三崎亜記さんの「鼓笛隊の襲来」


本書は、表題作を含む全9編からなる短編集です。

摩訶不思議な世界へ読者を導いてくれる。


『鼓笛隊の襲来』
 台風ならぬ、鼓笛隊の襲来!?
 想像するだけで楽しそうなのですが、読み進めて行くと
 どうやら楽しいどころではないらしい…

『彼女の痕跡展』
 記憶の不確かさにまつわる物語

『覆面社員』
 職場へ覆面で出社が合法化!

『象さんすべり台のある街』
 象さんのすべり台が、本物の象で…
 ノスタルジックな切ない物語

『突起型選択装置』
 ボタンがあったら押したくなる!
 押すとどうなる?

『「欠陥」住宅』
 フリーライターの高橋の携帯電話が繋がらない

『遠距離・恋愛』
 地上と空中都市で暮らす、彼と彼女

『校庭』
 校庭の真ん中に存在する家

『同じ夜空を見上げて』
 乗った列車とともに忽然と姿を消した彼


『象さんすべり台のある街』と『同じ夜空を見上げて』は
以前紹介した「ターミナルタウン」に繋がっているのかな?
同様のエピソードがあるので、
本書を読んで、“もっと深く知りたい”と思われた方には
「ターミナルタウン」お薦めです。



鼓笛隊の襲来

内容(「BOOK」データベースより)

赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、
勢力を拡大しながら列島に上陸する。

直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、
「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。

やがて響き始めたのは、
心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…
(『鼓笛隊の襲来』)。


ふと紛れ込んだ不条理が、
見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。

著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。



本書「鼓笛隊の襲来」
ノスタルジックで、センチメンタルで、
ミステリアスでスペクタクル…万華鏡のような9篇でした。

不思議な不思議な三崎ワールドを、覗きに来ませんか?と
タモリさんが語りだしそうな
そんな物語でした。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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