恩田陸さんの「三月は深き紅の淵を」


たった一人にだけ、たった一晩だけしか、
他人に貸してはならないという幻の本をめぐる物語。

謎めいた四部作の小説
「三月は深き紅の淵を」その謎の本を求め
思索の夕べを繰り広げる。

『待っている人々』
  謎の本そのものを探す四人の老人と、
  そこに招待された鮫島巧一
  謎は解けるのか?
『出雲夜想曲』
  本の著者を探すため、二人の女性が出雲を訪ねる話。
『虹と雲と鳥と』
  城址公園の崖下に転落した二人の少女、
  彼女達がなぜ死ななければならなかったのか…
  家庭教師をしていた奈央子が、美佐緒の遺言から、
  本を書くことを決意する_。
『回転木馬』
  著者の独白と同時進行で、3つの物語が語られる。
  「黄昏の百合の骨」のヒロイン・水野理瀬も出てくる。 



三月は深き紅の淵を BOOK


内容(講談社文庫より)

すべてが謎めいた1冊の本はどこに?

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、

会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。

彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、

その屋敷内にあるはずだが、

10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)

「三月は深き紅の淵を」の話。

たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる
珠玉のミステリー。



本書の中で語られる架空の小説
「三月は深き紅の淵を」の第一部は、「黒と茶の幻想」であり、
恩田さんの幾つかの作品とシンクロしていて興味深い。


作中小説『回転木馬』には水野理瀬、憂理など
『麦の海に沈む果実』と同名の登場人物が登場し、
理瀬の入学など類似の場面も多く描かれ
作中小説の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』でも
同作の登場人物である聖や黎二に触れている。

作中小説『黒と茶の幻想』は
四人の男女が屋久島と思われる島を訪れて
謎について語り合う物語で、
長編小説の『黒と茶の幻想』と
構成が同じ。

また、本作は小説家が「黒と茶の幻想」という小説
(内容は「麦の海に沈む果実」)を書き出す部分で終わっている



「黒と茶の幻想」→「黄昏の百合の骨」→
「三月は深き紅の淵を」→「麦の海に沈む果実」
の順で読みました。(出版順ではないですが)

それが良かったのか?

すごく惹きこまれた作品です。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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