夏川草介さんの「神様のカルテ3」


「医者をなめてるんじゃない?
 自己満足で患者のそばにいるなんて、
 信じられない偽善者よ」

青年医師・栗原一止に訪れた、最大の転機!
                  ~帯紙より~




神様のカルテ3

内容(「小学館」より)

自己満足で患者の傍にいるなんて偽善者よ。

栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の
本庄病院で働く内科医である。

医師不足による激務で忙殺される日々は、
妻・ハルの支えなくしては成り立たない。

昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、
本庄病院残留を決めた一止だったが、
初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。 

夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、
内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、
経験も腕も確かで研究熱心。
一止も学ぶべき点の多い医師だ。
 
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、
急患であっても受診しないのだった。

抗議する一止に、小幡先生は
「あの板垣先生が一目置いているっていうから、
どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、
ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる
偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。

彼女の医師としての覚悟を知った一止は、
自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。

そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。




神様のカルテ3も、やはり涙なくしては読めない…
前回の反省から!?本書はちゃんと自宅にて読みました。(正解!)


小幡先生の「医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの。」
その言葉が一止の背中を押すことになるのですが
著者自身が医者であるからこそ、重く突き刺さる言葉でした。
患者の立場としては、全ての医者がそう感じていると信じたいです。
無知であることに気づけない医者がいるとしたら怖いですよ…。


読みながら、医療関係者の方々の苦悩や大変さが伝わってきて
おもわず、『コンビニ受診を決してやりません!』と心の中で叫んでいる?


本書では、医療ミスや、診察拒否等も描かれ
全体的に、重苦しい空気が通奏低音のように流れており
一止ではないけれど頭痛がしてきそうに…!?
でも、魅力的な登場人物達の存在が
特にハルの妖精のような透明さが
物語に浮遊感、清涼感を与えてくれて
読後は思いのほか爽やかな気持ちになれました。


『神様のカルテ0』も是非読みたいのですが
夏川さん、3の続きも出版お願いしますm(__)m







テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_31




吉田羊、吹石一恵、徳永えり共演の「六月燈の三姉妹」



鹿児島県を舞台に、
シャッター商店街で営業を続ける老舗の和菓子店と、
それぞれ悩みを抱えた店の三姉妹が織り成す人間模様を綴る。
                    ~WOWOW~



六月燈の三姉妹

解説(「WOWOW」より)

「半落ち」「日輪の遺産」などの佐々部清監督が、
劇作家・水谷龍二の作・演出による同名舞台を映画化した人情コメディ。

鹿児島の寂れたシャッター商店街を舞台に、
それぞれ複雑な事情や苦悩を抱えた三姉妹が、
実家である老舗和菓子店をもり立てようと奮闘する中で、
絆を新たにしていく姿を綴る。

バツイチの長女役を吉田羊、
夫と離婚調停中の次女役を吹石一恵、
結婚直前に婚約破棄した三女役を徳永えりと、
実力派の女優たちがそれぞれの持ち味を見せつつ共演。

ハートウォーミングな後味を残す良作に仕上がった。




内容(「WOWOW」より)

鹿児島。
シャッター商店街で細々と営業を続ける家族経営の和菓子店・とら屋に、
離婚調停中の次女・奈美江が都会から戻ってくる。

だが、母も2度の離婚歴があり、長女の静江もバツイチ、
三女の栄は婚約破棄とそれぞれ結婚がらみの失敗を経験した家族は驚かない。

そんな矢先、奈美江との仲を修復したい夫の徹も姿を現わす。

徹は義理の家族の心証を良くしようと、
かき入れ時の六月燈祭りを前に慌ただしさを増す店を手伝うことに……。


≪映画CAST≫
平川奈美江⇒吹石一恵さん
中薗静江⇒吉田羊さん
中薗栄⇒徳永えりさん
平川徹⇒津田寛治さん
中薗惠子⇒市毛良枝さん
有馬眞平⇒西田聖志郎さん
阿久根紀夫⇒井上順さん
スナックのママ⇒重田千穂子さん

監督⇒佐々部清さん
脚本⇒水谷龍二さん
音楽⇒寺嶋民哉さん

主題歌⇒石原有輝香「月奏」





舞台版「六月燈の三姉妹』


六月燈の三姉妹 舞台



≪舞台CAST≫
三姉妹⇒はしのえみさん
    檜山明子さん
    辺見えみりさん
母⇒重田千穂子さん
父⇒西田聖志郎さん
次女の夫⇒井之上隆志さん



舞台は鹿児島でのみ上演されたようなので!?観ていませんが
映画はWOWOWにて放送されたので観ることが出来ました。


地方都市が抱えているシャッター商店街、
大型店舗進出により、昔ながらの商店街は客足が減り…
でも、本映画での商店街の皆さんが明るく前向きで
六月燈お祭りへの意気込み等を見ていると
『六月燈』へ行きたくなります(^_-)-☆
なにより沢山の燈籠の輝きが幻想的で綺麗♡


各々問題を抱えている『和菓子店・とら屋』の面々
それぞれが一歩踏み出せたエンディングが良かったです(*^_^*)
ホンワカ気分にさせてもらえる映画でした。

これからご覧になる方は、サプライズ映像ありなので
エンドロールまでしっかりと観て下さいね(^_-)-☆


映画を観終えた後の私の心の叫び “ 和菓子が食べたーい!”






テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_08_30




実写版「ルパン三世」


小栗旬ら豪華キャスト共演で人気コミックを映画化。

父のように慕う老盗賊が殺され、ルパンたちは、
彼が終生求めた秘宝クリムゾン・ハートを手にすべく
闇社会の黒幕に挑む。      ~WOWOW~




ルパン三世 MOVIE

解説(「WOWOW」より)

これまでにTVと映画のアニメ版、
1974年の実写映画版と映像化されてきた人気コミックを、
「あずみ」の国際派・北村龍平監督が新たに実写映画化。

ルパン役の小栗はアニメ版のルパンに近づくため、
10カ月に及ぶアクショントレーニングとウエート調整を敢行し、
アニメから抜け出してきたようなルパン三世を軽快に演じる。

過去のアニメ版(特に宮崎駿監督の「ルパン三世 カリオストロの城」)への
オマージュもたっぷりに、北村監督らしいキレのある
数々のアクションシーンが最大の見どころになっている。




内容(「WOWOW」より)

クレオパトラが愛したという秘宝“クリムゾン・ハート”。

現在それは“光の首飾り”と“真紅のルビー”に分けられ、
首飾りは伝説の老盗賊ドーソンが、
ルビーはアジアの闇社会を牛耳るプラムックが所有していた。

2人は互いの宝を狙い合っていたが、
ついにプラムックがドーソンの暗殺に成功、
クリムゾン・ハートを完成させる。

初代ルパンと縁あるドーソンを父のように慕っていたルパン三世は、
仲間たちと秘宝奪還に動きだすが……。


(CAST)
ルパン三世⇒小栗旬さん

次元大介⇒玉山鉄二さん

石川五ェ門⇒綾野剛さん

峰不二子⇒黒木メイサさん

銭形警部⇒浅野忠信さん

マイケル・リー⇒ジェリー・イェンさん

ピエール⇒キム・ジュンさん



監督⇒北村龍平さん
脚本⇒水島力也さん
撮影監督⇒ペドロ・J・マルケスさん
撮影⇒古谷巧さん
音楽⇒アルド・シュラクさん



アニメフアンの方々からは、様々なご意見があった映画ですが
アニメ「ルパン三世」の摸倣映画ではなく、まるで違う映画なのだと思えば
なかなか面白い映画でしたよ(^_-)-☆

登場人物達のビジュアルも良かったし、
アクションシーンもカッコよかった♡


ルパン キャスト1

ルパン キャスト2


とにかくキャストが凄いです!
これだけ豪華俳優陣を揃えたのなら面白くて当たり前!?

