原田マハさんの「デトロイト美術館の奇跡」


アメリカの美術館で本当に起こった感動の物語。
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の系譜を継ぐ
原田マハさんの珠玉のアート小説。


デトロイト美術館の奇跡


何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためなら。
ゴッホにセザンヌ、ルノワール。
綺羅星のようなコレクションを誇った美術館は、
二〇一三年、市の財政難から存続の危機にさらされる。
市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきなのか?
全米を巻き込んだ論争は、
ある老人の切なる思いによって変わっていく――。
実話をもとに描かれる、ささやかで偉大な奇跡の物語。


第一章 フレッド・ウィル《妻の思い出》 二〇一三年
第二章 ロバート・タナヒル《マダム・セザンヌ》 一九六九年
第三章 ジェフリー・マクノイド《予期せぬ訪問者》 二〇一三年
第四章 デトロイト美術館《奇跡》 二〇一三―二〇一五年



原田マハさんの今まで出版された美術系小説が
かなりどっしりとした重量級の物語だったので
本書も期待していたのですが…
実際に起きた出来事を纏めた本だからか
物語としては少し物足りなく感じるほど
あっさりとしており、最後までサラリと読めました。

ただその描き過ぎなさが逆に良かったかな
説明を控えた文章がリアリティーを増し
脚色されていないドキュメントに近い物語が心に響く
特に、第一章 フレッド・ウィル《妻の思い出》は
泣けて泣けてしょうがなかった。


『助けたいのです。ー友を』
フレッドの美術館への想いが正しく奇跡ですね。




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2017_05_06




原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」


ゲルニカを「消した」のは誰だ?

ピカソの名画をめぐる陰謀と希望
圧巻の国際謀略サスペンス

私は信じる、絵画の力を。

反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画
ピカソのゲルニカ。
国連本部のロビーに飾られていた
この名画のタペストリーが
2003年のある日、忽然と姿を消した…

大戦前夜のパリと現代のニューヨーク、
スペインが交錯する
華麗でスリリングな美術小説

~「帯紙」より~



暗幕のゲルニカ

(内容紹介)

一枚の絵が、戦争を止める。
私は信じる、絵画の力を。
手に汗握るアートサスペンス!

反戦のシンボルにして2 0世紀を代表する絵画
ピカソの〈ゲルニカ〉。

国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが
2003年のある日、突然姿を消した――
誰が〈ゲルニカ〉を隠したのか?

ベストセラー『楽園のカンヴァス』から4年。
現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、
知的スリルにあふれた長編小説。




今年の3月にゲルニカ(タピスリ)を見る機会があり
…実はタピスリなのであまり期待していなかった…
でも見事に期待を裏切り!?
ゲルニカ(タピスリ)素晴らしかったです!

運がいいことに広い展示室の中で
たった一人で観賞出来た瞬間もあり!

2~3分ほどだったと思いますが
ゲルニカ(タピスリ)をソファーに腰掛けながら眺めたり
間近で織目のひと目ひと目を食入るように見たり
とても贅沢なひと時でした。

その直後に本書を知ったこともあり
『暗幕のゲルニカ』を見つけたとき
原田マハ凄い!!
絶対読むぞー!!と
思わず本屋さんで叫んだ私(心の声ですが)

でも体調不良や仕事の忙しさもあって
結局、読むのが今頃になってしまった…^_^;



『ピカソの戦争』企画展の為
もう一度MOMAにゲルニカを展示したい!
そう思った瑤子の前に
次から次へと降りかかる無理難題

瑤子は何度も諦めかけるが…
絶望と思われたその交渉過程を
第二次世界大戦前後のパリと
9.11や湾岸戦争前後の現代を
各章で交互に挿入して描いている


原田さんの絵画小説は
本当に文句なく面白い!

『楽園のカンヴァス』『太陽の棘』
そして本書「暗幕のゲルニカ」
いずれも史実を絡めた物語なので
実際に起きた出来事だと錯覚してしまうほど!?
最後まで一気読みでした!



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_09_01





以前、原田マハさんの「太陽の棘」の記事をUPした際
「ニシムイ ~太陽のキャンバス~」展を紹介しましたが
やっと観に行くことができました。


原田マハさんの「太陽の棘」過去記事URL
http://bookmusicmovie.blog.fc2.com/blog-entry-497.html




ニシムイ カタログ1

ニシムイ カタログ2


素晴らしい作品を実際にこの目で観ることができ感動!!

特に、本の表紙となっていた絵を2作品とも観ることが出来たのが、
ホント嬉しかったです(*^_^*)


【スタンレー・スタインバーグ:玉那覇正吉】

太陽の棘


【自画像:玉那覇正吉】
太陽の棘2




素晴らしい作品群の中でも、心を鷲掴みにされた作品がこちら



【老母像:玉那覇正吉】

老母像 玉那覇正吉

「老母像」、作品の前で動けなくなるほど圧巻でした!



もちろん、他にも素晴らしい作品ばかりで、
詳細は下記のURLをクリックしてご確認下さい。

[沖縄県立博物館・美術館.WEB]

http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=1401


お近くにお住まいの方、ご旅行で沖縄へ訪れる方
よければ足を運ばれてみては如何でしょうか?
「ニシムイー太陽のキャンバス」展、ホントお薦めです!

