東野圭吾さんの『沈黙のパレード」


ガリレオ、再始動!
容疑者は彼女を愛したふつうの人々。
哀しき復習者たちの渾身の謎(トリック)が、
湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。


沈黙のパレード


突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、
数年後に遺体となって発見された。
容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。
だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。
さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、
町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。

かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。
パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。
殺害方法は?アリバイトリックは?
超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。



「ガリレオシリーズ」大好きで全作品読んでいますが
本書を読みながら
今回も『容疑者Xの献身』は越せないかな?と
勝手に決めつけながら頁を捲っていました
でも最後まで読み終えた感想は
「面白かった!」の一言に尽きます!

物語の後半部分で
『容疑者Xの献身』を踏まえた湯川の回想シーンがあり
湯川が事件を解決することで抱え込んでしまった心の葛藤
(『真夏の方程式』でもあったと思いますが…)
湯川は草薙(内海)に依頼され仕方なく警察に協力しているのですが
それ以外にも学者としての好奇心?で事件を解いている印象があり
でも本作では事件のトリックを見破るだけではなく
事件に関わった人々の気持ちに寄り添うという
いままでの湯川とは違う一面を見せてくれた作品でした。

それ以上感想を書くとネタバレになってしまうので
感想はこの辺で…^^;

でも確信に触れない程度のネタバレを少々
東野さん映画化を意識して書いているな?
そう思わせるシーンがありました
なんと湯川先生がギターを弾くシーンが♪
映画で福山さんのギターが聴けるよ~♡
私の頭の中では映画化決定でーす(^^)/




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_12_23




百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」


出光興産の創業者・出光佐三さんをモデルにした
ノンフィクション・ノベル


海賊と呼ばれた男 上下巻


海賊とよばれた男(上)

一九四五年八月十五日、
敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。
男の名は国岡鐡造。
出勤簿もなく、定年もない、
異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。
一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、
借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。
石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。


海賊とよばれた男(下)
敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。
ホルムズ海峡を突破せよ!
戦後、国際石油カルテル「セブン・シスターズ」に蹂躙される日本。
内外の敵に包囲され窮地に陥った鐡造は乾坤一擲の勝負に出る。
それは大英帝国に経済封鎖されたイランにタンカーを派遣すること。
世界が驚倒した「日章丸事件」の真実。


「海賊と呼ばれた男」第10回本屋大賞受賞作品
その当時うちのが購入した本です。
私は、岡田准一さん主演の映画版を先に観たので
本は暫くいいかな?と後回しに…
(読みたい本が次から次に出てくるので
積み本はどうしても後回しになるのよね^_^;)
でも、読み終えた本が段ボール3箱になったので
急遽本を整理することになり
BOOK○○が来る前にと慌てて読みました^_^;

本書を読んで感じたことは小説ではなく
どうせなら出光興産の創業者としての出光佐三さんを描いた
ノンフィクションを読んでみたいな!?と思いました。
出光佐三さん自身の著書も是非読んでみたいですね。

「海賊と呼ばれた男」が、近代史のなか埋もれてしまった真実に
もう一度スポットを当てたことは良かったと思います



映画「海賊と呼ばれた男」


海賊と呼ばれた男 MOVIE


1945年、焦土と化した東京。“国岡商店”の創業者、
国岡鐵造は従業員を誰も解雇しないと宣言する。
だが、石油業を再開したい国岡商店に対し、国内の販売業者、
欧米の石油メジャーなど常に様々な壁が立ちふさがる。
それでも常識を覆す奇想天外な発想と、
型破りの行動力で鐵造は新たな道を切り拓いていく。
そんな中、敗戦の悲嘆にくれる日本人に
大きな衝撃を与える“事件”が発生する。



制作年/2016
内容時間/145分

監督・脚本・VFX/山崎貴
音楽/佐藤直紀

(CAST)
国岡鐡造/岡田准一
東雲忠司/吉岡秀隆
長谷部喜雄/染谷将太
武知甲太郎/鈴木亮平
柏井耕一/野間口徹
藤本壮平/ピエール瀧
ユキ/綾瀬はるか
盛田辰郎/堤真一
木田章太郎/近藤正臣
鳥川卓巳/國村隼
甲賀治作/小林薫


鐡造役の岡田准一さん、カッコよすぎて
原作のイメージと少々違いましたが
それでも国岡鐡造になっているところは流石です!

原作を読んだら映画をもう一度観たくなりました(^_-)-☆




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_01_29




幡大介さんの「夏宵の斬」


青春の亡霊を斬る!
若き日の後悔を燻らせる元侍の清左衛門。
かつての主の招来が清算の機会をもたらした…。
渾身の剣劇と人間ドラマが火花を散らす!
~『帯紙』より~


夏宵の斬


手習師匠として平穏な日々を過ごす老人・内村清左衛門。
元侍の彼は苦い過去を背負っていた。
とある経緯で再会したかつての主からもたらされた事実。
それは故郷・越後国大前郡における、
藩政改革を志す本覚党の蠢動だった。
三十五年前、大志の下に清左衛門らが結党し、
目的を果たせず無残にも壊滅したはずの一団が、何故再び…!?



