恒川光太郎さんの「竜が最後に帰る場所」


風を、迷いを、闇夜を、鳥を。

――私たちは私たちだけ?
――進むってどこに行くの??
どこに行けばいいの??
シンは少し考えてからいった。
――<竜が最後に帰る場所>よ

この世に潜むものたちを、5つの物語で誘い出す――。
                 ~帯紙より~


竜が最後に帰る場所

内容(「BOOK」データベースより)

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。
降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、
過去と現在を取り換えることになった―(「夜行の冬」)。

古く湿った漁村から大都市の片隅、
古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。

日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才による最重要短編集。



『風を放つ』
 知らない女性から電話がかかってきた。
 その知らない女性マミさんは、
 ぼくのバイト先の社員・高尾さんの携帯を見て
 知らない名前があったのでかけたというが…。

『迷走のオルネラ』
 そして男は少年にいった。
 明日、そいつをここに呼びなさい。
 二度と現れないよう魔法で消してあげる。

『夜行の冬』
 真っ赤なコートに赤い帽子を被っている長い髪の女。
 女の後ろには暗い影がいくつか立っている。
 バスガイドのお化けが、真夜中に魔物を引率しているように見えた。

『鸚鵡幻想曲』
  宏は意を決した。
 「その…何か目的があって、僕を誘っているのではないですか?」
 アサノは言った。
 「正直に言いましょう。目的はあります。」
 「あなたのピアノに興味があるのです。」

『ゴロンド』 
 ゴロンド。それがこの物語の主人公である。
 ゴロンドと5千匹の兄弟たちは、
 池の中に沈む半透明のぶよぶよとした膜の中にいた。
 


恒川さんの処女作『夜市』を読んでからというもの
恒川さんは、目の離せない作家さんの一人となりました。

本書は、幻想的で奇譚な5つの物語からなる短編集です。
先の読めない物語は、怖いもの見たさ?のようで
最後まで楽しませてもらえました。

それにしてもこの不思議な物語の発想は
どこから生まれて来るのでしょう?
恒川ワールド、ホント凄いです!

表紙に描かれている画がモチーフとなっている5つの物語
目次や、各編のタイトル頁にも、その画が描かれておりますよ(^^)
装丁もお洒落です!特に、ネコの視線にやられました(^_-)-☆





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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