私のツボは『花より男子』の面々
日本版『花より男子』の花沢類役を演じた、小栗旬さん
台湾版『流星花園~花より男子』で
道明寺司役を演じていたジェリー・イェンさん
韓国版『花より男子』で美作あきら役を演じていたキム・ジュンさん
花男フアンの私としては嬉しい限りです(*^_^*)

その上、他のキャストも大好きな俳優さんばかり
主要キャストの、黒木メイサさん、玉山鉄二さん、綾野剛さん、浅野忠信さん
ホント最高でした(*^_^*)

この映画を観賞する際の注意事項は、
アニメ『ルパン三世』を、ひとまず忘れて下さい!ですね…^_^;
別物として観た方が、断然楽しめると思います。





テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_08_29




ダミアン・チャゼル脚本作品「グランドピアノ 狙われた黒鍵」


1音でも間違うとお前を殺す。

コンサートで難曲を演奏中、スナイパーに命を狙われた
天才ピアニストの危機をスリリングに描いた
E・ウッド主演のシチュエーションスリラー。
              ~WOWOW~


※ネタバレ有!これから観る予定の方はスルーして下さいねm(__)m



グランドピアノ

解説(「WOWOW」より)

満場の聴衆を前にして、
緊張しながらいざ演奏を始めた天才ピアニストのもとへ、
正体不明のスナイパーから死の脅迫が。

この絶体絶命の極限状況下、
必死で生き残りの方策を探る天才ピアニストの恐怖をスリル満点に描写。

超絶技巧の至難の曲を演奏中のピアニストが、
謎の脅迫犯と果たしてスマホでやりとりする余裕などあるのかと、
ツッコミどころは満載ながら、ムリな物語設定を
華麗なカメラワークと映像美で強引に押し切ってしまう
スペインの異才E・ミラ監督の演出は、
ブライアン・デ・パルマの再来といったところ。




内容(「WOWOW」より)

演奏不可能といわれた至難のピアノ曲の演奏に果敢に挑んだものの、
それに失敗して以来、コンサートから長らく遠ざかっていた
若き天才ピアニストのトム。

それから5年。

いまや世界的な人気女優のエマを妻に持つ彼は、彼女に背中を押され、
亡き恩師の追悼コンサートで再びステージに立つことを決意する。

満場の聴衆を前にして緊張しながらいざ演奏を始めた彼のもとへ、
1音でも間違うとお前を殺す、と何者かから死の脅迫が届く。




(CAST)
トム・セルズニック⇒イライジャ・ウッド

スナイパー⇒ジョン・キューザック

エマ・セルズニック⇒ケリー・ビシェ

アシュリー⇒タムシン・エガートン

ウェイン⇒アレン・リーチ


監督⇒エウヘニオ・ミラ
脚本⇒ダミアン・チャゼル
撮影⇒ウナクス・メンディア
音楽⇒ヴィクトル・レイェス


以前紹介した、ダミアン・チャゼル監督の『セッション』が面白かったので
本作も観ましたが…あたりまえのことですが
脚本で参加しているのと、自ら監督しているのではまるで違いますね^_^;


WOWOWの解説にもありましたが
シチュエーションスリラーというよりは、ありえない無理な設定に
ツッコミどころ満載の映画!で、
例えば
超絶技巧曲を、犯人と話しながら、ましてやミス無しでは弾けないでしょう?
その上、舞台上で演奏中にスマホでメールしたり、
自ら電話をかけ通話するのは絶対無理!

一番の極めつけは、ピアノ協奏曲の演奏中に
ピアニストが楽屋に行くなんて、絶対に “ありえない!”

そのありえなさにツッコミを入れながら
最後まで楽しく観させてもらいました (^^)

そのとんでもないピアニスト役を、
スリル満点に演じていたイライジャ・ウッドに、星3 ☆☆☆ です!

それと、カメラも良かったです。
スピード感あるカメラワークに助けられた?映画でしたね。





テーマ : 洋画    ジャンル : 映画
 2015_08_28




細田守監督の「バケモノの子」


『時をかける少女』、『サマーウォーズ』
『おおかみこどもの雨と雪』に続く、細田守監督による
長編オリジナル作品「バケモノの子」観てきました!

過去上映の3作品を、残念ながらTVで観てしまった私
…3作品とも映画館で観るべき映画でした…(>_<)

その経験を踏まえ!?
本作「バケモノの子」は、是非映画館で観るぞ!と決めていたので

映画館で観て大正解!!面白かったです(^_-)-☆




バケモノの子

解説(「シネマトゥデイ」より)

『サマーウォーズ』などの細田守が監督を務め、
人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドを舞台に
孤独な少年とバケモノの交流を描くアニメーション。

人間界「渋谷」で一人ぼっちの少年と、
バケモノ界「渋天街」で孤独なバケモノ。

本来出会うはずのない彼らが繰り広げる修行と冒険を映す。

バケモノと少年の声を役所広司と宮崎あおいが担当するほか、
染谷将太や広瀬すずら人気俳優が声優として名を連ねる。

不幸な少年が身勝手なバケモノとの出会いにより成長し、
絆を深めていく感動的な物語に期待。




あらすじ(「シネマトゥデイ」より)

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、
交わることのない二つの世界。

ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。

少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、
熊徹は少年を九太と命名。

ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、
高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、
生きるべき世界を模索するように。

そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。





(登場人物⇒声)
熊徹⇒役所広司さん

九太/蓮⇒(幼少期)宮崎あおいさん、(青年期)染谷将太さん

楓⇒広瀬すずさん

多々良⇒大泉洋さん

百秋坊⇒リリー・フランキーさん

宗師⇒津川雅彦さん

猪王山⇒ 山路和弘さん

一郎彦⇒(幼少期)黒木華さん、(青年期)宮野真守さん

二郎丸⇒(幼少期)大野百花さん、(青年期)山口勝平さん

チコ⇒諸星すみれさん

九太の父⇒長塚圭史さん

九太の母⇒麻生久美子さん


原作・監督・脚本⇒細田守さん
キャラクターデザイン⇒細田守さん、山下高明さん、伊賀大介さん
作画監督⇒山下高明さん、西田達三さん
美術監督⇒大森祟さん、高松洋平さん、西川洋一さん
音楽⇒高木正勝さん

主題歌 Mr.Children 「Starting Over」



役者陣(声)、役所広司さんを筆頭に、すごく豪華でした!

その中で特に気になったことが・・・
多々良役の大泉洋さんと、百秋坊役のリリー・フランキーさん
アニメのキャラとそっくりで(笑)
キャラクターデザインを決める前に
お二人に声の出演をお願いするって決めていたのかしら?

それと、楓役の広瀬すずさん(こう言っては失礼ですが…)
思いのほか良かったです!
すずさんの声って、凛としているけど憂いもあって
正しく楓でした。


巨匠・宮崎駿さんが引退してしまい、
これからの日本のアニメ映画どうなる?と、心配していたあなた
「心配ご無用です!」

細田守さんをはじめ、新海誠さん、 吉浦康裕さん、
あっ、押井守さん、大友克洋さんを忘れてはいけないですね!

