辻堂魁さんの「待つ春や 風の市兵衛 ⑱」


圧巻の剣戟シーン。
快刀乱麻に撫で斬って
疾る!疾る!

誰が鳥見役を斬殺したのか
藩に捕らえられた依頼主の友を、
市兵衛は救えるのか!?


待つ春や


武州忍田は幕府の台所を支える最重要拠点である。
年の瀬、公儀御鳥見役とその手下が斬殺された。
領主の阿部家は追剥ぎ強盗の仕業とするが、
公儀目付役は疑念を隠さなかった。
同じ頃、唐木市兵衛は俳諧の宗匠を訪ねていた。
彼は阿部家の元家士で、忍田までの旅の供を依頼される。
破格の給金を訝しんだ市兵衛が真意を問うや、
捕らえられた友の救出に向かうと…。



無実の友人を救う為
年老いた依頼者は市兵衛と共に旅に出るのだが

今までに読んだ『風の市兵衛シリーズ』では
”市兵衛に任せれば大丈夫!”という安心感が
(水戸黄門ではないけれど!?)あったのよね
でも本書「待つ春や」では
『走れメロス』のようなタイムリミットの焦りが・・・
市兵衛は間に合うのか?とハラハラドキドキ

ラストの展開は想像できたのですが
それでも十分に面白かったです
最後まで楽しませてもらえました。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_10_04




辻堂魁さんの「夕影 風の市兵衛⑮」


届くのか、市兵衛の励ましが――。

貸元の父を殺され、利権抗争に巻き込まれた三姉妹が
命をかけてまで貫こうとしたものとは!



夕影


“算盤侍”唐木市兵衛は、
公儀十人目付筆頭片岡信正の依頼で、
下総葛飾を目指していた。
信正の配下返弥陀介は親友市兵衛の出立に際し、伝言を託す。
葛飾近くの貸元に匿われている女宛だった。
道中、市兵衛は貸元が人徳者だったが三月前に暗殺されたと知る。
跡目を継いだのは美人の三姉妹で、
市兵衛はその手下を偶然助けたことから、
縄張り争いに巻き込まれ…。



今回の物語は弥陀ノ介の恋話が発端に!?
市兵衛は相変わらずカッコいいので
美人姉妹に淡い恋心を抱かせるけれど
でも市兵衛は我関せずで・・・それとも鈍感なのか!?
弥陀ノ介が好きになった女性も
”えっ!この人が好きなの?”と前途多難の様子

市兵衛がヤクザの抗争に巻き込まれる話を軸に
その抗争の裏には侍の利権争いも加わり
兄・信正の依頼とも繋がっていく
市兵衛の行くところには争いがついて回る!?
でも血生臭い闘争だけではなく
今回はロマンスも!?あったので
いつもとは違う面白さでれサクサク読めました。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_09_22




辻堂魁さんの「遠雷 風の市兵衛⑬」


身代金は三千両。
市兵衛、交渉人になる!?

市兵衛の前に現れた依頼人は、
若き日の初恋の女性―
~『帯紙』より~


遠雷


「市兵衛さんにしか頼めねえんだ」
夏の日、渡り用人・唐木市兵衛の許を、
請け人宿の主・矢藤太が訪れた。
依頼は攫われた元京都町奉行・垣谷貢の幼い倅の奪還。
拒む市兵衛に矢藤太は、倅の母親はお吹だと告げる。
お吹こそ、青春の日、京で仕えた公家の娘で初恋の相手だった。
奪還を誓う市兵衛。
だが、賊との激闘の中、市兵衛は
垣谷家の大罪と衝撃の事実を知ることに…。


私は“風の市兵衛シリーズ”途中から読んだので
市兵衛の過去をまるで知らなかったのですが
本書で初恋の女性が登場したことで
渡り用人になったいきさつ等々
市兵衛の過去を少しだけ垣間見ることが出来ました。

