重松清さんの「あすなろ三三七拍子」


だいぶ前に読んだ本なので詳細は覚えていなかったのですが
とにかく泣けたことだけは記憶に残っていて

その「あすなろ三三七拍子」がTV放送される!ということで
とても楽しみにしておりましたが、なんと3話が放送された頃にBLが壊れてしまい録画ができず(>_<)
結局3話~最終回は見ることが出来ませんでした(T_T)

視聴率が低迷していたようで9話で終わったんですよね…
とても残念です…。

私も結局見ることが出来なかったので視聴率低迷の理由は
分かりませんが
原作はとても面白く感動した作品だっただけに
視聴率が低かったのは勿体無いですね…。


見た方のコメントをチェックしたら、
皆さん泣けて感動したと書かれていたので
再放送の際は、今度こそ全話見たいと思います。



あすなろ三三七拍子 上

内容(「BOOK」データベースより)

藤巻大介、四十五歳、総務課長。

ワンマン社長直命の出向先は「あすなろ大学応援団」。

団員ゼロで廃部寸前の『団』を救うため、
大介は特注の襟高学ランに袖を通す決意をする。

妻と娘は呆れるが、社長の涙とクビの脅しに
返事は「押忍!」しかありえない。

団旗を掲げ太鼓を叩き、
オヤジ団長・大介は団員集めに奔走する。



あすなろ三三七拍子 下

内容(「BOOK」データベースより)

地獄の合宿を終え、
『団』として成長した団長・大介と三人の団員たち。

しかし初陣直前、鼓手・健太の父が危篤に陥る。

軋轢を抱えながら向き合う父子に、
大介が伝えられることはあるのか。

人生の岐路に立つ若い団員たち、重い荷を負うオトナたち、
そして同じ時代を生きるすべてのひとに、届け、オヤジの応援歌!



ドラマ化されました

あすなろ三三七拍子ドラマ


原作:あすなろ三三七拍子【重松清
主題歌:スピッツの「愛のことば」 

(内容)
藤巻大介45歳、あすなろ大学応援団長出向を命ず―
存続危機の応援団を「合言葉は押忍!」で
オジサン達が復活させる、抱腹絶倒・落涙必至の快作長編。

合言葉は、押忍。

フツーのオヤジが、ヘタレな大学の応援団長にマジ社命で出向!?ヤバい学ラン姿が、限りなく愛しい。

爆笑、ウルウル、熱い勇気がはじけ翔ぶ、応援小説。


(CAST)
藤巻大介→柳葉敏郎さん
・社長の母校の応援団が廃部寸前なのを理由に、
 リストラの代わりに翌檜大学応援団に“出向”を命じられる。

松下沙耶→剛力彩芽さん
・男社会への嫌悪感から、
 応援団を廃部に追い込もうと入団したヒロイン

保阪翔→風間俊介さん
・大介の娘・美紀の彼氏。
 応援団に入る金髪ピアスの学生。

斉藤裕→反町隆史さん
・藤巻を熱血指導する応援団OB。

藤巻広子→菊池桃子さん
・大介の妻

藤巻美紀→飯豊まりえさん
・大介の娘。彼氏は金髪ピアスの保阪翔。

葉月玲奈→高畑充希さん
・チアリーダー部部長で大介の世話を焼く

荒川剛→西田敏行さん
・OB会幹事長で第15代団長。エール物産社長。


終わったばかりでなんですが、
「あすなろ三三七拍子」いつ再放送されますかね?^_^;


重松作品は『とんび』『青い鳥』『きみの友だち』等々
どの作品も心に響く、涙なしでは見れない感動作ばかりなので
また他の作品もドラマ化・映画化して欲しいですね。





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 2014_09_12




重松清さんの「かあちゃん」


重松さんの作品を読む度に思うことですが
痛くて厳しいです…でも読み終えた後、
必ず温もりを感じさせてくれる。

本作「かあちゃん」も例外なく厳しい作品でしたが
エンディングでは、
微かな希望が芽吹いたように感じられました。


『母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」

親友をいじめた。
誰からも助けてもらえなかったあいつは
自殺を図り、学校を去った。

残された僕たちは、それぞれの罪を背負い
罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った…。
~帯紙より~


各章ごとに語り部が変わることで
ひとつのエピソードが、それぞれの視点で描かれることに

交通事故の加害者家族と被害者
いじめられ自殺を図った少年と、
その少年を自殺を図るまで追い詰めた少年たち
そしていじめを傍観していたクラスメイト
いじめに気付かなかった教師…