まだまだいらっしゃいますが、切りがないので…もう一言だけ

実は私、ガンダムシリーズも大好きで
TV版、映画、DVD版、ほとんど観ており
ノベライズも(ほぼ全作)読んだほど^_^;

アニメ面白いです!


細田監督の次回作も、今から期待しています(^_-)-☆





テーマ : 細田守監督作品    ジャンル : 映画
 2015_08_27




大泉洋さん主演の「ぶどうのなみだ」


北海道を舞台に、
父の形見であるぶどうと小麦の小さな畑を受け継いだ主人公と、
自由人の女性との交流を綴るヒューマンドラマ。

主演は「しあわせのパン」の大泉洋。
~WOWOWより~



ぶどうのなみだ MOVIE

内容(「WOWOW」より)

「しあわせのパン」に続き、
三島有紀子監督が再び大泉洋の主演で北海道を舞台に描くヒューマンドラマ。

父の遺したぶどう畑にワイナリーを作り、
大地に根差した理想のワインを作ろうとする主人公と、
そんな彼に反発する弟の葛藤、
そして不思議な自由人のヒロインとの奇妙な交流を優しく見つめる。

弟役には「寄生獣」2部作の染谷将太、
ヒロイン役にはシンガーソングライターで女優経験もある安藤裕子。

雄大な北海道の大地を背景に、
それぞれが自分の過去と向き合い、
進む道を見つけていく姿が爽やかな感動を呼ぶ。




内容(「WOWOW」より)

北海道・空知。
亡き父が遺した小さなブドウ畑と小麦畑を受け継いだアオとロクの兄弟。

アオは畑の一角にワイナリーを作り、
“黒いダイヤ”とも呼ばれるピノ・ノワール種を育てて
空知らしい理想のワインを作ろうとしていたが、なかなかうまくいかない。

一方現実家のロクはそんな兄に反発し、小麦作りに励んでいた。

そんなある日、畑の隣の土地で、
キャンピングカーに乗った不思議な女性エリカが暮らし始めるのだが……。


(CAST)
アオ⇒大泉洋さん

ロク⇒染谷将太さん

エリカ⇒安藤裕子さん

警官のアサヒさん⇒田口トモロヲさん

郵便屋の月折さん⇒前野朋哉さん

アオとロクの父親⇒大杉漣さん

エリカの母親⇒江波杏子さん



監督・脚本⇒三島有紀子さん
撮影⇒月永雄太さん
音楽⇒安川午朗さん



『しあわせのパン』もそうでしたが、
「ぶどうのなみだ」も、大人のメルヘンのような映画でした。

ただ、『しあわせのパン』では
幸せいっぱいの優しい夫を演じていた大泉洋さん
本作では、なにやら悩み多き人生、暗い過去を引きずる主人公役

突然アオのぶどう園の側に住み着いたエリカも何かわけありで…!?

アオやエリカの二人は、暗い影を纏っていましたが
衣装や建物、背景がとても美しく、映像を観ているだけで癒されました。
大道芸人風の音楽も良かったです。

食事のシーンを観ていると、この家にお呼ばれしたい!と、心底思いました
染谷将太さん演じるロクの作る料理がとても美味しそうで
もぎたて野菜や、焼き立てパン等々
食事のシーンは、まるで『アルプスの少女ハイジ』!?
食器も、手作りの木の器でステキでしたよ~(^_-)-☆






テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_08_22




柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」



私の呪いを解けるのは、私だけ――。

「大穴(ダイアナ)」という名前、金色に染められたバサバサの髪。

行方知れずの父親。
自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、
本の世界と彩子だけが光を与えてくれた。

正反対の二人は、一瞬で親友になった。

そう、“腹心の友”に――。

自分を受け入れた時、
初めて自分を好きになれる!
すべての女子を肯定する、現代の『赤毛のアン』

最強のダブルヒロイン小説。

試練を乗り越えて大人になる、
二人の少女の15年間。
       ~帯紙より~




本屋さんのダイアナ

内容(「WEBきらら」より)

金色に染められた髪、大穴(ダイアナ)という名前、
日本人なのにティアラと名乗るキャバ嬢の母親。

だけど彼女は文系少女。
孤独な小学三年生、ダイアナの楽しみは本を読むことだ。

一方、真っ黒なおかっぱ頭で、
編集者の父と料理研究家の母を持つのはクラスメイトの彩子。

お行儀のよい彼女もまた、本が大好き。

正反対のタイプの二人は読書を通じて、
かけがえのない友情を育んでいく。

『本屋さんのダイアナ』は、二人の視点を交互に交え、
十数年にわたる彼女たちの成長と変化を描いた物語。

幼い頃はじめて知った小説を読む愉しみや、
それを語らう相手と出会えた喜びを思い出す人は多いに違いない。




本書には、『赤毛のアン』をはじめ、
日本や世界の名作がどんどん登場します!
本好きにはたまらない一冊!
2015年本屋大賞4位受賞!も頷けます。

私にとっては、大賞受賞作の『鹿の王』よりも
「本屋さんのダイアナ」の方が面白かったかも
まぁ、ジャンルがまるで違うので
二作品を比べるのはナンセンスだとは思いますが…^_^;


本書では、二人の主人公が対照的に描かれていますが
お互いがないものねだりで?
相手の持っているものに憧れを抱き
自分の身の上を斜めにみてしまう
とくにダイアナはコンプレックスの塊のような少女で…

多かれ少なかれ誰もが心の中に秘めている思いを
二人の少女の成長を通して追体験させてもらい
誰もがありのままの自分を受け入れることで
もっと楽に生きていけるのだと
幸せは遠くにあるのではなく、すぐそばにあるのだと
そう気づかせてくれる物語でした。


『人生には、待つということがよくあるのです。
自分の希望どおりにまっしぐらに進める人は
もちろんしあわせだと思いますが、たとえ希望どおりに進めなくても
自分にあたえられた環境のなかで、せいいっぱい努力すれば、
道はおのずからひらかれるものです。
こういう人たちは、順調なコースにのった人たちよりも
人間としての厚みも幅もますように、わたしには思えるのです。』
~本文より~

他にも綺羅星のような言葉が、あちらこちらに散りばめられた
ステキな物語でした。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_21




イ・ジョンソク主演映画「僕らの青春白書」


1980年代の韓国を舞台に、
田舎町に暮らす若者たちの青春模様を綴った群像ラブストーリー。

TVドラマ「君の声が聞こえる」のイ・ジョンソクが映画初主演を果たした。

~WOWOWより~


※ネタバレ有です!これから観る方はスルーして下さいねm(__)m



僕らの青春白書 MOVIE

解説(「WOWOW」より)

学園一のイケメンを自認する青年と彼に恋心を抱く不良少女、
そんな彼女を想い続ける不良青年、そして都会から来た美少女転校生。

1980年代の韓国の田舎町を舞台に、
四者四様の恋模様が展開するノスタルジックな青春ラブストーリー。

出世作のTVドラマ「君の声が聞こえる」では
繊細な主人公役を演じたイ・ジョンソクが、
本作ではイケメンだが不良に絡まれてもやり返せない、
ちょっと情けない青年役をコミカルに演じて新境地を見せた。

