
本書は、「お髷番承り候」シリーズの第1巻で
只今、第9巻まで出版されています。
『御広敷用人 大奥記録』シリーズも面白かったので
本シリーズも期待して読み始めましたが
期待にたがわずかなり面白い!!
※上田さんの本は全て義兄に送って頂いたもの
心より感謝ですm(__)m
他の作家さんの時代小説も送っていただいたので
(全部で50冊!!凄い!!)
今から読むのがとても楽しみです(^^)

内容(背表紙より)
将軍の身体に刃物を当てることが唯一許されるだけに、
かえって絆が深くなるお髷番。
四代家綱は、秘命を託すのに最適なこの役に、
かつてお花畑番として寵愛した深室賢治郎を抜擢した。
謹慎が解け、帰藩する紀州大納言徳川頼宣の
「我らも源氏でございます」という言葉の真意を
探らんがためだった。
務めを遂げんとする賢治郎の前に、
将軍位奪略を巡る徳川家重鎮らの姦計が立ちはだかる。
今までに江戸時代を描いた小説を
何冊も読んできましたが
司馬遼太郎さん、山岡荘八さん等々
でも将軍の身の回りの世話を担う人物を
主人公にした物語を読むのは初めてで
とても新鮮で興味深く読めました。
上田さんの本は、
余分な心情表現描写があまりなく
あっさりとしているので読み進めやすい。
その分登場人物への感情移入はあまりできませんが…^_^;
時代劇+サスペンス仕立の内容に
どんどん惹き込まれていったので
第2巻『奸闘の緒』、続きを読むのが今から楽しみです。