海堂尊さんの「医学のたまご」


『中学生のボクが医学部で研究をすることになっちゃった!?』

『分厚い医学書が10冊宿題!?ご冗談を。』

『英語の論文なんて、ムリムリムリ!読めないって。』
                   ~帯紙より~



医学のたまご

内容(「BOOK」データベースより)

僕は曾根崎薫、14歳。
歴史はオタクの域に達してるけど、英語は苦手。
愛読書はコミック『ドンドコ』。
ちょっと要領のいい、ごくフツーの中学生だ。

そんな僕が、
ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、
東城大学の医学部で医学の研究をすることに。
でも、中学校にも通わなくっちゃいけないなんて、
そりゃないよ…。

医学生としての生活は、冷や汗と緊張の連続だ。
なのに、しょっぱなから
なにやらすごい発見をしてしまった(らしい)。
教授は大興奮。研究室は大騒ぎ。

しかし、それがすべての始まりだった…。

ひょうひょうとした中学生医学生の奮闘ぶりを描く、
コミカルで爽やかな医学ミステリー。




本書「医学のたまご」は、YA向けの本ですが
大人が読んでも充分に楽しめると思います。

特に私が気に入ったのは、各章のタイトル

第1章「世界は呪文と魔方陣からできている」と
    パパは言った。

第2章「扉を開けたときには、勝負がついている」と
    パパは言った。

第3章「初めての場所でまず捜すべきは、身を隠す場所だ」と
    パパは言った。

第4章「エラーは気づいた瞬間に直すのが、最速で最良だ」と
    パパは言った。

第5章「ムダにはムダの意味がある」と
    パパは言った。

第6章「閉じた世界は必ず腐っていく」と
    パパは言った。

第7章「名前が立派なものほど、中身は空っぽ」と
    藤田教授は言った。

第8章「悪意と無能は区別がつかないし、つける必要もない」と
    パパは言った。

第9章「一度できた流れは、簡単には変わらない」と
    パパは言った。

第10章「世の中で一番大変なのは、ゴールの見えない我慢だ」と
     パパは言った。

第11章「心に飼っているサソリを解き放て」と
     パパは言った。

第12章「道は自分の目の前に広がっている」と
     僕は言った。



あちらこちらに海堂作品の欠片が散りばめられているので
それを探してピースを当て嵌めていくのも面白い!

主人公の曾根崎薫は、『ジーン・ワルツ』で生まれた双子のひとりで
ゲーム理論学者、曾根崎伸一郎・父親に引き取られたらしい。

曾根崎家に住み込みで働く家政婦の山咲さんは
『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』で
双子を代理出産したみどりさん?

スーパー高校生・佐々木アツシ君は、『ナイチンゲールの沈黙』
『モルフェウスの領域』『アクアマリンの神殿』に登場した
あのアツシ君。
こちらでは、カッコイイ頼りになるお兄さんとして登場しています。

教授になった田口先生や、高階学長、他も
チョイ役?で登場していますよ。




テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2015_04_17




海堂尊さんの「アクアマリンの神殿」


“ ぼくの願いは、
 彼女が無事に目覚めること。
 それだけだ。”

人口凍眠から目覚めた少年は、
最新の医療が生み出した過酷な現実を
乗り越えられるのか。
          ~帯紙より~



アクアマリンの神殿

内容(「BOOK」データベースより)

桜宮市にある未来医学探究センター。

そこでたったひとりで暮らしている佐々木アツシは、
ある深刻な理由のため世界初の「コールドスリープ」技術により
人工的な眠りにつき、五年の時を超えて目覚めた少年だ。

“凍眠”中の睡眠学習により高度な学力を身につけていたが、
中途編入した桜宮学園中等部では平凡な少年に見えるよう
“擬態”する日々を送っていた。

彼には、深夜に行う大切な業務がある。

それは、センターで眠る美しい女性を見守ること。

学園生活に馴染んでゆく一方で、
少年は、ある重大な決断を迫られ苦悩することとなる。

アツシが彼女のためにした「選択」とは?

先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描いた、
海堂尊の新境地長編!




『モルフェウスの領域』の、その後を描いている本書では
『モルフェウス』でアツシを見守り続けていた涼子が
今度はアツシに見守られている。

『モルフェウス』では、
涼子のアツシへの想いが優しく、そして切なかったけど
「アクアマリン」では、アツシの成長していく姿が眩しい。

ただ私としては『モルフェウス』の方が好みでしたね。

「アクアマリン」でも、その空気感を引き続き感じられるかなと
楽しみにしていたので、少し残念…。

「アクアマリン」は、学園青春もの感が強くて…
特に、アツシと友人たちの絡みには、
いまいち付いていけなかった…^_^;