「私のオオカミ少年」のパク・ボヨンも不良少女役で新たな魅力を披露する。




内容(「WOWOW」より)

1982年、韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)の田舎町。

とある農業高校に通う不良少女ヨンスクは、
学校一のプレーボーイとして知られるジュンギルに恋心を抱いていた。

だが、彼女に恋する不良仲間のクァンシクがジュンギルを目の仇にし、
イケメンだが気弱なジュンギルは、
クァンシクが怖くてヨンスクを恋愛対象として見られない。

そんなある日、ジュンギルはソウルから来た転校生の美少女、
ソヒに一目惚れして……。


(CAST)
ジュンギル⇒イ・ジョンソクさん

ヨンスク⇒パク・ボヨンさん

クァンシク⇒イ・セヨンさん

ソヒ⇒キム・ヨングァンさん


監督・脚本⇒イ・ヨヌさん
撮影⇒イ・ヒョンドク さん
音楽⇒シム・ヒョンジョンさん




『私のオオカミ少年』『過速スキャンダル』のパク・ボヨンさんが出演!
両作ともとても面白く、パク・ボヨンさんの演技も素晴らしかったので
WOWOWにて放送されていた本作も観ました。

内容は、
80年代の韓国が舞台のノスタルジックな青春映画
片想いの切なさや、貧富の差等々
学校を仕切っている親分が登場したりで
昔懐かしの昭和の学園ドラマのようでした。

ラストは『愛と青春の旅立ち』のパロディー?

内容はさておき、役者陣のはじけた演技はとても良かったです。
パク・ボヨンさんのヨンスクも流石でした!



「韓国でレトロブームを巻き起こした
『サニー 永遠の仲間たち』『建築学概論』と同じ
 80年代という時代設定も見どころのひとつで、
 この時期にようやく“頭髪自由化”が許された主人公たち学生の高揚感と、
 当時流行したローラースケートや音楽、学生服などのアイテムが
 より一層、ノスタルジックな世界観を作り上げ、
 かの名作『愛と青春の旅立ち』を彷彿とさせるエンディングシーンも
 微笑ましいサプライズとなっている。」
公式ホームページより引用しましたが、
やはりラストは、イ・ジョンソク=リチャード・ギアだったようですね(^_-)-☆





テーマ : 韓国映画    ジャンル : 映画
 2015_08_20




宮部みゆきさんの「ペテロの葬列」


今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、
拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。

事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。

しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!

事件の真の動機の裏側には、日本という国、
そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!

あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?

息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!
                       ~帯紙より~



ペテロの葬列 BOOK

あらすじ(「エルパカBOOKS」より)

『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ、待望の第3弾!

今多コンツェルン会長室直属のグループ広報室に勤める
杉村三郎が主人公の現代ミステリー!

杉村はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。

警察の突入そして突然の拳銃の暴発で犯人は死亡、
人質は全員無事に救出され、
3時間ほどであっけなく事件は解決したかに見えたのだが―。

しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!

そのバスに乗り合わせた乗客・運転手のもとに、
ある日、死んでしまった犯人から慰謝料が届く。

なぜすでに死んでしまった、
しかも貧しいはずの老人から大金が届いたのか?

そしてそれを受け取った元人質たちにも
さまざまな心の揺れが訪れる。

警察に届けるべきなのか?それとも・・・?

事件の真の動機の裏側には、日本という国、
そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!

果てしない闇、そして救いの物語!




ドラマ化されました!


ペテロの葬列 ドラマ

あらすじ(「wikipedia」より抜粋)

今多コンツェルン会長室・直属グループ広報室に勤める杉村三郎は、
編集長の園田瑛子と広報誌の取材で房総の町を訪れた帰り道、
拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇する。

運転手を含め、乗客は男女合わせて7人。

老人は「警察を呼んでください」と意外な指示を出した上で、
人質全員に「後で慰謝料をお支払いします」と謎の提案をする。

そして老人は自らが「悪人」と称する3人の人物達を連れてくるように
要求するが、事件は3時間というあっけなく短い時間で解決することとなる。




(CAST)
杉村三郎⇒小泉孝太郎さん

杉村菜穂子⇒ 国仲涼子さん

今多嘉親⇒平幹二朗さん

園田瑛子⇒室井滋さん

間野京子⇒長谷川京子さん

手島雄一郎⇒ムロツヨシさん

橋本真佐彦⇒ 高橋一生さん

井手正男⇒千葉哲也さん

田中雄一郎⇒峰竜太さん

柴野和子⇒青山倫子さん

坂本啓⇒細田善彦さん

前野メイ⇒清水富美加さん

迫田とよ子⇒島かおりさん

謎の老人⇒長塚京三さん

早川多恵⇒冨士眞奈美さん





TBSの2014年7月期『月曜ミステリーシアター』にて放送されました。

ドラマを毎週欠かさずに観ていたので、内容は知っていたのですが
宮部さんの言葉で紡がれた原作はとても味わい深く
最後まで楽しませてもらいました。

原作「ペテロの葬列」を読みながらも、
杉村夫妻は小泉孝太郎さん、国仲凉子さんが登場!?
まるでTVを観ているようで面白かったです。
原作をほぼ忠実にドラマ化されていました。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_18





【「八月六日上々天気」ー忘れてはいけないこと】は
2014年2月22日にUPした記事ですが

今日が終戦記念日ということと
8月9日の記事で、原爆投下による長崎の被害状況は載せましたが
広島の被害状況を載せていなかったので
ヒロシマの8月6日に触れなくてはとの思いで
「八月六日上々天気」ー忘れてはいけないことを、再UPします。





【「八月六日上々天気」ー忘れてはいけないこと】

長野まゆみさんの「八月六日上々天気」です。

12年前の八月六日に読んだ本です。
当時の読書日記に残した私の言葉。



昭和十六年、女学生珠貴にとって、
少女の目を愉しませる贅沢品が消え、
友人が軍人の妻となってゆく時代が始まっていた。

珠貴自身も、従弟の担任教師である市岡と見合いし、
慌しく結婚する。

夫の突然の兵役志願。
そして夫の実家である広島への疎開。

暗い時代の流れの中、次々と消えてゆく人と風景、記憶。

ささやかな幸福を愉しむ時をも惜しむように、
時は昭和二十年を迎えていた。

そして八月六日…。

昭和二十年、運命の日、従姉弟は…。

「今日広島へ行ったら、そこで写真を撮るといいのよ。
 あそこの街は、まだ焼けてないんだもの…」



『8月6日の今日読んだ…。
 日常がある日突然切断されてしまう。
 この本は、その悲しみを伝えてくれる…。』 



正直、細かい内容は忘れてしまった部分もあるけど
史郎と珠貴の淡い恋心が描かれていたのは覚えていて
それがまた切ないですね。


八月六日上々天気 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

昭和二十年八月六日。

広島の空は雲ひとつない快晴だった…。

結婚、夫の出生、広島への疎開。

暗い時代に運ばれてゆく女学生珠貴と
その従弟の史郎の運命と、生活を色どる
ささやかな幸福を描く中編力作。




ふと、1988年に日本テレビで放送されたドラマ
「明日」を思い出しました。

8月8日、原爆投下前日の、長崎の人々の
平和な日常生活を描き、原爆投下の光で終わる。

大竹しのぶさんが演じていた出産直後の母と子
聖母マリアのような眼差しで我が子を見つめる母、
そこに眩しい光が二人を包み込む…。
そこでドラマは終わるのですが
その後を思うと涙が溢れ出て止まらなかったことを
今でも覚えています。

