恩田陸さんの「黒と茶の幻想」です。

本作「黒と茶の幻想」は、
前に紹介した「三月は深き紅の淵を」の
作中に登場する架空の小説

【三月は深き紅の淵を】の
  『第一章 黒と茶の幻想』
  『第二章 冬の湖』 
  『第三章 アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
  『第四章 鳩笛』

第一章にあたる『黒と茶の幻想』の長編版?です。

(ちょっとややっこしいのですが^_^;)

学生時代の友人、利枝子、彰彦、蒔生、節子の男女が、
10年ぶりに再開し、Y島を訪れることに。
散策をしながら、4人それぞれの思いを語ることになるのだが
旅の終わりまでに、各々が長く心に秘めていた謎・思いを
解き放つことができるのだろうか!?

登場人物が実に魅力的に描かれており
さすが恩田さん!
どれだけ引き出しを持っているのかしら。



黒と茶の幻想 BOOK


内容紹介(帯紙より)

華麗にして「美しい謎」
恩田陸の全てがつまった最高長編

――目の前に、こんなにも雄大な森が
ひろがっているというのに、
あたしは見えない森のことを考えていたのだ。

どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。
学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。

卒業から十数年を経て、4人はY島へ旅をする。

太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた
「過去」の闇。

旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか……?




『森は生きている、というのは嘘だ。
 いや、嘘というよりも、正しくない、と言うべきだろう。
 森は死者でいっぱいだ。
 森を見た瞬間に押し寄せる何やらざわざわした感触は、
 死者たちの呟きなのだ。
 __中略__。
 すなわち、
 気の遠くなるような時間の蓄積を目の当たりにして、
 我々は森に圧倒され、畏怖を覚えるのだ。』

そう前置きしたあと、いきなり現実に引き戻して

『最初にその旅のことを言い出したのは誰だっただろう?』と
利枝子のひとり語りで第一章が始まる。

上手いですよね。導入部分からぐっと惹きこまれました。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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