皆川博子さんの「戦国幻野」新今川記



“今川義元の波乱の生涯!”

“東には相模の北条、北に甲斐の武田
 駿河の今川は、強国との戦舌しが絶えない”

戦国の世を生きのびる政略と陰謀。

今川義元の骨肉相食む数奇な運命を描く。


本書は、歴史長編というよりも、伝奇浪漫小説!?

虚実織り交ぜた伝奇物語なので
純粋に歴史小説を読みたい方には??かも…。

私にとっては、
今川の興亡を、史実通りではなく
荒唐無稽なストーリー展開で表現したことが、
逆に新鮮で、面白かったです。



戦国幻野 BOOK

内容紹介(「講談社」より)

東海の強国駿河は、
守護今川氏親の手で着々と覇道を進んでいた。

東に北条、北に武田、大国が激しく牽制しあう戦国の世、
氏親とその妻妾の息子たちも、
奇しき愛憎の闘いに巻きこまれてゆく。

野望のままに、
広大な富士の裾野を馳ける武者の
修験者たちの凄絶な生と死。

今川一族が興亡を描き切った傑作長編。



本来の歴史からは、かなりずれていますが
登場人物の描き方が非常に面白く
どんどん物語の中へと引き摺り込まれていきます。

本書を読むことで
戦国時代の違った面を垣間見ては如何でしょう。





テーマ : 歴史・時代小説    ジャンル : 本・雑誌
 2014_06_08





皆川博子さんの「死の泉」


皆川博子さんの本は、とても香り豊かで耽美的だ。


第二次世界大戦下のドイツ
そこで起こった悲劇が
縺れた糸のように
マルガレーテの人生を絡め取っていく。

戦争が終わり、
時の流れが傷を覆い隠す
穏やかな人生を過ごしているマルガレーテの元に
過去からの訪問者が…
「レーベンスボルン」での記憶が蘇ることで
破滅への物語へと突き進んでいく…。



死の泉 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦下のドイツ。

私生児をみごもりナチの施設「レーベンスボルン」の産院に
身をおくマルガレーテは、
不老不死を研究し芸術を偏愛する医師
クラウスの求婚を承諾した。

が、激化する戦火のなか、
次第に狂気をおびていくクラウスの言動に怯えながら、
やがて、この世の地獄を見ることに…。

双頭の去勢歌手、古城に眠る名画、
人体実験など、さまざまな題材が織りなす美と悪と愛の黙示録。

吉川英治文学賞受賞の奇跡の大作。



スタジオライフにより、舞台化されました。

死の泉 舞台


夢と現実が交錯する壮大で美しい悲劇――

直木賞作家皆川博子の代表作、
吉川英治文学賞受賞の傑作ミステリー!

ナチの狂気が生んだ美と悪と愛の物語が、再びよみがえる。



(CAST)
マルガレーテ⇒三上俊

クラウス⇒山埼康一・山本芳樹

青年フランツ⇒曽世海司・高根研一

少年フランツ⇒奥田努

青年エーリッヒ⇒小野健太郎

少年エーリッヒ⇒深山洋貴

モニカ⇒青木隆敏

ギュンター⇒船戸慎士

ミヒャエル⇒舟見和利・関戸博一

ゲルト⇒荒木健太郎

ヘルムート⇒前田一世・仲原裕之



萩尾望都さんの作品同様に、皆川作品も
スタジオライフの演ずる世界観にとても合っている。

スタジオライフは、男性だけの演劇集団ですが
男性が女性を演じることで中性化され
生々しさをそぎ落し、緩和させる。
マルガレーテを男性が演じる
それがこの物語の世界を
色鮮やかに表現できたように思えました。




テーマ : **本の紹介**    ジャンル : 本・雑誌
 2014_05_18




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