東直巳さんの「沈黙の橋」


“二つに引き裂かれた軌跡が、男たちの運命を弄ぶ__”

“東西に分断された札幌。
 南日本の諜報工作員は、後戻りの出来ない橋を
 渡ろうとしていた…。”
                   ー「帯紙」よりー

本書に描かれていることは全てフィクションですが
旧東西ドイツを思い起こさせられる
(東西分離時代のドイツとベルリンを日本に置き換えた?)

社会主義圏の日本民主主義人民共和国(北日本)と
民主主義圏の日本共和国(南、日本)
そこで繰り広げられる諜報戦。

北から亡命しようとしている「マウンテン」
北に捉えられた「クレヨン」を助けるため
東札幌に向かった「ホィスパー」
それぞれの思惑の行きつく先にあるのは…


沈黙の橋

内容(「BOOK」データベースより)

日本共和国(南日本)の情報機関所属の諜報工作員・岡田隆は、
東日本で捕捉された潜伏工作員の救出のため、
東西に分断された札幌へ向かった。

一方、日本民主主義人民共和国(北日本)の
国境警備局次官の平良忠孝は、
仲間の救出のため、越境潜入した南日本の工作員に、
自身の亡命を賭けようとしていた。

運命の時は、国境の橋を越えて迫りつつあった…。



東さんの作品だけあって(異色作でも?)泣かせどころもあり
ただのスパイ小説ではなかったです。

語り部が次々に変わるので(登場人物総出?)
前半部分ではなかなかストーリーを把握出来なかったのですが
半ばを過ぎる頃には頁を捲る手を止められず
一気にエンディングへ
…エンディングには泣かされました。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2014_09_21




東直巳さんの「猫は忘れない」


本書は、ススキノ探偵シリーズの最新刊です。

『探偵はバーにいる』から12作目にあたるので
登場人物にも歳月の流れが…
主人公“俺”が50代になったうえ、成人した子どもまでいる!

『探偵はひとりぼっち』のエンディングで
“子どもできた!?”と匂わせて終わっていたので
きっとその時の子ですね…。

間の6冊をすっとばして、本書「猫は忘れない」を読んだので
間に起こった事件や出来事が見えない…

やはり出版順に読んだ方がよかったかも^_^;




猫は忘れない BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

知り合いのスナックママ、ミーナから、
旅行中の飼い猫の世話を頼まれた“俺”は、
餌やりに訪れたマンションで
変わり果てた姿となった彼女を発見する。

行きがかりから猫のナナを引き取り、
犯人捜しを始めた“俺”は、
彼女の過去を遡るうちに意外な人物と遭遇、
事件は予想外の方向へと進展する…

猫との暮らしにとまどいながらも、
“俺”はミーナの仇を取るためにススキノの街を走り抜ける。
“ススキノ探偵”シリーズ第12作。



私にしては珍しく!?すぐに犯人の目星がついた…でも
終盤の展開にはビックリ!
犯人が分かっても“何故?”理由までは解らなかったので…

本作では、犯人へ繋がる付箋があちらこちらに張られていたので
きっとそのまま簡単には終わらないだろうな?
とは思っていましたが
そうきたか__。


それにしても“俺”と、猫のナナのやりとりが可愛かった
猫に話しかける自分にダメだししている“俺”笑えましたよ(^^)






テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2014_05_13





東直巳さんの「探偵はひとりぼっち」


本書「探偵はひとりぼっち」は、
映画「探偵はBARにいる2」の原作本で
『ススキノ探偵シリーズ』の第4作です。


ネタばれになるので細かな感想を書けないのですが
今までに読んだ3冊の中で
一番“俺”のことが好きになった作品です。

依頼者がいるのではないけれど
マサコちゃんの友人として
どんな危険な目にあっても
犯人を突き止めるため、とことん調査していく
その姿勢に惚れましたね♡

ただ“俺”の彼女、春子さんは大変だ…^_^;



探偵はひとりぼっち BOOK


内容(「BOOK」データベースより)

みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが、
めった打ちにされて殺された。

若いころに彼と愛人同士だったという
北海道選出の大物代議士が、
スキャンダルを恐れて消したのではないかという
噂が流れはじめる。

マサコちゃんの友人だった俺は、
周囲が口を閉ざすなか調査に乗りだした。

やがて、身辺に怪しげな男たちが現われ、
奇怪な事件が…
日本推理作家協会賞受賞作家が描く、
軽快なハードボイルド・シリーズ第4作。



映画「探偵はBARにいる2」


探偵はBarにいる2 MOVIE


「探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点」

解説(「allcinema」より)

