル BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

5人組の女性アイドルグループ、MORSEのメンバー・亜希子は、
年の離れたスター俳優の尾久田と不倫関係にある。

パパラッチの巧は、ゲームに熱中するかのように
亜希子のスクープを狙っていた。

MORSEに押し寄せる世代交代の波に自分を失いかけている亜希子と、
最愛の妻を失くして、空虚から逃れられない巧。

最悪と思われた出逢いは思いがけない逃避行となって…。
夜7時、渋谷スクランブル交差点、瞬く光の渦が2人を包み込む―。




加藤シゲアキさんの作品を読むのは3作目ですが
こちらも期待を裏切らずとても面白かったです。

デビュー作の「ピンクとグレー」と同じく
芸能界の裏側を描いた作品ですが
前作からさらにパワーアップした!?
アイドル作家ではなく、正しく小説家・加藤シゲアキ!ですね。
これからの作品もホント期待大です!!


本書「閃光スクランブル」の主人公は
過去のトラウマから抜け出せずにいる巧と亜希子。

その二人の出会いを、パパラッチとアイドルの立場で描き
敵対するであろう二人が出会ったことで
お互いの傷を癒し再生へと向かっていく―。

その過程の描き方が上手い!
スピーディーなストーリー展開の中で、
登場人物の心の機微もしっかりと描かれており
最後まで物語の世界に入り込んで読むことができました。

ラストシーンで亜希子が歌う『さよならオルフェウス』に
その後の二人の未来を描いている!?
お洒落なラストシーンでしたね(^_-)-☆

ドラマ化された『傘をもたない蟻たちは』も読むのが楽しみです。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_01




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