葉室麟さんの「陽炎の門」


友を陥れてまで、己は出世を望んだのか?
若き執政が行く道は修羅か、栄達か。
~『帯紙』より~


陽炎の門


職務において冷徹非情、若くして執政の座に昇った桐谷主水。
かつて派閥抗争で親友を裏切り、いまの地位を得たと囁かれている。
三十半ばにして娶った妻・由布は、己の手で介錯した親友の娘だった。
互いに愛情が芽生えはじめた頃、由布の弟・喬之助が仇討ちに現れる。
友の死は己の咎か―。足元はにわかに崩れ、夫婦の安寧も破られていく。
すべての糸口は十年前、主水と親友を別った、ある“事件”にあった。
誰もが一度はあやまちを犯す。人は、そこからどう生きるのか。
峻烈な筆で描き出す、渾身の時代長編。



久々に葉室作品を読みました。
(葉室作品を読むのは2作目)
黒田官兵衛描いた『風渡る』を読んで以来
葉室作品を読んでいなかったのですが
こんなに面白かったっけ!?
本書「陽炎の門」読みだすと止まらず一気読み!
と言いたいところですが…飛行機の中で読んだので
行きと帰りの機内で(約4時間?)読み終えました
…さすがに旅行先では読めず…

本書は時代小説なのですが
桐谷主水が巻き込まれてしまった過去の事件
派閥争いに巻き込まれ友を死に追いやってしまった負い目、等
政治的陰謀を描いているのかと思いきや
ちゃんと恋愛小説にもなっており
そしてミステリーとしても読み応えのある物語でした。

桐谷主水の対極の存在?
もう一人の陰の主人公?早瀬与十郎
ネタバレになるので詳しくは記せませんが
ラストシーンがタイトルになっているのですね!?
そのシーンで与十郎が救われたように感じました。

重たい内容の割に読後は爽やかで、面白かったです。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_12_01




東野圭吾さんの「恋のゴンドラ」


この恋の行方は天国か地獄か
怒濤の連続どんでん返し!

恋をするには
愛以上に覚悟と度胸が必要―
書きながら改めて
思いました。
東野圭吾
~『帯紙』より~


恋のゴンドラ


真冬に集う男女8人の運命は?
あの東野圭吾が“恋愛"という永遠のミステリーに真っ向から挑む。
衝撃の結末から目を逸らすな!




読み始めの感想は、
7つの物語の短編集?
東野さんの作品としてはちょっと物足りないかな?
と思いながら読んでいましたが
特に、『ゴンドラ』と『リフト』がいまひとつで^_^;
でも『プロポーズ大作戦』あたりで???
もしかしたら面白くなるかも!?

その後の物語
『ゲレコン』『スキ― 一家』
『プロポーズ大作戦 リベンジ』
『ゴンドラ リプレイ』
最後まで一気読みしました!

ミステリーではなかったけれど
このノリ嫌いではないです。
どちらかと言うと好きかも


本書の帯紙で紹介されていたので
『雪煙チェイス』、本書の続編なのかしら?と
勝手に思っていましたが、どうやら違うようですね

「恋のゴンドラ」ラストの物語
『ゴンドラ リプレイ』での絶叫のその後が気になる!
東野さん、続編書いてくれませんかね!?



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_09_19




東野圭吾さんの「危険なビーナス」


失踪した弟の嫁を見た瞬間、俺は雷に撃たれた。

弟の妻・楓は、夫の失踪の原因を探るため弟の家族に近づく。
伯朗は楓に頼まれ協力するが、時が経てば経つほど
彼女に惹かれていく―。
「ごめん、好きにならずにはいられない。」

解けない謎が、出逢うはずのなかった二人を近づける。

真相を知った人は、どんな顔をするだろう―東野圭吾
~「帯紙」より~


危険なビーナス


弟が失踪した。
彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。
楓は夫の失踪の原因を探るため、
資産家である夫の家族に近づく。
兄である伯朗は楓に頼まれ協力するが、
時が経てばたつほど彼女に惹かれていく。



『帯紙』に記された東野さんの言葉に納得です!

