「守り人シリーズ」ー壮大なファンタジー



上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」


シリーズ第1作の「精霊の守り人」は、
NHKでアニメ化されました。
内容はもちろんのこと、美しい映像が当時話題になり
そして、主題歌も L'Arc〜en〜Cielが歌う
アニメのイメージにあった曲「SHINE」で
とても印象に残っています。


今回は、シリーズ第1作~第8作まで紹介します。
かなり長くなるので、あらすじのみでの紹介です。

※あらすじは全て新潮文庫より抜粋



1.「精霊の守り人」
精霊の守リ人1 BOOK

老練な女用心棒バルサは、
新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。
精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、
異界の魔物から幼いチャグムを守るため、
バルサは身体を張って戦い続ける。



2.闇の守り人
闇の守リ人2 BOOK

女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。
おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、
養父ジグロの汚名を晴らすために。
短槍に刻まれた模様を頼りに、
雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。
バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。
壮大なスケールで語られる魂の物語。
読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。




3.夢の守人
夢の守リ人3 BOOK

人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。
女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。
心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?
開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。
不可思議な歌で人の心をとろけさせる
放浪の歌い手ユグノの正体は? 
そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? 
いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。



4.虚空の旅人
虚空の旅人4 BOOK

隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた
新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、
〈ナユーグル・ライタの目〉と呼ばれる
不思議な少女と出会った。
海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、
とてつもない陰謀が――。
海の王国を舞台に、
漂海民や国政を操る女たちが織り成す壮大なドラマ。
シリーズを大河物語へと導くきっかけとなった第4弾




5.神の守り人(上)来訪編
神の守リ人(上)来訪編5 BOOK

女用心棒バルサは逡巡の末、
人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。
ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。
ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、
〈猟犬〉と呼ばれる呪術師たちが動き出す。
タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。
追いすがる〈猟犬〉たち。
バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、
陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける!



5.神の守り人(下)帰還編
神の守り人(下)帰還編5 BOOK

南北の対立を抱えるロタ王国。
対立する氏族をまとめ改革を進めるために、
怖ろしい〈力〉を秘めたアスラには大きな利用価値があった。
異界から流れくる〈畏ろしき神〉とタルの民の秘密とは?
そして王家と〈猟犬〉たちとの古き盟約とは? 
自分の〈力〉を怖れながらも
残酷な神へと近づいていくアスラの心と身体を、
ついに〈猟犬〉の罠にはまったバルサは救えるのか? 
大きな主題に挑むシリーズ第5作。



6.蒼路の旅人
蒼路の旅人6 BOOK

生気溢れる若者に成長したチャグム皇太子は、
祖父を助けるために、罠と知りつつ大海原に飛びだしていく。
迫り来るタルシュ帝国の大波、海の王国サンガルの苦闘。
遥か南の大陸へ、チャグムの旅が、いま始まる!
──幼い日、バルサに救われた命を賭け、
己の身ひとつで大国に対峙し、
運命を切り拓こうとするチャグムが選んだ道とは? 
壮大な大河物語の結末へと動き始めるシリーズ第6作。




7.天と地の守り人(第一部)ロタ王国編
天地の守り人(第1:ロタ王国編)7 BOOK

大海原に身を投じたチャグム皇子を探して欲しい
──密かな依頼を受けバルサは
かすかな手がかりを追ってチャグムを探す
困難な旅へ乗り出していく。
刻一刻と迫るタルシュ帝国による侵略の波、
ロタ王国の内側に潜む陰謀の影。
そして、ゆるやかに巡り来る異界ナユグの春。
懸命に探索を続けるバルサは、
チャグムを見つけることが出来るのか……。
大河物語最終章三部作、いよいよ開幕!




7.天と地の守り人(第二部)カンバル王国編
天地の守り人(第2:カンバル王国編)7 BOOK

再び共に旅することになったバルサとチャグム。
かつてバルサに守られて生き延びた幼い少年は、
苦難の中で、まぶしい脱皮を遂げていく。
バルサの故郷カンバルの、美しくも厳しい自然。
すでに王国の奥深くを蝕んでいた陰謀。
そして、草兵として、
最前線に駆り出されてしまったタンダが気づく異変の前兆
──迫り来る危難のなか、道を切り拓こうとする彼らの運命は。
狂瀾怒濤の第二部。




7.天と地の守り人(第三部)新ヨゴ皇国編
天地の守リ人(第3:新ヨゴ皇国編)7 BOOK

ロタとカンバルがうごいた! 
北の諸国のうねりを背に、
瀕死の故国へ帰還するチャグムに父との対決の時が迫る。
緒戦の犠牲となったタンダの行方を必死に探し求めるバルサ。
大地が揺れ、天変地異が起こるとき、金の鳥が空を舞い、
地を這う人々の群れは、ひたすらに生きのびようとする。
──十年余りの時をかけて紡ぎだされた大河物語の最終章
『天と地の守り人』三部作、ついに完結!




8.流れ行く者
流れ行くもの8 BOOK

王の陰謀に巻き込まれ父を殺された少女バルサ。
親友の娘である彼女を託され、
用心棒に身をやつした男ジグロ。
故郷を捨て追っ手から逃れ、流れ行くふたりは、
定まった日常の中では生きられぬ様々な境遇の人々と出会う。
幼いタンダとの明るい日々、賭事師の老女との出会い、
そして、初めて己の命を短槍に託す死闘の一瞬
──孤独と哀切と温もりに彩られた、
バルサ十代の日々を描く短編集。


「炎路を行く者」「春の光」(偕成社ワンダーランド)は
未読の為、読み終えてから紹介したいと思います。


「守り人シリーズ」児童書ですが、とても壮大な物語なので
大人の方が読んでも面白く読めると思います。




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