恩田陸さんの「私と踊って」


自由奔放な物語達。


ミステリ、SF、ホラー、ショートショート
様々なジャンルの作品を楽しめる、珠玉の短編集。
19の作品が収録されています。



『心変わり』
 今朝の十時頃、総務の城山に樺島から内線電話があった。
 「同窓会の連絡来たか?」
 その樺山が忽然と姿を消した。

『骰子の七の目』
 いつもの戦略会議に見覚えのない若い女が
 この女は誰だろう?

『忠告』
 犬のジョンからの忠告

『弁明』
 小さな舞台に登場したのは就職活動中の学生?
 娘はあの日のことを語り始める
 (「中庭の出来事」に出てくるあるエピソードの裏話)

『少女界曼荼羅』
 今日も世界は動いている。
 ゆっくりと。すこしづつ。
 
『協力』
 猫のココからの手紙
 (「忠告」と対。)

『思い違い』
 レンタルDVDショップに隣接するコーヒーショップ
 休日なのに店内はほどほどに混み合っていた。
 店の前では電話工事?
 (「心変わり」と対)

『台北小夜曲』
 携帯電話に差出人不明のメールが
 KAKO KAKO WELCAM

『理由』
 昼寝中の私の頭を踏み越えようとした散歩中の猫が
 私の左の耳の穴に落ちてしまった。

『火星の運河』
 遠ざかる彼女の唇が動いているのが見える。
 カアサン、ボクノアノボウシ、ドウシタデセウネ。
 (「台北小夜曲」と対)

『死者の季節』
 死者にふさわしい、死者のための季節というものが
 この世にあるとすれば、それはいったいいつ頃だろう。
 (内容はほぼ実話だそうです)

『劇場を出て』
 少女はそこまで一気に台詞を言ったところで放心する。
 “ガラスの仮面の北島マヤ?”みたいだね
 (多部未華子さんの写真集のために書いたもの)

『二人でお茶を』
 二人分の音のする「二人でお茶を」を弾きながら
 僕は茫然としていました。
 僕の中に誰かがいて、「彼」が演奏している。

『聖なる氾濫』
 その瞬間、潮騒にも似たざわめきが
 私をふうっと包んだ聖なる氾濫
 来た。
 今年もまた、聖なる訪問者が。
 聖なる黒い氾濫が_。

『海の泡より生まれて』
 「彼は僕の知り合いでね。特殊な能力があるんだ_
  ちょっと見てもらいたい写真があって」

『茜さす』
 彼は生まれて初めての「SATOGAERI」を
 経験しているのだった。
 (「聖なる氾濫」「海あれの泡より生まれて」「茜さす」は
  NHK「知られざる大英博物館」に併せ作られた
  3冊の本のために書かれた連作です。)
 
『私と踊って』
 彼女はひとこと私に言った。
 わたしと踊って。

『東京の日記』
 東京と和菓子と戒厳令。
 なぜか横書き。
 (リチャード・ブローティガンの孫が書いた設定なので
  横書きになっている。)
 
『交信』
 カバーを外して表紙をご覧ください。???
 (まさか!?ビックリです!)



私と踊って

内容(「BOOK」データベースより)

パーティ会場でぽつんとしていた私に
不思議な目の少女が声をかける。

「私と踊って」。

彼女は私の手を引いて、駆け出した。

稀代の舞踊家、ピナ・バウシュをモチーフにした珠玉の小篇。

冴えわたる恩田ワールド、きらめく十九の万華鏡。




装丁も素晴らしく、その上アイデア満載で
色々な意味で楽しませてもらえました。

恩田ワールド全開です!

『心変わり』のミステリで一気に惹き込まれ
『死者の季節』にはゾットさせられ
『東京の日記』に戦慄を覚えました。

十九編もあると、中には意味不明な物語もあり…^_^;
『理由』好きなのですが…猫が耳の穴に?

『二人でお茶を』の不思議物語、ステキでした(^^)


今回はさらりと読んでしまったので
また時間を置いて再読したいです。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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