原爆の悲惨さを
日常を描くことで
伝えきったドラマでした。





下記の記事は、広島市のホームページより引用しました。

【死者数について】
被爆当時、広島には約35万人の市民や軍人がいたと考えられています。
これは、住民、軍関係者、建物疎開作業に動員された
周辺町村からの人々などを合わせた数字です。
当時日本の植民地だった朝鮮、台湾や、中国大陸からの人々が含まれ、
その中には強制的に徴用された人々もいました。
また、少数の、中国や東南アジアからの留学生や、
アメリカ軍捕虜などの外国人も、含まれていました。

原爆によって死亡した人の数については、現在も正確にはつかめていません。
しかし、放射線による急性障害が一応おさまった、
昭和20年(1945年)12月末までに、
約14万人が死亡したと推計されています。

爆心地から1.2キロメートルでは、
その日のうちにほぼ50%が死亡しました。
それよりも爆心地に近い地域では
80~100%が死亡したと推定されています。
また、即死あるいは即日死をまぬがれた人でも、近距離で被爆し、
傷害の重い人ほど、その後の死亡率が高かったようです。


http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1111637106129/
詳細は、上記のURLをクリックして、
広島市のホームページへご訪問下さい。




戦後70年、その間私たちの国で戦争は起きていません。
それは平和憲法の力だと私は思っています。

安保関連法案を押し通そうとしている人たちは
その大切な憲法をも変えようとしている

私は安保関連法案にも
憲法改正案にも断固反対です!





テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_15




夏川草介さんの「神様のカルテ 2」



『医師の話ではない。
 人間の話をしているのだ。』

36万人に愛された感動のベストセラー
待望の新章!
あの「一止とハルさん」に、また会える。
              ~帯紙より~



神様のカルテ2 BOOK

内容紹介

医師の話ではない。人間の話をしているのだ。

栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の
本庄病院で働く内科医である。

写真家の妻・ハルの献身的な支えや、頼りになる同僚、
下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、
日々を乗り切っている。

そんな一止に、母校の医局からの誘いがかかる。

医師が慢性的に不足しているこの病院で
一人でも多くの患者と向き合うか、
母校・信濃大学の大学病院で最先端の医療を学ぶか。

一止が選択したのは、本庄病院での続投だった (『神様のカルテ』)。

新年度、本庄病院の内科病棟に新任の医師・進藤辰也が
東京の病院から着任してきた。

彼は一止、そして外科の砂山次郎と信濃大学の同窓であった。

かつて“医学部の良心"と呼ばれた進藤の加入を喜ぶ一止に対し、
砂山は微妙な反応をする。

赴任直後の期待とは裏腹に、進藤の医師としての行動は、
かつてのその姿からは想像もできないものだった。
そんななか、本庄病院に激震が走る。





映画版「神様のカルテ2」



神様のカルテ2 MOVIE

解説(「シネマトゥデイ」より)

嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦を演じ、
ヒットを記録したヒューマンドラマ『神様のカルテ』の続編となる感動作。

今回はそれぞれの事情を抱えた3組の夫婦の関係を軸に、
悩んだり傷ついたりしながらも命に対して
真摯に向き合う人々の姿を紡ぎ出す。

前回同様櫻井と宮崎が夫婦にふんし、
藤原竜也と吹石一恵が主人公の親友夫婦として登場。

さまざまな苦難をくぐり抜け、
一層成長する登場人物たちの姿に勇気をもらう。




あらすじ(「シネマトゥデイ」より)

妻・榛名の出産を間近に控えた内科医の一止は、
一層仕事に励んでいた。

そんな折、大学時代の同期で親友のエリート医師辰也が
本庄病院に赴任してきて一止を喜ばせる。

だが、彼は勤務時間が終了するとすぐに帰宅し、
時間外の呼び出しにも全く応じない
辰也の医師としての態度が理解できず……。




(CAST)
栗原一止⇒櫻井翔さん

栗原榛名⇒宮崎あおいさん

進藤辰也⇒藤原竜也さん

砂山次郎⇒要潤さん

外村静枝⇒吉瀬美智子さん

東西直美⇒池脇千鶴さん

水無陽子⇒朝倉あきさん

男爵⇒原田泰造さん

貫田誠太郎(古狸先生)⇒柄本明さん

貫田千代⇒市毛良枝さん

進藤千夏⇒吹石一恵さん

屋久杉⇒濱田岳さん


監督⇒深川栄洋さん
脚本⇒後藤法子さん
撮影⇒山田康介さん
音楽⇒林ゆうきさん

テーマ曲「神様のカルテ〜Keep the light〜」サラ・ブライトマン



映画を先に観ていたので、
一止は櫻井翔さん、ハルは宮崎あおいさん
進藤は藤原竜也さんの顔が浮かんできて
読みながら、もう一度映画を観ているようで!?得した気分に(^^)

しかし、終盤部分を仕事の合間に読んでしまい大失敗!
涙が溢れ出て止まらず、大変なことになってしまいました^_^;
未読の方でこれから読まれる方は、自宅で読むことをお薦めします。


原作と映画では、多少設定の違いはありましたが
「先生は医師である前に人間です。」
「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ。」
「治療がなくなれば、我々の役目は終わりなのか?」etc...
幹となるテーマにぶれはなかったです。


読んでいるだけも医療従事者の置かれている
過酷な状況が伝わってきて…
特に救急医療の現場は瀕死の状態?

進藤先生の言葉が胸に突き刺さりました。


「神様のカルテ 3」も、是非読みたいと思います。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_10




「ヒロシマわが罪と罰 」原爆パイロットの苦悩の手紙




原爆投下に参加し、
後年、地獄火に焼かれる広島の人々の幻影に苦しんだパイロットと、
平和運動に取り組んだ哲学者の往復書簡集。



ヒロシマ我が罪と罰

内容(「筑摩書房」より)

“1945年8月6日、広島の上空で約45分間旋回した後、
僚機エノラ・ゲイ号に向けて、
私は「準備OK、投下!」の暗号命令を送りました。

…”後年、地獄火に焼かれる広島の人々の幻影に苦しみつづけ、
“狂人”と目された“ヒロシマのパイロット”と哲学者との往復書簡集。

それは、病める現代社会を告発してやまない。
ロベルト・ユンクの精細な解説「良心の苦悩」を付す。


【目次】
未来図の象徴という断罪
原子力時代の最初の犯罪
ボブ・ホープの映画化計画
日本からの多くの手紙
原子兵器反対のリーダーに
平和運動をさまたげる弟
禁止措置はとれないか
クロードは責任回避を拒絶したのです
トランキライザーに参っている
15年目の広島記念日
広島上空で私がしたこと
ポーリング博士を救おう
私信も検閲にかかっている
20世紀のドレフュス事件
ラッセル卿のイーザリー観
僕はけっして勇気を失わない
釈放の日は目前だ
良心の苦悩〔ほか〕



私が本書を読んだのは中学2年生の時です。
読んだ後、あまりの衝撃に、
読書感想文を書いたことを覚えています。

どうしようもない思いを言葉にすることで
気持ちの整理をした記憶が今でも鮮明に残っており
イーザリーの犯した罪と罰を、誰かに伝えたかった…!?

