たつみや章さんの「神さま三部作」


「神さま三部作」とは?

『ぼくの・稲荷山戦記』⇒環境問題 
『夜の神話』⇒原発事故
『水の伝説』⇒自然災害

簡単に一言で表すと、このイメージです。が

たつみやさんの「神さま三部作」は
難しく重大な問題を
優しくユーモアを含みながら、
子どもたちにも分かるように描かれている。

特に『夜の神話』は
約20年前に出版された本なのですが
福島原発事故を目の当たりにした私たちにとって
とても意味深い本となっていると思います。

それにしても
こんなカッコイイ神さまがいたら会ってみたいな♡

小学生向けの本ですが、とても奥が深くて面白かったです。




第1弾『ぼくの・稲荷山戦記』
ぼくの稲荷山日記

先祖代々、稲荷山神社の巫女をつとめるマモルの家に
ある日、奇妙な下宿人がやってきた。

腰までとどく長髪に、和服の着流し
アブラアゲが大好きな美声年・守山さんの
不思議な魅力に、マモルはしだいに惹かれていく。

そして、レジャーランド開発の為に破壊されようとしている
山と古墳を守ろうと立ち上がった守山さんと
マモルは行動をともにするようになる。

海に山に森に、太古から宿り
人間達を見守ってきた“存在”との運命的な出会い
そして、明らかになった守山さんの驚くべき正体とは?

いま自然を守ることの大切さを熱く問いかける
秀作ファンタジー。




第2弾『夜の神話』
夜の神話

内容(「BOOK」データベースより)

とつぜん決まった引っ越しで、母方のおばあちゃんが住む
ド田舎で暮らすことになった六年生のマサミチ。

ダサくって幼稚な同級生ともなじめず
ふてくされているとき、ふと寄り道した古いお宮で
白い着物に白いはかま姿の青年に呼びとめられる。

その“きれいなお兄いさん”こそ
ツクヨミの神とあがめられる「夜のお方さま」の仮のお姿。

なりゆきで食べてしまったサトリまんじゅうの効きめで
マサミチは、家霊のヨネハラさんや猫のコトラをはじめ
いままで気にもとめなかった木や虫たちとも
対話できるようになる。

いっぽう、技術者のパパが勤める原子力発電所で
あるおそろしい事態が進行し
ぼくの大好きなスイッチョさんは全身を青い炎にむしばまれる。

スイッチョさんの命を救い
秒読みの危機をくい止められるのは、はたして?



第3弾『水の伝説』
水の伝説

東京の学校ではうまくやれなかった6年生の光太郎。

逃げ出すように山村留学してきた白水村は
川の上流のそのまたずっと奥にある小さな山村。

ヤマメがガバガバ釣れる川はあるし
寄宿先の子、竜雄という友達もできて
毎日がすごく楽しかった、が___。

大雨で水かさの増した川で
カッパらしきものを助けたその夜
原因不明の高熱におそわれた光太郎の夢に
不思議なメッセージが届けられ…。



登場人物達がとても魅力的!
特に、主人公の少年たちの成長していく姿が眩しくて
ハンサムな神さま達もカッコよかったです♡

本書は、小学生向けとありますが
内容はとても深いテーマを扱っているので
中高生や、大人の方にもお薦めしたいです。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_08_04





たつみや章さんの「月神」シリーズ



シリーズ第1弾の『月神の統べる森で』で
第37回野間児童文芸賞を受賞。


本作「月神」シリーズは
縄文末期から、弥生へと移り変わる激動の時代
その時の狭間に生まれた人々を描いています。

表紙、挿絵を、東逸子さんが描いておりますが
繊細で美しい絵が、物語をさらに際立たせてくれています。

YA向けとありますが、大人の方が読んでも
面白く読めると思います。
お薦めですよ(^_-)-☆


「月神」シリーズは、5巻からなる長編大作なので
あらすじのみの紹介とさせて戴きます。





Ⅰ.月神の統べる森で
月神の統べる森で

内容(「BOOK」データベースより)

はるか太古の昔。

山も、川も、木々も、獣も…みな、心をもった存在だった。

人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。

ある時、海からきたヒメカの民は、土地をかこってクニとし
敵意をむき出してムラに襲いかかった。

そして、ムラの若き長アテルイと、美貌の巫者シクイルケは
流亡の旅の途中、翡翠色の目をもつ少年ポイシュマと
運命的な出会いをするのだった…。

かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて
人々の愛と闘争を描く、たつみやファンタジー待望の新作。




Ⅱ.地の掟 月のまなざし
地の掟 月のまなざし

内容(「BOOK」データベースより)

すべての自然には神が宿り
人はその恵みによって生かされている、と信じられていた
縄文の時代。

数千年続いたその平和を脅かす
新来の弥生の民との闘いの火ぶたが
今まさに切られようとしていた、その時―。

縄文のムラと、弥生のクニに
それぞれの時代の命運を握る
ふたりの少年が現れた。

動物のカムイに育まれ
ムラの救い主になるべく宿命づけられたポイシュマ。

女王ヒメカの甥であるにもかかわらず
クニを逐われるワカヒコ。

ふたりの出会いが
また新たなる運命の歯車を回していく―。




Ⅲ.天地のはざま
天地のはざま

内容(「BOOK」データベースより)

悠久の昔。

国土は月神の統べる深い森におおわれ
ムラびとたちは自然の恵みに感謝してくらしていた。
あるとき、海の向こうから日の神を奉じる民がやってきて
クニをたて、数千年の平和が破られた。

戦乱の予兆のなか
いにしえの予言どおりふたりの少年が
それぞれの宿命の道を歩み始める。

「星の子」であるしるしの翡翠色の目をしたポイシュマと
高貴な血を引きながらクニを逐われたワカヒコ。

敵味方をこえ友情を結んだふたりだったが
交易の旅に出かけた塩のムラで、アヤのクニで
また絶体絶命の危機におちて―。




Ⅳ.月冠の巫王
月冠の巫王

内容(「BOOK」データベースより)

遠いはるかな昔。

月の神を敬い、すべての自然にカムイをみてくらす縄文びとと
日の神を奉じて海の向こうからやってきた弥生びとの間に
血で血をあらう烈しい争いが起こった。

信ずる神も、言葉も、生活様式も
何もかもがちがう二つの文明の相克は深く
和解はまったく不可能に見えたのだが…。

戦乱の世に平和をもたらすべく共に行動する
ふたりの少年たちの熱い友情と数奇な運命を
いにしえの日本を舞台に描く。

長編四部作、ここに完結。




裔を継ぐ者[外伝]
裔を継ぐ者

内容(「BOOK」データベースより)

はるか遠い昔。

月の神を奉じる縄文びとと、日の神を崇める弥生びと。

ふたつの文化が交錯したときに激烈な争いが起こった。

その戦乱の世に和平をもたらさんと
ふたりの少年が立ちあがり
やがてその甲斐があって平和への礎が築かれた。

しかし、その絆が結ばれてから五百数十年後
人々は我が祖であるかの人々の思いを受け継ぐすべを
なくしていた。

そのとき新たなる運命の子がおりたつ―。

野間児童文芸賞受賞の『月神の統べる森で』に始まる
長編四部作、外伝登場。




高橋克彦さんや、黒岩重吾さん等
大人向けの!?古代史を扱った本も
面白い作品が沢山あります。

いつか機会があれば紹介したいと思っております(^^)






テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
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