楠章子さんの「電気ちゃん」


帯紙に記された“あさのあつこさん”の
推薦文につられて読みました。

『魂が電気に触れたようだった。ぴりぴりと痺れる。

痺れたその後、じんわりと温かく、豊かになっていく。
そして、哀しくなっていく。

鳥子、寿々、紫、きみ夜、電気ちゃん。

一人一人の物語は孤独で異質で透明だ。

この哀しさ、この澄んだ哀しさは、いったいなんだろう。

そして、この強さは、なんだろう。

一人一人の孤独が絡み合い、
もつれ合い強く鮮やかな色彩を放つ。

幼い鳥子がパレットの上に残した紫の色のようだ。
   
人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある。』
                        -あさのあつこー

         
                 
不器用にしか生きれない電気ちゃんと鳥子

お互いの距離感を保つことで成り立っている二人暮し。

その距離感が崩れることで
鳥子はまたひとりぼっちになってしまう…。

距離感を読むって時には難しく感じることもあるよね。

鳥子のように意地を張ったり、
時には慣れすぎてしまったり…。


短編連作なのでサラリと読めました。



電気ちゃん BOOK


内容説明(「BOOK」データベースより)

家出少女と超ダメ男「電気ちゃん」

ちょっとおかしくて切ない恋の行方…。

ひとりぼっちの魂を包み込む五つの物語。

気鋭のストーリーテラーによる鮮烈な渾身作!




1話「電気ちゃん」
 超ダメ男「電気ちゃん」に拾われた16歳の家出少女・鳥子

2話「歯がた」
 乳がんの宣告をされた26歳OLの寿寿(じゅじゅ)

3話「チョコレート」
 凄腕の料理で男を次々と部屋に誘う38歳バツイチのきみ夜

4話「種」
 男性より女性を愛する超美人ホステス、紫(むらさき)

5話「ざらめ」
 鳥子がコンビニで拾った小柄な青年ざらめ

「電気ちゃん」という奇妙な縁に引きよせられたのは、
生きることがあまり上手ではない女たち。

5話ともどこか寂しくて、少し心が痛くなる
そんな物語。

でも孤独な彼女たちが、「電気ちゃん」の縁で繋がることで
そこに微かな希望が芽吹いていく…。



諸手を挙げて面白い!とは叫べないけど
読み終えた後、不思議な余韻が残る本です。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2014_02_06




08  « 2019_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

検索フォーム

アクセスカウンター

最新記事

カテゴリ

QRコード

QR




PAGE
TOP.