本書は、往復書簡となっているので
戦闘シーン等、強烈な表現はなかったのですが
子ども心にも原爆の悲惨さは充分に伝わってきました。


70年前の今日、
1945年(昭和20年)8月9日午前11時2分、
長崎に原子爆弾が投下された。
一発の原爆により
一瞬にして長崎市内が破壊され
あまりにも多くの人々が犠牲となった。

その投下のボタンを押したのは数人の人達なのに…
【長崎・被害状況】(長崎市平和・原爆ホームページより引用)
死者 73.884人
重軽傷者 74.909人
合計 148.793人
罹災人員 120.820人 (半径4キロ以内の全焼全壊家屋の世帯員数)
罹災戸数 18.409戸 (半径4キロ以内の全戸数。市内総戸数の約36%)
全焼 11.574戸 (半径4キロ以内。市内の約3分の1に当る)
全壊 1.326戸 (半径1キロ以内を全壊と見なしたもの)
半壊 5.509戸 (全焼全壊を除く半径4キロ以内を半壊と見なしたもの)
※この数字は長崎市原爆資料保存委員会の昭和25年7月発表の
 報告によったものだが、これが今日の通説となっている。


核兵器廃絶を!
核実験も許しません!
核の平和利用も含め、私は反対です。
福島第一原子力発電所の惨状から目をそむけていはいけない!




テーマ : オススメの本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_09




宮沢りえさん主演「父と暮せば 」


名匠・黒木和雄監督が、
井上ひさしの傑作戯曲を映画化した感動作。

被爆者たちは
核の存在から逃れることのできない
二十世紀後半の世界中の人間を代表して、
地獄の火で焼かれたのだ――井上ひさし




父と暮らせば MOVIE

解説(「シネマトゥデイ」より)

井上ひさしの同名戯曲を、
『TOMORROW/明日』『美しい夏キリシマ』など、
戦争をテーマに市井の人々の姿を描いてきた黒木和雄監督が完全映画化。

彼の戦争レクイエム三部作が、本作でついに完結する。

原爆で父や友を失い、
自分だけが生き残った罪悪感に苛まれる娘を宮沢りえが熱演。

わが子の幸せを思い死にきれず、
愛娘の前に現れる心優しき父親を原田芳雄が演じる。

後世に語り継がれるべき悲劇を真摯に伝える入魂の一本。




あらすじ(「NHK BS」より)

広島の原爆投下から3年。

図書館に勤める美津江は、
原爆から自分だけが生き残ったことに負い目を感じて生きていた。

ある日、図書館で出会った青年・木下に好意を持つが、
美津江は恋心を必死で抑えつけていた。

そんな美津江の前に、死んだはずの父・竹造が現れる…。




(CAST)
福吉美津江⇒宮沢りえさん

父・竹造⇒原田芳雄さん

木下 正⇒浅野忠信さん


監督・脚本⇒黒木和雄さん
原作⇒井上ひさしさん
脚本⇒池田眞也さん
撮影⇒鈴木達夫さん
音楽⇒松村禎三さん






舞台版『父と暮らせば』



父と暮せば 舞台

解説(「こまつ座」より)

戦後70年の夏に送るこまつ座のライフワーク。
地獄の中から生まれる真実の親子の物語。

人間はどんな絶望の中においても生き抜かなければならない。
今から70年前の夏、ヒロシマに投下された原子爆弾。

残された膨大な被爆者の手記の中から編まれた
今こそ語り継ぎたい井上戯曲。

生き地獄のヒロシマを舞台に繰り広げられる
父と娘の優しくも壮絶な命の会話を通して
平和の尊さを後世に語り継ぐこまつ座渾身の作品。

2008年から栗田桃子の娘・美津江と辻萬長の父・竹造で
数々の賞に輝き、演出家・鵜山仁が希望への祈りを込めて、
幸せとは何か、平和な日常を取り戻すとは何かを問う。


【こまつ座】
紀伊國屋サザンシアター
公演期間2015/7/6(月) 〜 2015/7/20(月・祝)
※上演は終了しました。

演出⇒鵜山仁さん
出演⇒辻萬長さん/ 栗田桃子さん




井上ひさしさん原作「父と暮らせば」


父と暮らせば BOOK.

内容(「BOOK」データベースより)

「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」
愛する者たちを原爆で失った美津江は、
一人だけ生き残った負い目から、
恋のときめきからも身を引こうとする。

そんな娘を思いやるあまり
「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、
実はもはやこの世の人ではない―。

「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、
ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。





舞台版は、だいぶ前ですが、NHKBSプレミアムでの放送で
映画版は、昨日のNHKBSプレミアム放送を観ました。
原作は残念ながら未読です。


『うちは、しあわせになってはいけんのや』
『生きているのが申し訳のうて…』
ひとり生き残ってしまった娘の悲痛な叫び

そんな娘の恋愛応援団!?となって励まし続ける父

その父を原爆投下直後、目の前で亡くした娘
癒されることのない傷

二人の会話は、時には激しく、時にはユーモラスに
お互いを思いやる慈愛に満ちた言葉のやり取り
明るく振舞う二人の背後には
通奏低音のように流れる重い苦しみと悲しみ
二人の明るさが、よりその傷の深さを伝えてくれる

最後のシーン、娘の父への感謝の言葉
『おとったん ありがとありました』
微かな希望を残し幕は下りる。


声高に戦争の悲惨さを叫ぶのではなく
父娘の会話が主となる抑えた演出が
より強い反戦へのメッセージになっているのでは!?

あたりまえの日常が突如破壊されてしまう
それが戦争の一番の怖さ惨さなのだと・・・。

戦後70年、平和の為に私たちに出来ることを今一度考えたい
そう思わせてくれる映画でした。




テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_08_06




カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」


謎の全寮制施設に生まれ育った若者たちの
痛切なる青春の日々と数奇な運命を
感動的に描くブッカー賞作家の最新長編


英米でベストセラーとなったカズオ・イシグロの最新長篇
『わたしを離さないで』は、発売後ただちに《タイム》誌の
オールタイムベスト100(1923~2005年発表の作品が対象)
に選ばれる快挙を成し遂げただけでなく、
《ニューヨーク・タイムズ》《パプリッシャーズ・ウィークリ ー》
《シアトル・タイムズ》《グローブ・アンド・メール》の
主要紙誌においても2005年のベストブックの一冊に選定された。

また、ヤングアダルトの読者に読ませたい成人図書に与えられる
アレックス賞を受賞したほか、ブッカー賞、全米批評家協会賞、
コモンウェルス賞、BBCブッククラブ賞の最終候補に もなるなど、
2005年に発売された英語圏の小説でもっとも話題になった一冊だ。
~出版当時の帯紙より~




わたしを離さないで BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。

生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。

キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。

図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、
保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。

彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく―
全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。





映画版『わたしを離さないで』


わたしを離さないで MOVIE

解説(「WOWOW」より)

カズオ・イシグロの同名小説を映画化した異色の青春ロマンス。
外界から隔絶した寄宿学校で育った3人の男女を待ち受ける運命を、
A・ガーフィールドら若手俳優共演で描く。

「日の名残り」で権威ある英国の文学賞ブッカー賞に輝いた
カズオ・イシグロの同名小説を映画化。

「17歳の肖像」のC・マリガン扮するヒロインを中心に、
「アメイジング・スパイダーマン」主演に抜擢されたA・ガーフィールド、
「つぐない」のK・ナイトレイという若手スターが共演。