札幌在住の作家・東直己の
人気ハードボイルド小説“ススキノ探偵シリーズ”を
大泉洋と松田龍平の主演で映画化した
大ヒット・サスペンス・アクションの続編。

原作シリーズの長編第4作『探偵はひとりぼっち』を基に、
友人を殺害された探偵とその相棒が、
敵討ちに燃える美人ヴァイオリニストと事件解決に乗り出し、
図らずも巨大な悪と対峙していくさまを
スケール・アップしたアクションとともに描き出す。

共演は尾野真千子、渡部篤郎、ガレッジセールのゴリ。

監督は前作に引き続き「相棒シリーズ X DAY」の橋本一。



内容(「allcinema」より)

北海道札幌の歓楽街ススキノ。

この街でみんなから愛されていたオカマのマサコちゃんが
何者かに殺される事件が発生する。

しかし警察の捜査は思うように進まず、
仲間たちの口もなぜか一様に重い。

やがて、事件の背後に浮かび上がるカリスマ政治家
橡脇孝一郎の影。

そんな中、探偵の前に自力で犯人を見つけ出すと息巻く
美人ヴァイオリニストの河島弓子が現われる。

探偵は向こう見ずな弓子を何とかなだめすかし、
彼女の依頼として事件の捜査を引き受けることに。

こうして相棒の高田と共に
真相究明に乗り出した探偵だったが…。



原作と映画かなり違っていました。
基本的な流れは変わらないけれど
原作には美人ヴァイオリニスト
河島弓子は出てきません。


この一周間で「ススキノ探偵シリーズ」の
本3冊「探偵はバーにいる」
「バーにかかってきた電話」「探偵はひとりぼっち」と
映画2作品を見たのですが

続けて見たので(読んだので)
実は、内容が頭の中でシャッフルされた状態に!?

それぞれのエピソードが混ぜこぜになってしまい
すぐに思い出せないほど…(>_<)

シリーズものは日をおいて読まないと
(見ないと)ダメですね^_^;





テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2014_04_26



東直巳さんの「バーにかかってきた電話」


本書は、映画「探偵はBARにいる」の原作本です。

映画を先に見て、原作「バーにかかってきた電話」を
読みました。

原作と映画では設定が違う部分もあるのですが、
軸となる内容はあまり変えていないので、
映画でもちゃんと原作の面白さは伝わりました。
ただ映画の方が原作より悲しみ度強かったかな…。

原作本、映画どちらが先でも楽しめる作品です。

主人公「俺」と「高田」のからみが前作より増えています♡
本を読んでいる最中、俺=大泉洋さん
高田=松田龍平さん になってしまうほど
二人ともナイスキャスティング(^_-)-☆




バーにかかってきた電話 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

いつものバーで、いつものように酒を呑んでいた「俺」は、
見知らぬ女から、電話で奇妙な依頼を受けた。

伝言を届け相手の反応を観察してほしいという。

疑問を感じながらも依頼を果したのだが、
その帰り道、何者かによって殺されそうになった。

そして、ひとり調査を続けた「俺」が知ったのは
依頼人と同じ名前の女が、
地上げ放火ですでに殺されていたことだった。




映画「探偵はBARにいる」

探偵はBARにいる MOVIE


解説(「Allcinema」より)

札幌在住の作家・東直己の“ススキノ探偵シリーズ”を
「アフタースクール」の大泉洋と
「まほろ駅前多田便利軒」の松田龍平主演で映画化した
ハードボイルド・エンタテインメント・ミステリー。

原作シリーズ第2作『バーにかかってきた電話』を基に、
奇妙な依頼を受けた主人公の探偵“俺”が、
相棒の高田と共に、思いもよらぬ困難に遭遇しながらも
次第に複雑な事件の核心へと迫っていくさまを、
ユーモアを織り交ぜつつ、
ハードなアクションと哀愁をにじませた
ミステリアスなストーリー展開でスリリングに描き出していく。

共演は「ALWAYS 三丁目の夕日」の小雪、
「星守る犬」の西田敏行。

監督はTV「相棒」シリーズなどを手がける橋本一。




あらすじ(「Allcinema」より)

