さだまさしさんの「茨の木」


気づかれないほど小さくとも、
植物には必ず花が咲く。
人にも、きっと――。

突然逝った父、喧嘩別れした兄、
ロンドンで邂逅した「初恋の人」

父の形見のヴァイオリン作者を尋ねる旅が教えてくれたのは、
かけがえのない家族の絆と、人を愛するということだった。

「もうこんでよか」
それが、最後に聞いた父の言葉だった。
             ~「帯紙」より~



茨の木

内容(「BOOK」データベースより)

四十八歳の真二は、二年前に編集者の仕事を辞め、妻とも離婚していた。
そんな彼の元に、半年前、父の葬儀で喧嘩したきりの兄・健一郎から、
突然父の形見のヴァイオリンが届く。

そのヴァイオリンを修理に出した直後、健一郎の病を知る。
兄の思いをはかった真二は、ヴァイオリンの作者を求めてイギリスを訪れ、
そこでガイドとして現われた響子に、初恋の女性の面影を重ねるのだった。

多くの人の親切に助けられ、ついに辿り着いた「父の背中」と、
そこで真二が見たものは…。 待望久しい感動の長篇小説。





久々にさだまさしさんの本を読みました。

さださんの本は、『精霊流し』『解夏』も読みましたが
本作も含め、”感動の涙なしには読めない!”
小説家・さだまさし凄いです!
もちろん歌手&MCのさださんも凄いですけどね(^_-)-☆

私は、グレープ時代からさださんの曲が大好きで
ずっと聴いているのですが、正しく言葉の魔術師ですよね!
本書でも、内容はもちろんですが言葉の美しさに魅せられました。

そして、さださんの作品は登場人物がとても丁寧に描かれているので
物語の世界へとすっとはいっていける
本書も一気読みしてしまいました。

登場人物の中でのお気に入りは、マリーさんと花子ちゃん
二人のキャラが物語に潤いを与えたのでは!?
真二や響子の抱えている問題が重苦しい内容であるだけに
マリーさんのユーモア&機転と
花子ちゃんの天真爛漫さに救われましたね(^^)

真二、響子、花子、三人のその後も気になりますが
そして真二の兄との再会も・・・でも物語はそこまでは描いておらず
余韻のあるエンディングでした。

前向きな余韻を残しての幕引きに!?
さださん、流石です!上手い!!






テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2016_02_16




さだまさしさんの「解夏」


さだまさしさん、何をしても究めますね!

・シンガーソングライター
・小説家
・NHK「生さだ」のお笑いMC?
 (映画監督としては!?)


本書「解夏」
さださんの、美しく流れるような文章に
読み始めると、最後まで頁を捲る手を止められません。

登場人物のキャラクターに感情移入してしまい
読みながら、一喜一憂し
特に、聖福寺でのやりとりには
感動し、唸らされました。



『修行僧たちは夏の始まり、「結夏」と言うそうですけど、
 この時期になると庵に集まったそうです。
 
 これはいのちの季節に歩き回って
 虫の卵や夏草などを踏み殺してはいけないという
 釈迦の教えに従ったものです。
 
 この夏のあいだ、僧たちは座禅をしながら、
 仏教の教えの根本である「行」について
 論議したり学びあったりします。
 
 この共同生活は夏安居と呼ばれ、
 そして夏が終わりこの夏安居を解くこと、
 それが「解夏」なんです。

 ここでは隆之の失明するという恐怖が「行」で、
 失明することが「解夏」。

 目が見えなくなるという恐怖は、
 目が見えなくなった瞬間になくなるんです。』


解夏 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

東京で教師をしていた隆之は、
視力を徐々に失っていく病におかされ、
職を辞し、母が住む故郷の長崎に帰った。

そこへ東京に残した恋人の陽子がやってくる。

この先の人生を思い悩む隆之。

彼を笑顔で支えようとする陽子。

ある日、二人はお寺で出会った老人から「解夏」の話を聞く―。

表題作他、人間の強さと優しさが胸をうつ、感動の小説集。


映画化されました

解夏 MOVIE

解説(「allcinema」より)

病に冒された男の再生への歩みを
繊細なタッチで描いた人間ドラマ。

失明の危機に立たされた教師が、
焦燥と不安に駆られながらも、
人々との触れ合いを通して
生きていくことの大切さを見出していく。

原作はシンガー・ソング・ライター、さだまさしの同名小説。

監督は「がんばっていきまっしょい」の磯村一路。


 
あらすじ(「allcinema」より)

東京の小学校で教壇に立つ隆之。

彼はある日、体の不調を訴えて幼なじみの医者、
博信に診察を受ける。

そして、徐々に視力を失っていくベーチェット病と診断された。

隆之は恩師の朝村へ挨拶に行き、
自らの病気を告白するとともに、
朝村の娘で隆之の恋人である留学中の陽子とは
別れることにしたと告げる。

職を辞して長崎へ帰郷した隆之は、家族や友人に支えられ、
懐かしい故郷の光景を目に焼き付けていく。

そんな彼のもとにある時、陽子がやって来た。

隆之は陽子の将来を思い、悩む。

ある日、2人は聖福寺という寺を訪れ、
そこで林という老人に出会う…。



(CAST)
高野隆之:大沢たかおさん

朝村陽子:石田ゆり子さん

高野聡子:富司純子さん

松尾輝彦:田辺誠一さん

朝村健吉:林隆三さん

清水博信:古田新太さん

黒田寿夫:柄本明さん

林茂太郎:松村達雄




菅野美穂さん、藤木直人さん主演
『愛し君へ』のタイトルで、ドラマ化もされました。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_06_03




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