田園地帯の寄宿学校で淡々と進む物語に配された
強烈な違和感がやがて明らかになる衝撃、
そしてあまりに切ない運命など、深い余韻を残す秀作だ。



内容(「WOWOW」より)

英国の田園地帯。
のどかだが外界から隔絶されたこの場所に立つ寄宿学校ヘールシャムは、
生徒たちを厳重に管理する奇妙な学園だった。

ここに学ぶキャシーとトミー、
そしてルースの3人は幼い頃からいつも一緒の親友同士。

キャシーはひそかにトミーに思いを寄せ、
トミーもまたキャシーに好意を抱いているように思えたが、
内気な彼女は自分から気持ちを伝えることができず、
いつしかトミーは積極的なルースと恋仲になってしまう。


(CAST)
キャシー:キャリー・マリガン
トミー:アンドリュー・ガーフィールド
ルース:キーラ・ナイトレイ
エミリー:シャーロット・ランプリング
ルーシー:サリー・ホーキンス

監督:マーク・ロマネク
製作総指揮:カズオ・イシグロほか
製作:アンドリュー・マクドナルド/アロン・ライヒ
脚本:アレックス・ガーランド
撮影:アダム・キンメル
音楽:レイチェル・ポートマン





舞台版『わたしを離さないで』


わたしを離さないで 舞台

内容(「ABC朝日放送」より)

痛ましい運命を背負い、
希望や不安に揺れながら成長していく若者たちの姿に心奪われる!!

外界から完全に隔離された「ヘールシャム」と呼ばれる寄宿学校。
徹底した管理のもと、
少年少女たちが"特別"な存在と言い聞かされながら暮らしている。

八尋(多部未華子)、もとむ(三浦涼介)、鈴(木村文乃)の3人は
幼い頃から生活を共にし、友情や恋を育んでいった。

やがて彼らは「ヘールシャム」の驚くべき"秘密"と、
自分たちが背負う"特別"という言葉の残酷な真実を知る・・・


(CAST)
八尋:多部未華子さん
もとむ:三浦涼介さん
鈴:木村文乃さん
床嶋佳子さん
銀粉蝶さん 


演出:蜷川幸雄さん
脚本:倉持裕さん



舞台は残念ながら観ておりません。

映画はだいぶ前に観たので詳細を覚えてなくて…^_^;

でも、残酷な運命を背負った3人の切ない思いが
映画を観終えた後も暫く残像のように心を捉え
映像がとても美しかったぶん、その対比で?
更に哀しみが深くなってしまった
そう記憶しています

とても衝撃的な内容にもかかわらず
モノクロのフォトグラフを見ているような静謐さ
静かで音の無い世界の物語を見ているよう…
何故そう感じたのか!?
もう一度映画を観てみたいです
原作を読んだ後なので、
今度観る時は、もしかしたら
映画から受けるイメージが変わるかもしれませんね!?


NHKで7月9日に放送された
『カズオ・イシグロ 文学白熱教室』
とても興味深く観させてもらいました。
番組内で紹介されていた
イギリス文学の最高峰ブッカー賞を受賞した『日の名残り』や
最新作『忘れられた巨人』も、是非読んでみたいです。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_08_05




細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」


人間と獣の2つの顔を持つ
“おおかみこども”を出産した人間の女性を主人公に、
母と子の絆と、子どもたちの成長と自立を、
細田守監督が独自に描いたオリジナル長編アニメ。
                  ~WOWOW~



※多少ネタバレ有!なので、これから観る予定の方はスルーして下さいねm(__)m


おおかみこどもの雨と雪 MOVIE

解説(「WOWOW」より)

「時をかける少女」や「サマーウォーズ」で、
宮崎駿以後のアニメ界を担う人気監督の地位を確立した細田監督。

本作では、“おおかみおとこ”と恋に落ち、
やがて“おおかみこども”の姉弟を出産した人間の女性をヒロインに据えて、
独自の物語世界を構築。

最愛の彼の急死により、女手一つで育児をするはめとなった彼女が、
人里離れた山奥の古民家で2人の“おおかみこども”と生活をともにしながら
彼らの成長を見守る様子を、繊細なタッチで感動的に綴る。

声の出演は、宮崎あおい、これが映画の遺作となった菅原文太。




内容(「WOWOW」より)

彼と運命的に出会い、恋に落ちた大学生の花。

人間の姿をした彼の正体が実は“おおかみおとこ”だと知っても、
花の気持ちに変わりはなく、やがて彼らの間には、
人間と獣の2つの顔を持つ“おおかみこども”の姉弟、
“雪”と“雨”が誕生する。

そんな矢先、最愛の彼が急死。
取り残された花は、自分の手一つで
子どもたちをしっかり育ててみせると心に誓い、
都会の片隅から人里離れた山奥の古民家に移り住んで、
新たな生活を始める。


(CAST)
花⇒宮崎あおいさん

彼⇒大沢たかおさん

雪(少女期)⇒黒木華さん

堀田の奥さん⇒麻生久美子さん

韮崎⇒菅原文太さん


監督:脚本⇒細田守さん
脚本⇒奥寺佐渡子さん
音楽⇒高木正勝さん
作画監督⇒山下高明さん





ノベライズ版『おおかみこどもの雨と雪』


おおかみこども

内容(「BOOK」データベースより)

大学生の花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした。

ふたりは愛しあい、新しい命を授かる。

“雪”と“雨”と名付けられた姉弟にはある秘密があった。

人間とおおかみの両方の顔を持つ“おおかみこども”として生を受けたのだ。

都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、
突然“おおかみおとこ”が死んでしまう。

残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意する―。

映画原作にして細田守監督初の小説登場。





ノベライズを先に読んでいたので内容を知っていたのですが
映画「おおかみこどもの雨と雪」とても面白かったです。

喜び、哀しみ、寂しさ、温もり、そしてハラハラドキドキ
全てが描かれた、素晴らしいエンタテイメント作品でした。

可愛いおおかみこどもの雪と雨の姉弟が
成長していくにつれ、雪は人として
雨はオオカミとしての本能が芽生えてくる
そんな二人が選んだ未来を
母・花は、強く優しく見守っていて
見かけによらず肝っ玉母さん!?
ステキなお母さんでした。

韮崎の声を担当した菅原文太さん
最後の作品となったんですね。
「千と千尋の神隠し」での釜爺も演じていた菅原さん
菅原さんの人間味溢れる渋い声のお陰で
韮崎や釜爺にとても温もりを感じることができました。

只今上映中の、細田監督最新作・映画『バケモノの子』も
是非、映画館に観に行きたいな!と思っています(^_-)-☆





テーマ : 細田守監督作品    ジャンル : 映画
 2015_08_04




山田洋次監督の「東京家族」



子どもたちに会うため、東京にやって来た父と母。
だが親子の心の距離は広がるばかりで……。

名匠・山田洋次監督が小津安二郎監督の世界を
現代によみがえらせた家族ドラマ。
~WOWOWより~




東京家族

解説(「WOWOW」より)

日本が世界に誇る巨匠・小津安二郎監督の名作「東京物語」をモチーフに、
監督生活50周年を迎えた山田監督が現代の家族を描いた話題作。

物語は小津作品を踏襲しつつ、現代的アレンジが加えられているが、
小津作品を彷彿させるカットが随所に見られ、
形を変えてオリジナルの名場面を再現するという、
ファン心をくすぐるオマージュたっぷり。

