恩田陸さんの「図書室の海」


ある地方に伝わる奇妙なゲーム。

秘密裏にゲームを引き継ぐ “サヨコ” の他に、
鍵を渡すだけのサヨコがいた。
もうひとつの小夜子の物語。

他にも
あるウエイトレスの殺意と孤独を描くゾクゾクする話。
記憶を刺激する、懐かしくも切ない物語。

異色SFと、様々な物語を次々と紡ぎ出す恩田ワールドを
思う存分に堪能できる1冊です!



「春よ、こい」→何度も繰り返される卒業式の朝。デジャ・ヴ

「茶色の小壜」→ぞくっとする話。怖いです

「イサオ・オサリヴァンを捜して」→ベトナム戦争での出来事
 ※大長篇SF『グリーンスリーブス』の予告編とのことでしたが
   『夜の底は柔らかな幻』に繋がった作品のようです。

「睡蓮」→「三月は深き紅の淵を」の第四章
     「麦の海に沈む果実」
     「黄昏の百合の骨」のヒロイン理瀬の物語

「ある映画の記憶」→映画「青幻記」をモチーフに描かれた
          母親と幼い息子の話

「ピクニックの準備」→「夜のピクニック」の予告編

「国境の南」→あるウエイトレスの殺意と孤独を描く
       ゾクゾクする話

「オデュッセイア」→移動する城塞都市“ココロコ”

「図書室の海」→「六番目の小夜子」の番外編

「ノスタルジア」→遠い昔の記憶と不思議な体験…


綺羅星のような10篇が収録されている短編集です。



図書の庭

内容(「BOOK」データベースより)

あたしは主人公にはなれない―。

関根夏はそう思っていた。

だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、
秘密の使命を授かった。

高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。

少女の一瞬のときめきを描く
『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)
『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。

恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。



正しく玉手箱のような作品です。

『夜のピクニック』『六番目の小夜子』を読んでいたので
番外編を読むため、本作「図書室の海」を手に取りましたが
そのおかげで「睡蓮」に出会い
「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」
「黄昏の百合の骨」へと繋がっていきました。

恩田さんの作品には
登場人物がリンクしている物語が結構あるので
次に読みたい本を選ぶ手間が省けます(^_^)v

「夜の底は柔らかな幻」が
「イサオ・オサリヴァンを捜して」の日本版だということは
恩田さんのインタビューを読んで知りました。

大長篇SF『グリーンスリーブス』の出版も
是非!宜しくお願いしますm(__)m





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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