幡大介さんの本を初めて読みましたが
思っていた以上に面白かったです。

カバーイラストからも分かるように
老境に差し掛かった元侍が主人公で
自らがしでかした過去を清算する為
35年前に逃げ出した故郷に再び戻る
若かりし頃には見えなかった真実が
歳を重ねたことで次第に見えてきて
清左衛門は己の人生は何だったのかと
悔恨の念にさいなまれ
虚しさに打ちひしがれる…

物語の中で起きたことはあまりにも凄惨ですが
人生は大なり小なり後悔はつきもので
それでも人は生きていかなくちゃいけない
生きる為に必要な人との絆が
ラストでは描かれていたように感じました。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_01_19




葉室麟さんの「さわらびの譜」


揺れる想いと、藩の非道。
伊也は苦難を打ち払えるか?

わが想いは一筋の矢の如し。
届け―!
~『帯紙』より~


さわらびの譜


扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、
藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。
競い合ううち清四郎に惹かれていく伊也だったが、
妹の初音に清四郎との縁談が。
伊也とのあらぬ噂により
藩主の不興を買った清四郎の汚名をそそぐため、
伊也は清四郎と立ち合うことに―。
有川家に身を寄せる謎の武士の正体とは。
姉妹の揺れる想いの行方は。
くすぶる藩の派閥抗争が彼女らを巻き込む。
高潔な志が清々しい感動を呼ぶ時代長編!




藩の政権争いに巻き込まれた伊也と清四郎
お互いを想うが故にとった行動で
さらに窮地に立たされることに…

バカな藩主に振り回されてしまった二人でしたが
でも振り回されたお陰で二人の運命が開けたのかも!?

ドロドロとした内容に終始するのかと思っていましたが
思いのほか読後は爽やかでした。
どちらかと言うと敵方のお粗末さに救われた感も?
敵さん弱過ぎでしょ!


本書「さわらびの譜」政権争い+ラブストーリーで
かなり楽しませてもらえましたが
伊也の突飛な行動に突っ込んだり
敵さんの不甲斐無さに突っ込んだり
初音の切ない(可愛い)恋心にもちょこっと突っ込んだりと
結構突っ込みどころ満載で
今までに読んだ葉室作品とは違う面白さでした。



葉室麟さんが12月23日にお亡くなりになりました。
葉室麟さんの訃報をTVの二ユースで知りショックで…
私は葉室作品に出会ったばかりなので
これから作品を読むのを楽しみにしていただけに本当に残念です

岡田准一さん主演の映画『散り椿』が2018年に公開を控えており
葉室さんも映画の公開を楽しみにしておられたでしょうに…

心よりご冥福をお祈りします。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_12_25




葉室麟さんの「潮鳴り」


『蜩ノ記』の感動から二年。
豊後・羽根藩を舞台に〈再起〉を描く入魂作!

どん底を、なお生きてこそ――
落ちた花を再び咲かすことはできるのか?
襤褸蔵と呼ばれるまでに堕ちた男の不屈の生き様。
~『帯紙』より~


潮鳴り

俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、
役目をしくじりお役御免、
いまや“襤褸蔵”と呼ばれる無頼暮らし。
ある日、家督を譲った弟が切腹。
遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。
弟を救えなかった櫂蔵は、死の際まで己を苛む。
直後、なぜか藩から出仕を促された櫂蔵は、
弟の無念を晴らすべく城に上がるが…。


葉室さんの作品を読むのは本書で3作目ですが
3作目にして葉室作品に嵌まってしまった私
(遅すぎる!?)


「潮鳴り」の後半部分を読みながら
泣きそうになってしまい
電車で読んでいたのでかなり焦りました^_^;


“襤褸蔵”と呼ばれていた男が
どうやって再起していくのか…!?

実の弟新吾郎の無念の死
何故弟が切腹しなければならなかったのか
櫂蔵はお芳や同僚の仲間たちに支えられ
事の真相を探っていくのだけれど
さらなる災難が櫂蔵を襲う

お芳や継母染子の凛とした姿と
そして弟新吾郎の真っ直ぐな生きざまが
“襤褸蔵”と呼ばれた櫂蔵を変え
再び花開かせることになるのだが…

とても心に響く作品でした。


以前観た葉室さん原作の映画『蜩の記』
とても感動したのを覚えていますが
実は原作は未読で…^_^;
今更ながら原作を読みたくなりました。
登場人物の心情がどう描かれているのか
今から読むのが楽しみです。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_12_19




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