小林由香さんの「ジャッジメント」


大切な人が殺された時
あなたは『復讐法』を選びますか?

大切な人を殺された者は言う。
「復讐してやりたい」と。
凶悪な事件が起きると人は言う。
「同じ目にあわせてやりたい」と。

犯罪が増加する一方の日本で
新しい法律が生まれた。
目には目を、歯に歯を――。

この法律は果たして被害者と
その家族を救えるのだろうか!?

~「帯紙」より~


注:以下ネタバレ有!未読の方はスルーして下さい!



ジャッジメント

内容紹介

大切な人を殺された者は言う。
「犯罪者に復讐してやりたい」と。
凶悪な事件が起きると人々は言う。
「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。

20××年m凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、
新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。
目には目を歯には歯を。
この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか?




第一章『サイレン』
16歳の天野朝陽は、堀池剣也を主犯格とする
19歳の4人の少年に拉致監禁され
激しい暴行を受けた後、4日目の早朝に殺害された。
受刑者:堀池剣也(19)
執行者:天野義明(被害者の父)

第二章『ボーダー』
吉岡エレナは、深夜2時、同じ家に暮らす祖母の吉岡民子の頸部を
刃渡り20センチの牛刀で切り付けて致命傷を負わせ
その後も執拗に胸部を刺し、殺害した。
受刑者:吉岡エレナ(14)
執行者:吉岡京子(被害者の娘であり、エレナの母)

第三章『アンカー』
鏑木矢磨斗は、大通りで奇声を上げながら
サバイバルナイフを振り回し、次々に通行人を襲った。
この事件で3人が死亡、5人が重軽傷を負った。
受刑者:鏑木矢磨斗
執行者①:川崎景子(死亡した専業主婦の娘)
執行者②:久保田航平(死亡した医学部生の兄)
執行者③:遠藤武:(死亡した女性教師の婚約者)

第四章『フェイク』
10歳の前田アキラは、かって病院だった
建物の屋上から突き落とされて死亡した。
殺害したのは有名な超能力者・神宮寺薪絵。
受刑者:神宮寺薪絵(67)
執行者:前田佐和子(被害者の母)

第五章『ジャッジメント』
森下麻希子と内縁の夫の本田は
麻希子の娘である5歳のミクを虐待の末、餓死させた。
受刑者①:森下麻希子(31)
受刑者②:本田隆男(32)
執行者:森下隼人(10)(被害者の兄であり、麻希子の息子)



最後の頁を読み終え
心の中に重石を乗せられたような感覚に

一気読みするほど夢中になって読みましたが
手放しで面白かったとは言えない…
それほど衝撃的な物語でした。

特に第五章『ジャッジメント』は
応報監察官・鳥谷の叫びとシンクロしてしまうほど
『死ぬよりも苦しいのは見過ごすことだ。』
『何もできない、何もしなかったのは自分自身なのだ。』
辛く苦しい物語でした。


著者の小林由香さんは
本作「ジャッジメント」でデビュー

第33回小説推理新人賞を受賞

凄い新人が現れましたね!
次回作が今から楽しみです。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
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