川端裕人さんの「雲の王」


先週、日本列島に大きな爪痕を残した台風8号。

台風で初めて、「数十年に1度の強さ」を示す特別警報が…

沖縄県に暴風・波浪・高潮・大雨の特別警報が発令され
あらためて台風の脅威を思い知らされた
“大型で非常に強い台風8号”でした。

その台風の最中に読み始めた本書「雲の王」
気象にあまり詳しくない私でも
本書の中で表現されている気象の変化や脅威を
実感できるほど臨場感溢れる物語でした。



雲の王

内容(「BOOK」データベースより)

気象台に勤務する美晴は、十代の頃に事故で両親を亡くし、
今は息子の楓太と二人暮らし。

行方知れずの兄からの手紙に導かれ、
母子はある郷を訪れる。

そこで出会ったのは、天気と深くかかわり、
美晴の両親のことも知る郷の住人たち。

美晴たち一族には、不思議な能力があるらしい。

郷から戻った美晴は、ある研究プロジェクトに参加するが…。

一族のもつ能力とは?

彼らが担ってきた役割とは?

気象災害を、不思議な力で回避することができたら?

人と自然のかかわりを見つめなおす、壮大な長編小説。



本書のタイトル&装丁を見て“ファンタジー”小説?
と思って読み始めたのですが…
それもタイムリーな!?台風の最中に。

でも、今「帯紙」をチェックして見ると
しっかりと(小さく)書いてありました。
『ゲリラ豪雨を予測できる主人公の能力がうらやましい。
 気象ファンタジーの世界へ引き込まれます。
           -天達武史(気象予報士)』

私が目に止めたのは
『その夏、母と息子は「空の一族」と出会った。』
大きく書かれたこちらの文字です。
現実世界とはかけ離れたファンタジーなのだと
思いこんでしまったのはそのため…^_^;

本書を読んで勉強になったこと。
積乱雲をみて“綿あめ”みたい♡なんて長閑に思っていてはダメ!
急激に発達する積乱雲には注意が必要です!!
特に急に暗くなったり、気温が下がったときは要注意
気を付けましょう。

気象を専門とされている方が読んだらどうなのかしら?
私のようなものには偏西風(ジェット気流)の説明や
台風、ゲリラ豪雨の発生する過程等々
とても興味深く、面白かったのですが
ただ、後半は美晴さんずっと怒っていた…の印象が強くて
エンディングの内容がぼやけてしまった^_^;

今、辻井伸行さんのピアノ「テンペスト」を聴きながら
記事を書いています。
ベートーヴェンのピアノソナタ第17番「テンペスト」、
本文中にも登場しますが、
辻井さんの奏でる美しい「テンペスト」お薦めですよ。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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