貴志祐介さんの『防犯探偵・榎本シリーズ』3冊



「硝子のハンマー」「狐火の家」「鍵のかかった部屋」
3冊とも読みましたが、飄々とした榎本径にハマりました(^_-)-☆


榎本の仕事、
(その1)
・防犯ショップ『F&Fセキュリティ・ショップ』の店長。
(その2)
・防犯コンサルタント。
(その3)
・本職は泥棒。


そんな榎本だが、警察の依頼で捜査に協力もしている。

泥棒はしても殺人だけは絶対にしないという矜持を持ち
殺人を許さないという思いから、
それを犯した人間には容赦はしない。

その思いが根底にあるので
泥棒である矛盾を持ちつつも、事件解決のため奮迅する。


榎本の活躍する姿に、乞うご期待!



硝子のハンマー
硝子のハンマー BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

日曜の昼下がり、株式上場を目前に、
出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。

エレベーターには暗証番号、
廊下には監視カメラ、有人のフロア。

厳重なセキュリティ網を破り、自室で社長は撲殺された。

凶器は。殺害方法は。

すべてが不明のまま、逮捕されたのは、
続き扉の向こうで仮眠をとっていた専務・久永だった。

青砥純子は、弁護を担当することになった久永の無実を信じ、
密室の謎を解くべく、
防犯コンサルタント榎本径の許を訪れるが_。



狐火の家
狐火の家 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

長野県の旧家で、
中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。

突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、
脳内出血を起こしたのが死因と思われた。

現場は、築100年は経つ古い日本家屋。

玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。

第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。

表題作ほか計4編を収録。



鍵のかかった部屋
鍵のかかった部屋 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

元・空き巣狙いの会田は、
甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。

ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、
完全な密室状態。

だが防犯コンサルタントの榎本と弁護士の純子は、
これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。

ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、
驚天動地の密室トリック4連発。




ドラマ化されました


鍵のかかった部屋 ドラマ


(CAST)
F&Fセキュリティ・ショップ経営者:榎本径
       ⇒大野智

フリードマン・芹沢総合法律事務所の新人弁護士:青砥純
       ⇒戸田恵梨香

フリードマン・芹沢総合法律事務所弁護士:芹沢豪
       ⇒佐藤浩市

フリードマン・芹沢総合法律事務所秘書:水城里奈
       ⇒能年玲奈


主人公の榎本役を「嵐」の大野智さんが演じていました。

大野さんの榎本は可愛すぎましたね!?
それにしても大野さん、30代には見えません


秘書役の能年玲奈さん
『あまちゃん』に出演する前なので
残念ながら、あまり印象に残っていないです^_^;



再放送されたら、能年さんチェックのため
もう一度見ますよ~(^^)






テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2014_05_24





貴志祐介さんの「新世界より」


伝説、消える子供たち、
ここは汚れなき理想郷のはずだった…。

子供たちは、大人になるため「呪力」を手に入れなければ
ならない。

一見のどかに見える学校で、子供たちは
徹底的に管理されていた。

いつわりの共同体が隠しているものとは_。

何も知らずに育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!



貴志さんの作品は、「黒い家」等、ホラーのイメージが強いのですが、本作は珍しくサスペンス・ファンタジーとなっています。(以前紹介した「青の炎」もサスペンスでしたが、舞台は現在でした。)

「新世界より」は、第29回日本SF大賞・第1位を受賞しています。 




新世界 BOOK



内容紹介(講談社より)

ここは病的に美しい日本(ユートピア)。

子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。

手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。

その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。

社会を統べる装置として。

1000年後の日本。

豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。

「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。

念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。




マンガ・アニメ化もされています。

新世界より アニメ

アニメ版、まだ観ていないのですが…ストーリー展開をどう描いているのかしら!?

原作と同じ展開なら、きっと面白いですよね!






テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_01_23





貴志祐介さんの「青の炎」


主人公、秀一の追い詰められていく過程が、あまりにも切ない…。


貴志さんの本は、
心に痛く突き刺ささってくるストーリーが多いので、
覚悟して読んだのですが…
思っていた以上に悲しく、心に痛かったです。


母や、妹を守るために秀一がとった行動が、
彼を行き場のない状況へと追い詰めていく。

その心象風景の描き方が絶妙なので、
よけいに秀一に感情移入してしまい、

読んだ後、やるせない気持ちに…涙涙…。




青の炎 本



あらすじ (「BOOK」データベースより)


櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。

女手一で家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。

その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。

母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。

曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、
母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。

警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は
決意する。 自らの手で曾根を葬り去ることを…。

完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。

その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、
日本ミステリー史に残る感動の名作。




ちなみに「黒い家」と比べれば、こちらは全然大丈夫!!何がって…?
「黒い家」は、眠れなくなるほど怖いですから!!(>_<)





蜷川幸雄さん監督で、映画化もされました。


青の炎 MOVIE


蜷川さんの舞台は大好きで「NINAGAWAマクベス」「近松心中物語」など、
幾つか観ていたのですが、映画監督としてはどうなのかしら?

答えは、凄いぞ!!蜷川監督!!

主人公の秀一を演じた、二宮和也さん(嵐)の演技も、
とても繊細で素晴らしかったです。

水槽のシーンが忘れられませんー。


この作品は、本、映画、どちらが先でもOK!



テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
 2013_12_18




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