涼子が目覚めた後の物語を、是非読んでみたいです!
「アクアマリン」の続編?にあたる「医学のたまご」
まだ未読なので、こちらを先に読まなくては!
「医学のたまご」YA向けですが、
今から読むのが楽しみです(^_-)-☆





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_04_04




「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」


密室で起こった集団不審死事件と、
日本初となる国際Aiセンター破壊を予告する脅迫状の謎に
名コンビが迫る。
伊藤淳史と仲村トオル共演の人気TVドラマ劇場版。


ケルベロスの肖像 MOVIE


解説(「WOWOW」より)

大学病院で日陰者扱いされていた医師・田口と、
厚生労働省の切れ者・白鳥の異色コンビが、
医大内外で起きる事件を解き明かしていく。

海堂尊による医療ミステリー“チーム・バチスタ”シリーズの
劇場版。

先んじて本来男性の田口を女性に変更した竹内結子と
阿部寛共演による2本の映画が作られているが、
本作は田口役を原作通り男性の伊藤淳史、
白鳥役を仲村トオルが演じたTVシリーズを受けての
拡大劇場版だ。

西島秀俊や松坂桃李など、
TV版からの懐かしいキャストも集結し、
まさに集大成といえる作品となっている。




内容(「WOWOW」より)

東城医大の心療内科医、田口と、
厚生労働省でAi導入を推進する白鳥は、
日本初となる国際Aiセンター
(Ai=オートプシー・イメージング:死亡時画像診断)の
発足に奔走していた。

こけら落としとなるシンポジウムが10日後に迫ったある日、
密室で9人が謎の死を遂げる事件が発生。

司法解剖で死因が特定できず、真相の見えない焦りの中、
田口のもとに“三の月、
東城医大とケルベロスの塔を破壊する”という脅迫状が届く。





原作本「ケルベロスの肖像」


ケルベロスの肖像 BOOK

内容(「BOOK」データベースより)

「東城大学病院を破壊する」―送られてきた一通の脅迫状。

田口&白鳥は病院を守ることができるのか。

エーアイセンター設立の日、何かが起きる。

愚痴外来の医師・田口公平&
厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、
大学病院内で次々に起こる難事件に立ち向かっていく、
大人気メディカル・エンターテインメント・シリーズ、
いよいよフィナーレへ。




1年前に本の紹介で「ケルベロスの肖像」UPしたのですが
遅ればせながらやっと映画を見たので…^_^;
今日は映画の感想を一言


“原作とまるで違う!”


映画では、原作を読んだ時の衝撃が感じられず残念

映画を先に見ていたら感想は違ったと思いますが
原作を先に読んでいたので期待が大き過ぎたかも…^_^;


田口&白鳥コンビが
TV版の伊藤淳史さん、仲村トオルさんだったので
映画というよりはTV放送のイメージが強く
私的にはWOWOWの放送で見てちょうどよかったかな
映画館で観ていたら少し物足りなかったかも…。


そこまで言ってなんですが
映画の内容は面白かったんですよ
原作云々を抜きにしたら
もっと映画を楽しめたと思います。




テーマ : 邦画    ジャンル : 映画
 2015_02_07




“このミステリーがすごい!”大賞受賞作家4人

海堂尊氏・中山七里氏・乾緑郎氏・安生正氏

「このミステリーがすごい! 四つの謎」書き下ろし短編小説。


「このミス」と『ナイチンゲールの沈黙』
“加納警視正フアン”のYさんにお借りして読みました。



このミステリーがすごい 4つの謎 BOOK

内容紹介

『このミステリーがすごい!』大賞の歴代の大賞受賞作家
夢の競演!

『チーム・バチスタの栄光』海堂尊
『さよならドビュッシー』中山七里
『完全なる首長竜の日』乾緑郎
『生存者ゼロ』安生正の豪華作家陣で贈る、
ミステリー・アンソロジー。




ドラマ化されました!


このミステリーがすごい ドラマ

(CAST)

海堂尊『カシオペアのエンドロール』
    藤原紀香さん、川島海荷さん、吉田栄作さん

中山七里『残されたセンリツ』
    川口春奈さん、イッセー尾形さん

乾緑郎『黒いパンテル』
    勝村政信さん、山本裕典さん、城田優さん

安生正『ダイヤモンドダスト』
    AKIRAさん、山本耕史さん



原作とドラマでは、25分の枠での映像化ということで
設定がかなり変わっている作品もありましたが
『黒いパンテル』はドラマが好きでしたね。
映像化されたことで面白みが倍増された作品です。

『ダイヤモンドダスト』では、山本さんが演じた明神の
計画殺人&完全犯罪がかなり強調されており、
原作ではそこまで悪意を描いていなかった。
三角関係もなかったですしね。

『残されたセンリツ』はドラマの方では
母娘の確執を描くことで(フェイクでしたが)
ミステリに膨らみを持たせていましたが
原作では確執は描いていません。

『カシオペアのエンドロール』は
内容よりもキャスティングですね。
‘望月ゆかり’を演じた藤原紀香さん、ハマり役でした♡
ただ加納警視正と玉村警部補のイメージが
私の思い描いていた二人と少し違っていて^_^;
加納警視正はもう少しワイルドで
玉ちゃんはもっと可愛い?