正直読んでいて辛い物語でした。
最後に微かな希望の兆し?
それでも起こった出来事の辛さは変わらない
そんな厳しい物語でした。



かあちゃん

内容紹介(「講談社BOOK倶楽部」より)

お母ちゃんは、笑うことを禁じた。
死んだお父ちゃんの罪を、一生背負うために――。

同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、
生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。

いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、
うまく伝えられない僕。

精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、
言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。

著者が初めて描く「母と子」の物語。


『おふくろが、ものも言わずに、
 一心不乱に家族の写真をちぎっていく。
 家族三人の笑顔は、もう貼り合わせることもできないほど、
 小さなかけらになってしまった。』(本文より)



本作「かあちゃん」を手にしたのは
HMさんからのコメントがきっかけでした。

私が「かあちゃん」を読んでいる最中に
HMさんのブログに「かあちゃん」の記事をUPされていて

そこで読後の気持ちを
ヒリヒリすると表現されており
正しくそうだなと思った次第です。
http://0901988.blog.fc2.com/


私も1頁目から最後まで、ヒリヒリしながら読みました。


「かあちゃん」を読みながら頭に浮かんだ歌
さだまさしさんの『償い』
この曲を初めて聴いた時、涙が溢れ出て止まらなかったです。

     

 「償い」作詩・作曲:さだまさし

月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
それから彼は人が変わった 何もかも
忘れて 働いて 働いて
償いきれるはずもないが せめてもと
毎月あの人に仕送りをしている

今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に初めて
あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

「ありがとう あなたの優しい気持ちはとてもよくわかりました
だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
手紙の中身はどうでもよかった それよりも
償いきれるはずもない あの人から
返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
神様って 思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれて ありがとう
 
人間って哀しいね だってみんなやさしい
それが傷つけあって かばいあって
何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて





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 2014_07_23




重松清さんの「その日のまえに」


重松さんの著書は心に響く。

本作「その日のまえに」、切ない物語なのですが
ふんわりとした温かさで優しく包み込んでくれました。

連作短編集なのがよかったのかも。
家族のそれぞれの思いを
短いエピソードで綴っていたので
物語にのめり込み過ぎずに
読み終えることが出来ました。


誰の身にも起こりえる物語…
和美の「その日」
幼い子ども達を残して旅立つ母の思いは
想像するだけでも心が締め付けられ…

母を、妻を亡くすという悲しい物語でしたが
その日のあとに、残された家族…
それぞれが悲しみを受け止め
またそこから一歩踏み出していく姿を
心優しく描かれていました。



その日のまえに BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。

昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を
不意に断ち切る家族の死。

消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。

死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、
それぞれのなかにある生と死、
そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。



NHKドラマ版

その日のまえに ドラマ


BSプレミアムにて
前編を2014年7月2日(水)、後編を7月3日(木)
再放送されました。



(前編あらすじ)

原田健輔(佐々木蔵之介)は3月、
末期がんの妻・和美(檀れい)と
新婚時代に住んでいた新町を訪れる。

昨年の夏に和美が体調を崩し、
検査後、余命1年を宣告された。

和美が入退院を繰り返す中、
息子の健哉(林晃平)と大輔(澤田陸)には
余命を伝えないでほしいと頼まれた健輔は、
複雑な心境ながら彼女の願いを聞き入れていた。

がんの発覚から半年を過ぎた春、
和美の希望で新町を訪れる健輔と和美は、
ふたりが一緒に暮らし始めたアパートにたどり着き…。



(後編あらすじ)

深夜、入院先の病院から和美が危篤状態になったと電話があり、
息子たちと心の準備をする健輔。

昨年知人の葬式で喪服を着る時、
和美が自分の遺書を忍ばせていたことがわかり、
激怒したことを思い出す。

翌朝、曇天の中で病院に行く途中、
大輔は一輪のタンポポを摘むが…。




大林信彦監督の映画版

その日のまえに MOVIE

解説(「allcinema」より)

ベストセラー作家・重松清の同名連作短編小説を
大林宣彦監督が映画化したヒューマン群像ドラマ。

余命を宣告された人々とその周囲の人々が、
“その日”を迎えるまでのかけがえのない日々を懸命に生きる姿を
ファンタジックかつノスタルジックなテイストを織り交ぜ
静かな筆致で綴ってゆく。

