恩田陸さんの「ネクロポリス」


『懐かしい故人と再開できる聖地、アナーザー・ヒル。』


またもや奇想天外な恩田ワールドに出会ってしまった。


『めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーの結晶体!』
と、「帯紙」にあるが、正しくである。


日本と英国の文化が混在する世界、アナーザー・ヒル
物語の中に出てくるエピソードに、
隠し味のように実在のものを取り入れるなど
読者は幻惑されるが如く
ファンタジ―の世界へと惹きこまれていく。

「血塗れジャック」=「切り裂きジャック」を連想させ
「源氏物語」の解釈?には(笑)

恩田さん初の、上下巻作品の大作ファンタジー。
読み応え抜群でしたよ!


ネクロポリス上

あらすじ

物語の舞台は、アナザー・ヒル。

そこは英国による植民地支配後、
日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、
死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。

そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、
V.ファーの国民は、彼らを『お客さん』として
温かく迎えることが風習となっている。

英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、
みな「推理好き」で、「ゴシップ好き」。

そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ
「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事件が世間を賑わせ、
誰もが犯人探しに躍起になっていた。

けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。

なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なのである。

物語の主人公ジュンイチロウは、
東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。

フィールドワークのため親戚を頼って
アナザー・ヒルにやってきたのだが、
そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の数々、
恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった――。



ネクロポリス下

あらすじ(「帯紙」より)

「お客さん」は、何処から来て、何処に往くのか?
あらゆる可能性が検証される中、
アナーザー・ヒルが変質しはじめる。

証言する死者たち、地下室への冒険、
そして、ヒガンの行方は_。

めまぐるしく展開するエンターテイメントの新しい真髄!



装丁が素晴らしい!!

物語の世界観を美しい絵で表し
本を読む前からすでに
幻想の世界へと足を踏み入れている
そう思わせてくれる表紙と扉絵
ホント素晴らしいの一言です!!






テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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