宮部みゆきさんの「悲嘆の門」

※ネタバレありです!未読の方はスルーして下さいねm(__)m


「悲嘆の門(上)」

「怖いよ。 怪物がくる!」
死体を切り取る戦慄の殺人事件発生。
それは、新宿の廃ビルに現れた―

ネットに溢れる殺人者の噂を追う大学一年生・幸太郎。
〈動くガーゴイル像〉の謎に憑かれる元刑事・都築。
人の心に渇望が満ちる時、姿を現すのは?

ベストセラー『英雄の書』に続く待望の長編。ついに刊行!
                ~(上巻)帯紙より~


悲嘆の門(上)

内容(「毎日新聞社」より)

ネット上に溢れる膨大な言葉を、主人公・三島孝太郎は追っている。
退屈な大学生活を送る孝太郎がはじめたアルバイトは
「サイバー・パトロール」というものだった。

現在手がけているのは、日本中を震撼させている連続殺人事件。
遺体の一部を切り落とすという残忍な犯行で、
ネット上の手がかりを、調べ上げるのだ。

そんな中で起きた、同僚・森永の謎の失踪。
森永は、新宿のホームレスが次々と姿を消すという
奇妙な事件に興味を抱いていた。
孝太郎は、森永の足跡が途絶えた、ある廃墟ビルの周辺で
「巨大な鳥」の目撃談が相次いでいることを知る。

ホームレスのひとりは、目撃した後に姿を消した。
近隣のアパートで保護された少女は、絵に描いた。

少女が見た「怪物」の絵――孝太郎はそれが、
ビル屋上に設置されたガーゴイル像そのものであることに気づく。

連続殺人事件に気がかりなものを感じている元刑事・都築茂典は、
日々テレビニュースから目を離せない。

退職してからも、刑事気質から抜け出せない都築のもとに、
町内の仲間が相談に訪れた。

近所の廃墟ビルの様子がおかしい。
屋上に設置されているガーゴイル像が、
ある日を境に、少しずつ姿を変え、動いているというのだ。

森永失踪の手がかりを求め、
孝太郎はビルを泊まり込みで調べることにする。
動く像という謎にはまりこんだ都築もまた、
同じ日の夜、廃墟ビルへ向かった。
暗闇の中で対面する、大学生と元刑事。
一悶着の末、屋上にのぼった二人が目にした光景は、
信じられないものだった。

ホームレスの老人が目撃したような、
少女が描いたような、おそらく森永も目にしたであろう、
この世のものではないものが、姿をあらわしたのだ・・・・・・。




「悲嘆の門(下)」

思うままに、悪を狩れ!
憎しみに染められていく世界。
いま「悲嘆の門」が開く―

最高傑作誕生。
このめくるめく結末に震撼せよ。

「連続殺人魔」の正体は?
「悲嘆の門」とは?
圧巻の終章に向けて物語は加速する!

「おまえたちの世界には、
 私以上の怪物が満ち溢れているぞ」
          ~(下巻)帯紙より~

悲嘆の門(下)

内容(「毎日新聞社」より)

<輪(サークル)>と呼ばれる異世界から、なぜ、それは現れたのか。
目的は何か? 進行する連続殺人事件の行方は?

……壮大な世界観を抱きながら、現代のネット社会をモチーフに、
いくつものミステリーを織り込み、私たちはなぜこの世界に生まれ、
生きているのか、問うてやまない感動のラストに向けて一気につきすすむ。

西新宿の廃ビルから次元が壊れていく。
憎しみが世界を赤く染めていく。
愛する人を奪われた孝太郎の眼前で開かれる「悲嘆の門」とは何か?!




「悲嘆の門(上)(下)」、とても勢いのある物語でした。
読み始めると頁を捲る手を止められない!
上下巻、一気読みでした(^^)

ただ本書を、ミステリーと思い込み読み進めると
肩透かしを食らうかも?

中盤まではミステリー色が強いのですが
後半に向けファンタジーの世界へと傾斜していく。

ラストはファンタジーで完結するので
宮部ミステリーを期待している方には物足りないかも?

私は、前作の『英雄の書』を先に読んでいたので
宮部ファンタジーとして本書も楽しむことができました(^_^)v

ただ扱われていたテーマがネット社会だったので
ファンタジーではない方で読んでみたかったのが正直な気持ちです。
ヒューマンサスペンスとして最後まで描かれていたら
宮部作品の(私が選ぶ)BEST1『火車』を越えていたかも?





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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