ドラマ、原作共に、とても楽しめた作品です。




『ナイチンゲールの沈黙(上)』

ナイチンゲールの沈黙 上

内容

今度の舞台は小児科病棟。

病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は
眼の癌—網膜芽腫の子供たち。

眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、
患児のメンタルケアを不定愁訴外来担当の田口に依頼し、
小児愚痴外来が始まった。


『ナイチンゲールの沈黙(下)』
ナイチンゲールの沈黙 下

内容紹介

手術前で精神的に不安定な子供たちのメンタルサポートを、
不定愁訴外来担当の田口が行なうことになった。

時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、
警察庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。

緊急入院してきた伝説の歌姫と、
厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、
物語は事件解決に向け動き出す。



ふたりの歌姫が小児科病棟に起こした優しい奇跡!


『ナイチンゲール』は再読でしたが
2度読んでも面白い!
小夜と瑞人とアツシのその後を描いた
『モルフェウスの領域』『夢見る黄金地球儀』も
また読みたくなりました(^^)

『アクアマリンの神殿』『医学のたまご』は未読なので
こちらも読まなくては!!
楽しみ~(^_-)-☆




テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_01_30




海堂尊さんの「玉村警部補の災難」


海堂さんの描く登場人物達の中で
イケメン度ナンバーワン!?の加納警視正と
お人よし度ナンバーワンの!?玉村警部補
本作は、その二人が活躍した事件を振り返る
4編の短編集となっています。
なので、いつもの海堂ワールド・医療サスペンスとは
一味違う内容になっていますよ(^_-)-☆


『東京都二十三区内外殺人事件』
 偶然、身元不明の死体を発見した田口医師だったが
 ここでは事件化されないという…。
 検視体制の盲点を突いた犯罪に
 加納警視正と玉村警部補はどう立ち向かうか?

『青空迷宮』
 正月特番用のバラエティ番組収録中
 巨大迷路内でタレントが殺された。
 カメラが設置された密室での犯罪が
 加納と玉村を待ち受けるが、
 加納の論理的推理が炸裂する。

『四兆七千億分の一の憂鬱』
 積雪監視小屋で発見された女性の刺殺体。
 DNA鑑定で一致したのは
 被害者と何も接点のないフリーターだった…。
 科学捜査研究所で加納&玉村コンビの捜査が始まる。

『エナメルの証言』
 暴力団・竜宮組の幹部たちが
 相次いで自殺死体として発見された。
 竜宮組の鯨岡組長と因果関係にあった加納は
 事件の匂いを嗅ぎ取り
 玉村とともに捜査を開始するが…。

 


玉村警部補の災難

内容(「楽天ブックス」より)

海堂氏初の短編集。

『アリアドネの弾丸』で一躍人気者になった玉村警部補が
加納警視正ともに活躍する短編集。

もちろん田口医師も作中に登場!

「東京都23区内外殺人事件」ほか4話収録予定。




登場人物(「wikipedia」より)

加納達也→警察庁刑事局刑事企画課電子網監視室室長。
     階級は警視正。
     白鳥とは確率研究会(麻雀)での腐れ縁。
     白鳥を顎で使える数少ない人物。あだ名は
     「デジタルハウンドドッグ(電子猟犬)」。

玉村誠→桜宮警察署捜査一課所属。階級は警部補。
    似たような境遇にあるからか、田口とは気が合う。
    白鳥曰く、「同類相憐れむ」。

田口公平→東城大学医学部付属病院神経内科学教室講師。
     不定愁訴外来責任者。40代独身。
     あだ名は「グッチー」「行灯」。

白鳥圭輔→厚生労働省大臣官房秘書課付技官、
    医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。
    あだ名は「火喰い鳥」「ロジカルモンスター」。
    加納とは同期。

栗田→患者対応ができずに歯大を中退したが、
   (素晴らしい技巧技術を持っている)
   その腕を活かして非合法組織、
   「ホーネット・ジャム」の一員として
   「ネクロデンティスト」を密かに自称して
   アンダーグラウンドな歯科医として生活している。
   


4編の中では
『エナメルの証言』のその後が気になります。

四国に渡った栗田が再登場するとしたら
加納警視正、「デジタルハウンドドッグ」全開で
きっと大活躍してくれるのでは!?
勝手に想像するだけでも面白そう(^^)



バチスタシリーズのスピンオフ「玉村警部補の災難」

短編集としても十分に面白かったのですが
やはりバチスタシリーズをある程度読んだほうが
数十倍楽しめると思います。





テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2015_01_06




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