宮部みゆきさんの「我らが隣人の犯罪」



表題作「我らが隣人の犯罪」は、宮部さんのデビュー作です。


5作からなるミステリー短編集ですが
『祝・殺人』以外では、殺人事件が起こらない
それでもちゃんとミステリーになっている!
さすが宮部さんですね(^_-)-☆


『我らが隣人の犯罪』
 ミリーが吠え始めると、僕はいつも古い戦争映画に出てくる
 機関銃を思い出す。
 テキは本気で飼っているのだ。
 それが迷惑犬だって考えもしないのだ。

『この子誰の子』
 その晩、僕の家を二組のお客が訪れた。
 最初のお客さんは雷雨だった。
 そして、二組目のお客さんは
 赤ちゃんを抱いた白いコートの女性。

『サボテンの花』
 「教頭先生、僕たち、どうしてもやりたいんです」
 「だって、サボテンには超能力があるんですよ」

『祝・殺人』
 彦根は、披露宴で司会者に
 「警視庁城南署の捜査課に勤務する気鋭の若手刑事」
 と紹介され…。
 
『気分は自殺志願 』
 「実はですね、わたくし先生にお願いがあるのですよ」
 「わたくしは、先生に、私を殺していただきたいのです」




我らが隣人の犯罪

内容(「BOOK」データベースより)

僕は三田村誠。中学1年。
父と母そして妹の智子の4人家族だ。

僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、
隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に
終日悩まされることになった。

僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、
ミリーを“誘拐”したのだが…。

表題作以下5篇収録。




宮部さんの初期の頃の作品
10年前に読んだ本ですが
さらりと読める物語なので再読しました。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2015_01_20




宮部みゆきさんの「楽園」


「摸倣犯」から9年―前畑滋子、再び事件の渦中に!


自宅の床下で16年間眠り続けた少女の死体。

その死体を“透視”した少年の交通事故死。

親と子をめぐる謎に満ちた物語が幕を開ける。
                ー(上巻)帯紙よりー



「楽園(上巻)」
楽園(上)

内容(「BOOK」データベースより)

「模倣犯」事件から9年が経った。

事件のショックから立ち直れずにいる
フリーライター・前畑滋子のもとに、
荻谷敏子という女性が現れる。

12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。

少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、
それを絵に描いていたという―。




「楽園(下巻)」
楽園(下)

内容(「BOOK」データベースより)

土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを
調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、
何者かによって脅迫されていたのではないか?
と推理する。

さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。

新たなる拉致事件も勃発し、
様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、
物語は驚愕の結末を迎える。




新たなる拉致事件も勃発、物語は驚愕の結末へ!


少年の目には何が見えていたのか。

少女の死は何を残したのか。


少女殺害事件の関係者たちに話を聞くうちに
滋子は少女の背後にいた人物の存在に気付く。

子を想う親の愛の形を問いかける物語は
いよいよ佳境へ。
           ー(下巻)帯紙よりー



実は、かなり前に読んだ作品なので
内容を覚えていなくて…^_^;

(読書記録のためにブログにUPしました。)

『摸倣犯』があまりにインパクトが強すぎたので
「楽園」のイメージが『摸倣犯』に打ち消されてしまい
詳細を思い出せない(>_<)

面白かったことは覚えているのですが…
再読するしかないかな?





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 2015_01_19




宮部みゆきさんの「夢にも思わない」



“秋の夜の虫聞きの会で殺人!
 悲しく切ない僕たちの推理は”



どうやらこの本もシリーズものらしい…
またやってしまった^_^;


『今夜は眠れない』が一作目で
本書「夢にも思わない」は、その続きの二作目にあたるので
未読の方で興味を持たれた方は
一作目から順に読んで下さいね(^_-)-☆


『親友「島崎君」シリーズ』となっているようですが
でも今だに三作目が出版されていないところをみると
シリーズは二作のみで終了!のようです。

主人公の緒方君をはじめ、親友の島崎君
ふたりの成長した姿を描いてほしかったな。




夢にも思わない

内容(「BOOK」データベースより)

毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。

もう二十年近くも続いているという、そんな風流な催しに、
僕が行く気になったのは、
一にも二にもクドウさんのためだった。

毎年家族で訪れているというクドウさんと
偶然を装って会うはずだった。

それなのに…。

―殺されたのはクドウさんの従姉だった。

事件は思いがけない方向に進んでいき
無責任な噂があとを絶たない。

僕は親友の島崎と真相究明にのりだした。

大好きな彼女は僕が守る。



中学生が主人公なので
YG向けかなと思い読んだ本ですが
青春小説としても、ミステリーとしても
しっかりと描かれているので
最後まで面白く読めました。

大人の方でも楽しめる作品だと思います。


ただの青春小説で終わらせないのは
“さすが宮部さんですね!”