※真相を知った人は、どんな顔をするだろう―東野圭吾
後半部分を読んでいた私の心の声⇒“エーーーーッ!!!!そうきたか!!”
東野作品としては読後感がめずらしく!?かなり爽やかでした
特にラストの頁がいいですね(笑)

何に驚いて、何が良かったのか、残念ながら記せませんが
(ネタバレになるので)
私にとってはかなり面白い本でした。

ただ東野さんの『白夜行』や『容疑者Xの献身』のような
重いストーリー展開が好きな方には肩透かしになるかも?




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_08_13




原田マハさんの「デトロイト美術館の奇跡」


アメリカの美術館で本当に起こった感動の物語。
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の系譜を継ぐ
原田マハさんの珠玉のアート小説。


デトロイト美術館の奇跡


何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためなら。
ゴッホにセザンヌ、ルノワール。
綺羅星のようなコレクションを誇った美術館は、
二〇一三年、市の財政難から存続の危機にさらされる。
市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきなのか?
全米を巻き込んだ論争は、
ある老人の切なる思いによって変わっていく――。
実話をもとに描かれる、ささやかで偉大な奇跡の物語。


第一章 フレッド・ウィル《妻の思い出》 二〇一三年
第二章 ロバート・タナヒル《マダム・セザンヌ》 一九六九年
第三章 ジェフリー・マクノイド《予期せぬ訪問者》 二〇一三年
第四章 デトロイト美術館《奇跡》 二〇一三―二〇一五年



原田マハさんの今まで出版された美術系小説が
かなりどっしりとした重量級の物語だったので
本書も期待していたのですが…
実際に起きた出来事を纏めた本だからか
物語としては少し物足りなく感じるほど
あっさりとしており、最後までサラリと読めました。

ただその描き過ぎなさが逆に良かったかな
説明を控えた文章がリアリティーを増し
脚色されていないドキュメントに近い物語が心に響く
特に、第一章 フレッド・ウィル《妻の思い出》は
泣けて泣けてしょうがなかった。


『助けたいのです。ー友を』
フレッドの美術館への想いが正しく奇跡ですね。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_05_06




東野圭吾さんの「疾風ロンド」


「疾風ロンド」阿部寛さん主演で映画化!

未読だったので図書館で借りて読むことに
予約したらすぐに借りることができました(^_^)v




疾風ロンド BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

強力な生物兵器を雪山に埋めた。
雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。
場所を知りたければ3億円を支払え―
そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。

上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、
息子と共に、とあるスキー場に向かった。
頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。
ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。






映画「疾風ロンド」


疾風ロンド MOVIE

映画あらすじ

大学の研究施設の違法生物兵器「K-55」が盗難に遭い、
さらに国民を人質に身代金3億円を用意するよう脅迫メールが届く。
残された時間は4日間、主任研究員の栗林和幸は
ひそかに兵器を探索するという任務を依頼されるも、
手掛かりはゼロ。
そんな折、犯人死亡というまさかの事態に
ぼうぜんとしながらも大惨事を回避すべく、
犯人の遺品をヒントに国内屈指の規模を誇るスキー場へと向かう。



映画「疾風ロンド」只今上映中!ですが?
残念ながら映画館が遠いので観に行けません^_^;
(近くにシネコンあるけど…そこでの上映無し)



「疾風ロンド」最初から最後までドキドキもので
とても面白かったです!
もちろん一気読みでした(^_^)v

ラストの1頁を読み終えるまで息がつけません!


それにしてもスキー初心者の栗林和幸に
生物兵器探索をまかせて大丈夫なの?

案の定!?ドジなおじさん栗林のお陰で
シリアスサスペンスのはずが
なぜかドタバタ劇の様相に

目印のテディベアからして不思議だったのよね
どうしてテディベアなの?と思っていましたが
東野さん、こうきましたか!


ドジな栗林が頑張れば頑張るほど
おかしな方向に転がっていく
重い内容なのに軽いノリで押し切ってしまった!?
このノリ結構好きです(^^)


『白銀ジャック』に登場した
根津昇平と瀬利千晶が
栗林を助ける役回りで登場しています。

両作とも疾走感あり!一気読み間違いなし(^_-)-☆




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 2016_12_07




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