毎回、冷静沈着でスマートに事件を解決していく市兵衛ですが
今回は初恋の女性の子ども勝之助が誘拐され
彼女のたっての望みを受け、勝之助奪還のため奮闘する。

しかし勝之助を誘拐した賊にもそれなりの理由があり
前の京都町奉行だった旗本垣谷氏の
京都での負の置き土産、あまりにも理不尽な行いが
加害者を勝之助誘拐という暴挙に走らせた

善悪が入り混じった中で市兵衛が取った行動は
勝之助を無事救い出すこと
垣谷氏が悪でも子どもには罪はない
賊の頭が最後に勝之助を連れ逃げだそうとした
そのシーンを読みながら複雑な気持ちになりました

ネタバレになるので内容は記せませんが
ラストにもビックリ!?
まぁ、薄々感じていましたけどね^_^;



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2018_08_12




辻堂魁さんの「乱雲の城 風の市兵衛 ⑫」


あの男さえいなkれば―
義の男に迫る城中の敵!

目付筆頭の兄・信正を救うため、
市兵衛、江戸を奔る!
~『帯紙』より~


乱雲の城


「ああいう男はとり除かねば」
文政半ばの年末、江戸城内外で
奥祐筆組頭・越後織部は謀議を重ねていた。
翌春、長兄で目付・片岡信正の婚儀の喜びも冷めぬ中、
今は市井に生きる末弟・唐木市兵衛は、
信正配下の小人目付・返弥陀ノ介捕縛、責問の報に驚愕。
信正も謹慎中と知り、真相の究明に乗り出すが…。
冤罪に落ちた兄と友を救うため、
“風の剣”が城に巣くう闇を斬る!



風の市兵衛シリーズ12話では
NHKドラマ『そろばん侍」で
筒井道隆さんが演じていた兄・信正が窮地に!
江戸城の権力争いの渦中に巻き込まれた信正
いつもは兄・信正に助けられていた市兵衛が
今度は兄を救うため奮闘する。

登場人物がドラマの役者陣に!
読みながら向井さんや筒井さんが登場してくれたので
今回も得した気分になれました(^^)



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 2018_08_10





辻堂魁さんの「春雷抄 風の市兵衛 ⑪」


辻堂魁さんの『風の市兵衛シリーズ』は
『そろばん侍 風の市兵衛』と題し、
NHK総合「土曜時代ドラマ」枠で先月まで放送
3回を1部とした3部構成で(全9回)
第1部「春の風」、第2部「雷神」、第3部「帰り船」を観て
面白かったので本書を読みましたが
ドラマの原作ではなかったです…
ドラマの原作は風の市兵衛シリーズの1巻~3巻
私が読んだ本書はなんと11巻
(またやってしまった…^_^;)
でも物語が一巻ごと読み切りなので
11巻から読でも大丈夫でした(^_^)v
読みながらドラマの出演者が浮かんできたので
倍楽しめたかも(^^)


春雷抄11


渡り用人・唐木市兵衛は、
知己の蘭医・柳井宗秀の紹介で人捜しを頼まれた。
依頼主は江戸東郊の名主で、
失踪した代官所の手代・清吉の行方を追うことに。
一方、北町同心の渋井鬼三次は、本来、勘定奉行が
掛の密造酒の調べを極秘に命じられる。
江戸で大人気の酒・梅白鷺が怪しいというのだ。
やがて二つの探索が絡み合った時、
代官地を揺るがす悪の構図が浮上する…。



『夫を、父を想う母子のため、
市兵衛、代官地を奔る!』
~帯紙より~


辻堂魁さんの本を読むのは初めてです
だからなのか物語の世界に入り込むまで
少々時間がかかりました^_^;
登場人物の会話の途中で
いきなり!?背景・状況描写があり
物語りが切れてしまった感が…
でも読み進めるうちにコツがつかめてきたので
それからはちゃんと物語の世界に入り込め
最後まで楽しんで読めました。
市兵衛の登場シーンはすべて向井理さんが浮かんでくるので
すごく得した気分になれましたよ(^_-)-☆



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 2018_08_08




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