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 2015_01_08




宮部みゆきさんの「鳩笛草」


力を持つ者の悲哀を描いた3部作。

予知能力、念力放火能力(パイロキネシス)
そして心を読み取る力
そんな力持ってしまった女性たちの
苦悩と悲しみ…。

彼女たちは、ささやかに生きていきたいだけなのに
超能力がそんな彼女たちの願いを阻む…。



鳩笛草

内容(「BOOK」データベースより)

祖母の死でひとりぼっちになった麻生智子。

8歳のとき交通事故で両親を亡くし、
同乗していた智子は助かったものの記憶喪失に…。

祖母が隠してあったビデオを見て、
記憶を失くす以前の自分には
“ある秘密の能力があった”ことを確信した。
そして…。(「朽ちてゆくまで」)

女子高生の妹が乱暴され、溺死した。
復讐を誓う兄の前に現われた女は
「私がお役に立ちます」と言って、
眼でキャンドルの火をつけた…胸を打つ結末。(「燔祭」)

城南署捜査課の本田貴子には、
人の心を読める透視能力がある。
そのことが彼女にある衝撃を…。(「鳩笛草」)

今、最も注目される人気作家が描く
情感溢れる異色ミステリー中編3部作。




『燔祭』は、以前紹介した『クロスファイア』へと繋がる物語。

本作を読んでいると
筒井康隆さんのSF小説『七瀬ふたたび』を思い浮かべ…
『クロスファイア』もそうですが
いずれもやるせない物語でした。





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 2014_12_25




宮部みゆきさんの「人質カノン」



“犯人の不思議な落し物”

“深夜のコンビニで悲喜劇の幕があいて…!?”

街の片隅の小さな大事件、珠玉のミステリー7編。
                 ー帯紙よりー



『人質カノン』
 深夜のコンビニで起きた強盗事件。
 身勝手な、やるせない事件に巻き込まれた逸子。

『十年計画』
 深夜に乗ったタクシー
 ラジオから洋楽のスタンダード・ナンバーが流れるなか
 女性ドライバーが語る殺人計画
 

『過去のない手帳』
 和也が、電車の網棚で偶然拾った女性誌の中に
 青い手帳が挟まれていた
 すると、その手帳に書かれていた女性の名前と
 同じ名前の女性が行方不明になっていると
 新聞でみつけ…。
 
『八月の雪』
 充のクラスメイトがひどい苛めにあい自殺した。
 充も同じ生徒に殺されると、必死に逃げ出したとき 
 事故に遭ってしまう。
 自宅にこもって外に出られなくなった充
 お爺ちゃんの遺書が出てきたことで
 お爺ちゃんが20歳の時にかかわった
 二・二六事件に興味を持つ。
 
『過ぎたこと』
 「過去」に出会ったことはある。
 幽霊が死に切っていない人の
 魂のことであるならば、 
 「過去」は想い出という形に成仏していない
 時間の幽霊だろう。~本文より~

『生者の特権』
 田坂明子は、身を投げて死ぬのに格好の
 ビルやマンションの屋上をを探して
 町中をうろうろしていた。そんなとき
 小学校の門をよじ登ろうとしていた
 白いシャツを着た子供が目にとまった…。
 この子はこんな真夜中に何をしているの?

『漏れる心』
 「お母さん、お母さん起きて」 
 「リビングに雨が降っているよ」
 マンションのトラブル話?と思い
 読んでいたのですが
 思いのほか…寂しいお話でした。



人質カノン

内容(「BOOK」データベースより)

「動くな」。

終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は
尻ポケットから赤ちゃんの玩具
ガラガラを落として去った。

事件の背後に都会人の孤独な人間模様を
浮かび上がらせた表題作「人質カノン」

タクシーの女性ドライバーが
遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、
街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。



短編でここま心に響く作品を描くことができる
宮部さんは、やはり凄いです!

心の琴線に触れる珠玉の物語ばかりでした。






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 2014_12_24




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