【田口・白鳥シリーズ】の第4弾、「イノセント・ゲリラの祝祭」


白鳥圭輔が本当にやりたかったことはこれか!と確認できる物語。

厚生労働省の会議室の場面が多いので、
「チームバチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」
「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読まずに、
いきなり本作を読んだらつまらなく感じるかもしれない。

司法解剖に変わるAIの必要性を訴える白鳥や彦根たちと、
それを阻止したい面々とのやり取りを、
(退屈になりがちな会議の場面であるのに)
興味深く読めたのは、登場人物に感情移入出来たからかな!?




イノセントゲリラの祝祭 BOOK

あらすじ

宗教団体「神々の楽園」の信者リンチ死事件で
警察の初動捜査ミスの問題が取り沙汰された頃と同時期に、
病院長高階に厚労省の会議に出席することを頼まれた田口は、
依頼主の白鳥の指名によって渋々会議に出席することになる。

東京・霞ヶ関に向かった田口は
「病院リスクマネジメント委員会標準化検討委員会」の
モデル事業に関する会議、「医療関連死モデル事業」に出席する。

だがその会議は、医療事故を調査するための
独立した組織創設の検討を目的とした
「医療事故調査委員会創設検討会」へと発展。

今まで会議の主催者として舵取りをしてきた白鳥は
その舵を取られる形になり、
田口もその会議の参加者として連ねられる。

この検討会自体も有耶無耶にしようとする官僚や、
自分達の立場を死守せんとする教授達、
そしてかつて医師や厚労省を揺るがす
大きな問題を起こした彦根新吾も介入し、
「医療事故調査委員会創設検討会」に波乱を呼び起こす。




【田口・白鳥シリーズ】の中で、唯一、映像化されていない作品。


会議のシーンが多いので無理もないかな!?
でも、普段表に出てこない事を扱っていて面白かったです。




この本では、田口・白鳥の凸凹コンビによる
名推理での事件解決はないですよ!?
今までのシリーズと毛色が違います。






テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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