札幌のススキノでグータラな男・高田を相棒に
探偵稼業を営む“俺”。

携帯電話を持たない彼との連絡手段は、
もっぱら彼が入り浸るBAR“ケラーオオハタ”の黒電話。

ある夜、その黒電話に“コンドウキョウコ”と名乗る女からの
奇妙な依頼が舞い込む。

いぶかしく思いながらも、
簡単な依頼と引き受けてしまった探偵。

案の定、その筋の男に拉致されて危うく死にかける。

腹の虫が収まらない探偵は、
キョウコの依頼とは関係なく、
報復へと動き出す。

調べを進めていく探偵は、
その過程で謎の美女・沙織を巡る不可解な人間関係と
陰謀の匂い渦巻く複数の事件に行き当たるのだが…。



(CAST)

職業は「探偵」:俺
   ⇒大泉洋さん

探偵の相棒兼運転手:高田
   ⇒松田龍平さん

高級クラブ「コンチェルト」のオーナーで霧島の元妻:沙織
   ⇒小雪さん

「霧島グループ」社長で暴漢に殺された沙織の前夫:霧島敏夫
   ⇒西田敏行さん

近藤京子の母親:近藤百合子
   ⇒竹下景子さん




「アフタースクール」「まほろ駅前多田便利軒」
両作品とも見ていたので
特に松田龍平さんの演技見たさに
「探偵はBARにいる」を観ました。

大泉洋さんと、松田龍平さん主演ということで
なんとなくコメディー色がもっと強いのかな?
と思いこんでいました。 が、かなりハードボイルド!
探偵の俺を含め登場人物がボコボコ&ドンパチにされ
映画館で観なくてよかったーと思った次第です^_^;

ただ内容は面白かったですよ。
主人公二人の掛け合いのズレがいい感じで
血なまぐさいストーリー展開に
少しほのぼの感を与えてくれました。

やはり松田龍平さんの存在は大きいです!
不思議な雰囲気を持つ貴重な役者さんですよね。


本作品、(ハードボイルド映像苦手な私ですが)
映像ギリギリ?大丈夫だったので
「探偵はBARにいる2」も見るつもりです
見終えたらまた紹介したいと思います。


[受賞歴]

第24回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞を受賞
         助演男優賞ー西田敏行さん

第35回日本アカデミー賞優秀作品賞
     優秀脚本賞⇒古沢良太さん 須藤泰司さん
     優秀主演男優賞⇒大泉洋さん
     優秀助演男優賞⇒松田龍平さん
     優秀音楽賞⇒池頼広さん
     優秀録音賞⇒田村智昭さん 室薗剛さん
     優秀編集賞⇒只野信也さん





テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2014_04_21





東直巳さんの「探偵はバーにいる」


タイトルを見て、映画「探偵はBARにいる」の
原作だと思い込み!?本書を手に取りましたが…
どうやら違うらしい…ぞ?

なんと、『ススキノ探偵シリーズ』の2作目
「バーにかかってきた電話」が映画の原作本でした^_^;

確かに映画タイトルとしては「探偵はBARにいる」の方が
「バーにかかってきた電話」よりインパクトがあるけど
でもなんと紛らわしいこと。

そして『ススキノ探偵シリーズ』の第1作目が本書だとのことで
とりあえず出版順に読んでみようかと

しかし、読み始めたらもう止まらなくて
いっきに読んでしまった!面白いです!

本書の背表紙に
“新しい軽快ハードボイルド誕生”とありましたが
正しく!ですね。



探偵はバーにいる BOOK


内容(「BOOK」データベースより)

札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、
いつものようにバーの扉をあけたが…
今夜待っていたのは大学の後輩。

同棲している彼女が戻ってこないという。

どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、
いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…
ヤクザに脅されても見栄をはり、
女に騙されても愛想は忘れない。

真相を求め「俺」は街を走り回る。

面白さがクセになる新感覚ハードボイルド登場。




主人公の探偵“俺”のキャラクターが良かったです。

ハードボイルドなのでボコボコにされたり
ボコボコにしたりと…殺人事件、売春etc…
けっこうハードなストーリー展開ですが
“俺”や、俺の周りの登場人物のキャラがいいので
ハードボイルドのわりには重くなかったです。

確かに『ススキノ探偵シリーズ』クセになる面白さですね。

次は、映画原作の「バーにかかってきた電話」を読もうかな。
楽しみです(^^)









テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2014_04_20




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