主演は南原清隆と永作博美、
共演に筧利夫、今井雅之、風間杜夫。

育ち盛りの2人の息子を持つ
売れっ子イラストレーターの日野原健大とその妻・とし子。

ある日、2人は結婚当初に住んでいた街へとやって来る。

そこは、収入のない健大をとし子が懸命に支えていた、
貧乏だけど幸せだった日々の想い出が詰まった街。

この街を訪れたのは、
余命わずかとなったとし子のたっての希望だった。

すっかり様変わりした街の様子に戸惑いつつも、
当時の想い出を確かめるように街を旅する2人だったが…。




大林監督の映画、「明日」「異人たちとの夏」は見ましたが
残念ながら「その日のまえに」は見ていません
(実は、映画化されたことも知らなかった^_^;)

「明日」「異人たちとの夏」両作品とも面白かったので
「その日のまえに」もDVD見てみたいと思います。

ポスターに、『シアターキノ十七周年記念企画』とありますが
いい企画をしましたね


大林監督作品を映画館でリバイバル上映してくれたなんて
ホント素敵すぎます。

重松清さんの本とは少しずれてしまいましたが
上記のポスターを見つけて嬉しかったので
ついつい借用させてもらいました^_^;





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 2014_07_07





重松清さんの「流星ワゴン」



人生やり直すことができるのか…


一雄はひょんなことから橋本親子のワゴンに同乗し、時空を超えたドライブをすることになる。


会社リストラ

妻の不倫、離婚問題

息子の受験失敗、いじめ、登校拒否、家庭内暴力

父親は不治の病に罹り入院中

そんな父親から車代として小遣いをもらう情けない自分(一雄)

これだけ並べられたら、誰だって生きる力が弱まってしまう…

「死んじゃってもいいかな…」

一雄がそうつぶやいた最悪の状況から

この物語は始まる。


重松さんの作品は、厳しく現実を突き付けるけど

優しい



流星ワゴン BOOK


内容紹介(講談社より)

ひきこもり、暴力をふるう息子。

浮気を重ねる妻。

会社からはリストラ寸前……

死を決意した37歳の僕は、死んだはずの父子が運転する

不思議なワゴン車に乗り込んだ。

37歳・秋

「死んでもいい」と思っていた。

ある夜、不思議なワゴンに乗った。

そして――自分と同い歳の父と出逢った。

僕らは、友だちになれるだろうか?



28歳のときぼくは父親になり、
父は「おじいちゃん」と呼ばれるようになった。
親になってからの日々は、時間が重層的に流れる。
小学5年生の長女を見ていると、
小学5年生の頃の自分を思いだし、
その頃の父のことも思い出す。
少しずつ、昔の父のことがわかってきた。
こどもの頃はあれほどおっかなかった太い腕が、
じつは決して太くはなかったんだとも気づいた。
長生きしてほしい、なんて口に出すのは嫌だから、
ぼくは父親と家庭の物語を紡ぐ。――(重松清




誰もが思っているけど、なかなか言葉にして伝えられない

照れてしまったり、伝えるタイミングを外して言えなかったり

でも、本書をよんでいると少し勇気をもらえるので

もしかしたら言えなかった事を伝えられるかも?

言えなくても優しい気持ちで家族を見つめることができる?

そんな予感をさせてくれる本です。



一雄の前向きな一歩に励まされました。








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 2014_01_31





重松清さんの「きみの友だち」


『友だち?他人だよ、そんなの。

 でも特別な他人。

 うっとうしくて、面倒くさくて、ややこしくて。

 だからー大切な他人。』


『「西村さんは、友だち、たくさん欲しいでしょ」

 きみが答える前に恵美ちゃんは

 「私は違う」と言った。

 「いなくなっても一生忘れない友だちが一人いればいい」

 「一生忘れたくないからたくさん思い出、ほしい」…。』


物語の中でのワンシーンですが、
綺羅星のような素敵な言葉が、
あちらこちらに散りばめられています。 




きみの友だち BOOK

内容(新潮社文庫より)

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる__。

足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、
ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。

学校の人気者、ブンちゃんは、
デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。

優等生に、ひねた奴。

弱虫に、八方美人。

それぞれの物語がちりばめられた、
「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。



一番大切なものを描き切った、珠玉の物語です。


映画化もされています。


きみの友だち MOVIE


足の不自由な和泉恵美役を、石橋杏奈さん

病気がちな楠原由香役を、北浦愛さん

恵美たちのクラスメイト花井恭子役を、吉高由里子さん

大人になった恵美の婚約者・中原役を、
福士誠冶さんが演じています。


映画もとても面白かったです。

静かな映画ですが心に沁みるいい映画でした。


観るときは、ハンカチの準備必須です!





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 2014_01_09




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