住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。
それはクラスメイトである山内桜良が綴った、
秘密の日記帳だった―
~「帯紙」より~

(出版社内容情報)
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。
タイトルは「共病文庫」。
それは、クラスメイトである山内桜良が
密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、
もういくばくもないと書かれていた。
こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から
【秘密を知るクラスメイト】となった僕。
まるで自分とは正反対の彼女に、
僕は徐々にひかれていった。
だが、世界は病を患った彼女にさえ、
平等に残酷な現実をつきつける――。
全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!
『君の膵臓を食べたい』
まずは、ドキッとするタイトルで心を鷲掴!
本書がデビュー作という住野よるさん
新人作家とは思えないほどの筆力で
難病を患ったヒロインと
ヒロインを見守る少年…ありがちな設定ですが
タイトルにも名前負けしないほど!?
とても斬新な物語でホント面白かった
少なくともお涙ちょうだいの軽い物語ではないです。
それでも後半は号泣しましたが
読後は思いのほか爽やかで
いい意味で裏切られました。
物語の中にどんどん惹き込まれていき
あっという間の一気読み!
本屋大賞第2位も頷けますね(^_-)-☆
住野よるさんの2作目『また、同じ夢を見ていた』も
是非、近いうちに読みたいと思います。