もし観に行かれるのなら、その前に
原田マハさんの『太陽の棘』を先に読んで下さいね(^_-)-☆
そのほうが感動倍増すること間違いなし(^_^)v




テーマ : お勧め    ジャンル : 本・雑誌
 2015_09_01




原田マハさんの「カフーを待ちわびて」


『もし絵馬の言葉が本当なら、
私をあなたのお嫁さんにしてください』

「嫁にこないか。」きっかけは絵馬に書いた願い事だった。
沖縄の小さな島に住む明青のもとに神様が花嫁をつれてきた。
やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。
                  ~帯紙より~



※多少ネタバレ有!未読の方はスルーして下さいねm(__)m


カフーを待ちわびて BOOK

(内容紹介)

「嫁に来ないか。幸せにします」
「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。

ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。

一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。
偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。

第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。




映画「カフーを待ちわびて」


カフーを待ちわびて MOVIE

解説(「シネマトゥデイ」より)

第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した
同名の小説を映画化したピュアなラブストーリー。

不器用な青年と謎の女性が幾多の困難を乗り越え、
互いにかけがえのない存在となっていく姿を温かく見つめる。

主演はこれが恋愛ドラマ初主演となる
『チーム・バチスタの栄光』の玉山鉄二。
その相手役を『山のあなた 徳市の恋』のマイコが務める。

沖縄の美しい景色を背景に描かれる、
純粋に人を思う気持ちに胸が熱くなる。




あらすじ(「シネマトゥデイ」より)

南の小さな島で雑貨店をしながら愛犬のカフーと暮らす明青は、
ある日1通の手紙を受け取る。

そこには「あなたのお嫁さんにしてください」というメッセージが
書かれていたが、彼は差出人に心当たりはなかった。

そんな折、突然幸と名乗る美しい女性が島を訪れ、
いつの間にか明青の家に居ついてしまうのだが……。




(CAST)
友寄明青⇒玉山鉄二さん

幸⇒マイコさん

新垣渡⇒勝地涼さん

照屋俊一⇒尚玄さん

玉城ミツ⇒瀬名波孝子さん

比嘉辰夫⇒宮川大輔さん

宜保秀雄(村長)⇒ほんこんさん

新垣梨香⇒伊藤まゆみさん

友寄美晴⇒高岡早紀さん

高木吉雄⇒沢村一樹さん

新垣成子⇒白石美帆さん


監督⇒中井庸友さん
脚本⇒大島里美さん
音楽⇒池頼広さん
主題歌⇒moumoon『EVERGREEN』



「カフーを待ちわびて」、やっと読みました!
しかし…期待しすぎてしまったのが悪かったのか
読後にもやもや感が残ってしまい…。
まぁ、それだけ本の世界に入り込めたのかな?とは思うのですが^_^;

『花々』がとても感動的な物語だったので
「カフー」にもそれを期待してしまった私が悪い!?

「カフー」物語としてはとても面白かったのに
なぜそこまで後味が悪かったのか…?
それは、登場人物達の利己的なキャラが原因です!

特に俊一と渡が許せなくて…読後も怒りを引き摺ってしまうほど

前に紹介した『桜ほうさら』の中で
『嘘は、一生つきとおそうと覚悟を決めたときだけにしておきなさい』
とありましたが、正しく!
渡にこの言葉を投げつけたい!
なによりも、勝手に人の手紙を読むような二人の人格が最悪

明青は人が良すぎて
なぜ簡単に人の言葉に振り回されてしまうの?
自分の気持ちはどこにあるの???


「カフー」のエンディングでは不完全燃焼!?だったので
『花々』を先に読んでいたのが、逆に救いになった?


映画版は、エンディングが原作と違うようなのでDVD借りて観ようかな!?
明青役の玉山鉄二さんを見たい!!が本音ですけどね(^_-)-☆




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_07_25




原田マハさんの「普通じゃない」


“ mixi350万アクセスを突破した初の連載小説 ”

超大手都市開発会社に入社、新たな一歩を踏み出した、しいな(26歳・㊛)
しかし、社長から下される “ 普通じゃない!!” ミッションに
彼女の運命は大きな転機をむかえて…
コミカル☆ジェットコースター☆サクセス☆ストーリー!
  ~帯紙より~


普通じゃない

内容(「BOOK」データベースより)

将来の夢を抱きつつも職はなく悩める毎日を送っていたしいなは、
植物公園で一風変わった老人と出会った。

そして老人に誘われるままに就職を決め、初出社。

なんと彼は今をときめく超高層ビル群を次々に手掛ける、
大手都市開発会社社長“権田原大咲”だった!!

憧れのキャリア・ガールへスタートを切ったと思ったのもつかの間、
配属先はホコリだらけの地下4階、これっていったいどういうこと???

SNS「mixi」公式企画「ミクドラ」として限定公開された初の小説を書籍化。

連載時から話題沸騰!共感度120%の一途な夢と仕事と友情と恋の物語




本書「普通じゃない」、思っていたよりもコミカル度の強い物語でした。
mixiでの限定公開ということで、万人受けを狙った?
端々には、流石!と思わせる箇所もありましたが
全体的には少し軽かったかな?

やはり浮気せずに?『カフーを待ちわびて』を読んだ方が良かった!?
『花々』の後に『カフー』を読むつもりだとブログにも書いていたのに…^_^;


※『カフーを待ちわびて』『花々』ともに原田マハ著
http://bookmusicmovie.blog.fc2.com/blog-entry-514.html





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_07_21




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