原田マハさんの「太陽の棘」


本書「太陽の棘」に出会えたのは、
おともだちパンチさんのブログ『最果ての図書館』で紹介されていた
【♯49 奇跡のキャンバス (太陽の棘 / 原田マハさん)】のお陰です。 http://bookreviewfripunch.blog.fc2.com/page-1.html

お陰様で、心揺さぶられる魂の叫びのような本に出会うことが出来ました。
おともだちパンチさん、ありがとうございますm(__)m




『私は、出会ってしまった。
 誇り高き画家たちと。
 太陽の、息子たちと―。』

終戦直後の沖縄。ひとりの青年米軍医が迷い込んだのは、
光に満ちた若き画家たちの「美術の楽園」だった。

『奇蹟の邂逅がもたらす、二枚の肖像画を巡る感動の物語。』

沖縄とアメリカを繋ぐ、美しき友情の物語―。

『おおきくてうつくしいトンボをみつけた少年のように、
彼らの瞳はきらきらと輝いていた。
きっと、私も同じ瞳をしていただろう。
私たちは、互いに、巡り合うとは夢にも思っていなかった。
それなのに、巡り合ってしまった。
そして、そのときは、あの出会いが私の人生を後々まで照らす光になろうとは
あるいは、いまも思い出せばかすかに胸の奥底を刺す青春の棘になろうとは、
思いもよらなかった。

私たちのあいだには、いかなる壁も、境界線もなかった。
私たちのあいだには、何枚かの絵があった。
ただそれだけだった。 それだけで、よかった。』
                 ―帯紙より―



太陽の棘

内容紹介

サンフランシスコにある医院のオフィスで、老精神科医は、
壁に掛けられた穏やかな海の絵を見ながら、
光と情熱にあふれた彼らとの美しき日々を懐かしく思い出していた……。

結婚を直前に控え、太平洋戦争終結直後の沖縄へ
軍医として派遣された若き医師エド・ウィルソン。

幼いころから美術を愛し、
自らも絵筆をとる心優しき男の赴任地での唯一の楽しみは、
父にねだって赴任地に送ってもらった真っ赤なポンティアックを操り、
同僚の友人たちと荒廃の地をドライブすること。

だが、ある日、エドは「美術の楽園」とでも言うべき、
不思議な場所へと辿り着く。
そこで出会ったのは、セザンヌや、ゴーギャンのごとく、
誇り高い沖縄の若き画家たちであった。
「互いに、巡り合うとは夢にも思っていなかった」その出会いは、
彼らの運命を大きく変えていく。


太平洋戦争で地上戦が行われ、荒土と化した沖縄。

首里城の北に存在した「ニシムイ美術村」そこでは、
のちに沖縄画壇を代表することになる画家たちが、
肖像画や風景画などを売って生計を立てながら、
同時に独自の創作活動をしていた。

その若手画家たちと、交流を深めていく、
若き米軍軍医の目を通して描かれる、美しき芸術と友情の日々。

史実をもとに描かれた沖縄とアメリカをつなぐ、
海を越えた二枚の肖像画を巡る感動の物語。




2009年3月、NHK『日曜美術館』にて放送された
【ニシムイ沖縄・知られざる美術村】を観て感動し
同年に開催された、スタインバーグ博士のニシムイ・コレクション
沖縄県立博物館・美術館での里帰り展も観に行きました。
力強い絵を前に、心揺さぶられ感動したことを今でも覚えています。

それなので、本書の存在を知った時『読まなくては!』と
思わず叫んでいました。

後半部分を読みながら涙が溢れ出て止まらず
途中にブレイクを入れたほど…^_^;
物語の世界のニシムイにも心揺さぶられました。

原田マハさんの作品を読むのは、本書で2作目なのですが
『楽園のカンヴァス』は美術ミステリーで
こちらも面白かったです。
本書「太陽の棘」と趣は異なりますが
両作品とも美術の世界を描いているので
絵画好きの方には、是非お薦めしたい本です。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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