とはいえ、山田作品ならではのユーモアも盛り込まれ、
家族を描いてきた山田監督らしい味わいもある。

出演場面は少ないものの、
紀子役の蒼井優が原節子を思わせる好演を見せた。




内容(「WOWOW」より)

2012年5月、瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこが、
子どもたちに会うため東京へやって来る。

郊外で開業医をする長男・幸一の家に、
美容院を経営する長女の滋子、
舞台美術の仕事をする次男の昌次も集まり、
家族が一堂に会する。

最初は互いを思いやるが、
のんびりした生活の両親と
都会で生きる子どもたちとでは生活のリズムが違いすぎ、
少しずつ溝ができる。
後日、周吉は、断っていた酒を飲み過ぎて騒ぎを起こし……。


(CAST)
平山周吉⇒橋爪功さん

平山とみこ⇒吉行和子さん

平山幸一⇒西村雅彦さん

平山文子⇒夏川結衣さん

平山昌次⇒妻夫木聡さん

間宮紀子⇒蒼井優さん


監督⇒山田洋次さん
脚本⇒山田洋次さん・平松恵美子さん
撮影⇒近森眞史さん
音楽⇒久石譲さん





小津安二郎監督『東京物語』


東京物語

解説(「allcinema ONLINE」より)
 
日本映画を代表する傑作の1本。
巨匠・小津安二郎監督が、
戦後変わりつつある家族の関係をテーマに
人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。

故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。

成人した子どもたちの家を訪ねるが、
みなそれぞれの生活に精一杯だった。
唯一、戦死した次男の未亡人だけが
皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。

家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは
映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。


(CAST)
平山周吉⇒笠智衆さん

平山とみ⇒東山千栄子さん

紀子⇒原節子さん

金子志げ⇒杉村春子さん

金子庫造⇒中村伸郎さん

平山幸一⇒山村聰さん

文子⇒三宅邦子さん

京子⇒香川京子さん

沼田三平⇒東野英治郎さん


監督⇒小津安二郎さん
脚本⇒野田高梧さん・小津安二郎さん
撮影⇒厚田雄春さん
音楽⇒斎藤高順さん



東京物語と東京家族


時代背景が違うので、両監督が描く世界観に微妙な違いはありますが
観比べてみるのも面白いのでは?

両作品とも日々の日常を切り取った物語ですが
観る者の心の中へとしみじみとした想いを残していく。


年老いた父と母、自分の生活に追われる子ども達
映画全体に流れる寂莫感は、今も昔も変わらず…。







テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_08_03




吹き替え版「アナと雪の女王」


世界中にブームを巻き起こした
ディズニーアニメーション映画史上最高のヒット作。

運命に引き裂かれた王家の姉妹、
エルサとアナを主人公に“真実の愛”を描いた感動の物語。
~WOWOWより~



アナと雪の女王

(解説「WOWOW」より)

第86回アカデミー賞において、
長編アニメ映画賞と歌曲賞に輝いた大ヒットミュージカル。

アンデルセン童話「雪の女王」からインスピレーションを得て、
自らの力で運命を切り開いていくヒロイン姉妹の姿と、
互いを思いやる2人の真実の愛を描く力強い物語へと組み替えた。

エルサ役のI・メンゼルの歌う主題歌「Let It Go」をはじめ、
劇中で披露される楽曲も出色のできばえ。

日本語吹替版では、アナ役の神田沙也加、エルサ役の松たか子、
2人の熱演と見事な歌声も話題を呼んだ。




(内容「WOWOW」より)

アレンデール王家の美しい姉妹エルサとアナ。
触れたものすべてを凍らせてしまう“禁断の力”を隠し続けてきた姉エルサは、
その力を制御できずに王国を冬にしてしまう。

ようやく姉の秘密と苦悩を知ったアナは、
エルサと国を救うために立ち上がる。

アナの思いは凍った心をとかし、凍った世界を救うことができるのか?
そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは…?



<吹替(日本語)>
アナ/(声:神田沙也加)
雪の女王/エルサ/(声:松たか子)
クリストフ/(声:原慎一郎)
オラフ/(声:ピエール瀧)
ハンス/(声:津田英佑)
ウェーゼルトン公爵/(声:多田野曜平)
パビー/(声:安崎求)

■スタッフ
監督/クリス・バック、ジェニファー・リー
製作総指揮/ジョン・ラセター
製作/ピーター・デル・ヴェッチョ
脚本/ジェニファー・リー
音楽/クリストフ・ベック
日本語版・主題歌「レット・イット・ゴー 」/May.J


今頃ですが 「アナと雪の女王:吹き替え版」やっと観ました^_^;

昨年、社会現象を巻き起こすほど大ヒットとなったのも頷けますね
内容はもちろんですが、楽曲がホントに素晴らしく
字幕版も観たくなりました。

神田沙也加さんのアナ、最高に良かった!
もちろん、松たか子さんのエルサも!!

そしてエンディングロールでのMay.J版「Let it go」
何度もTVで(飽きるほど?)聴いていたのに
とても新鮮な気持ちで聴くことができスゴク良かったです♡

松さんの、心情を切々と訴える歌声と
May.Jさんの楽曲を前面に打ち出した歌声を比べるのは
ナンセンスですよね。
映画を観たことで、二人の「Let it go」の良さ、役割を
感じ取ることが出来ました。


アナと雪の女王~みんなで歌おう♪バージョン (字幕版TV放送予定)
WOWOWにて 8/16(日)よる7:15~
忘れずに予約しなくちゃ!楽しみです(^_-)-☆




テーマ : アニメ    ジャンル : 映画
 2015_08_02




吉田修一さんの「怒り(下)」



2014年早くも「ベストワン」の声!
衝撃のラストまでページをめくる手が止まらない。

『身近な人ほどなぜか大切にできない。
 上辺だけのソーシャルメディア交流に疲れた――
 誰もが陥りがちな人間関係の悩みへの「答え」がここに。
―津田大介(ジャーナリスト)

『何の涙なのか、自分でも全く分からない。
 ただどうしようもなく、誰かを心の底から信じてみたくなった。』
―季相日(映画監督)
                 ~「帯紙」より~




怒り 下

内容(「BOOK」データベースより)

愛子は田代から秘密を打ち明けられ、
疑いを持った優馬の前から直人が消え、
泉は田中が暮らす無人島である発見をする―。

衝撃のラストまでページをめくる手が止まらない。

『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!





読後の感想は、怒りというよりも、寂しく哀しい物語でした。

愛子、優馬、泉の前に現れた謎の男
偶然の出会いではあったけれど
愛子と優馬にとっては愛する者となり
泉にとってはその存在が癒しとなった、はずだったが…
でも、ふとしたことで疑いがどんどん膨らんでいき
信じていたものが崩れて行く
信じたいと思うほど、心の揺れは止まらず…

吉田さんの描く物語は、『悪人』でもそうでしたが
人物描写が素晴らしく、登場人物の痛みがダイレクトに伝わってくる

3つの場面展開に最初は戸惑いましたが
それぞれの場面での、しだいに緊迫していくシーン描写は圧巻でした。
流石です!吉田ワールド、堪能できました!

ただ、犯人の怒りが何だったのか?
憶測のような描写はありましたが…
その答えも描いて欲しかったかな



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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