伊坂幸太郎さんの「チルドレン」


本書「チルドレン」
今までに読んだ伊坂さんの作品の中で一番好きな物語です。

読後感の爽快さは言うまでもなく
登場人物の描写がスゴクいい!

5つの物語のピースが
かちっと填まったときの爽快さも何とも言えません。

時系列もバラバラなエピソードを
上手く纏めたあたりは、流石伊坂さんですね。

伊坂ワールド、存分に楽しめました。



チルドレン


内容(「BOOK」データベースより)

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち
いつも周囲を自分のペースに引き込むが
なぜか憎めない男、陣内。

彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。

何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき
予想もしない奇跡が降り注ぐ。

ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。



ドラマ化されました

チルドレン


(解説)

人気作家伊坂幸太郎の短編集「チルドレン」を映画化した
ヒューマンドラマ。

家庭裁判所の調査官が自身も苦悩しながら
地道な努力で小さな奇跡を起こす。

『機関車先生』の坂口憲二が内向的な主人公を熱演し、
本作で新境地を開拓。

彼を振り回す先輩役に『ヴァイブレーター』大森南朋、
ヒロイン役に『天使の卵』の小西真奈美と
若手実力派俳優たちが集結した。

バラバラに見えた登場人物たちの物語が
優しく結び付くラストは必見。



(あらすじ)

家庭裁判所の調査官武藤(坂口憲二)は、
先輩の陣内(大森南明)と一緒に銀行強盗の巻き添えを食う。

どうにか全員人質は無事に解放されたものの、
武藤はショックで倒れそうになった女性(小西真奈美)を
抱きとめる。

後輩の一目惚れを見逃さなかった陣内は、
勝手に女性の名前と勤め先を調べ上げ、
武藤をけしかけるのだが……。




解説では、映画のDVDとありますが
2006年5月WOWOWの『ドラマW』でテレビドラマ化され
同年11月4日に『CHiLDREN チルドレン』のタイトルで
劇場公開された。(「wikipedia」より)
元は、WOWOWのドラマです。

私が見たのは映画版?
だいぶ前に見たので記憶が定かでない…
WOWOWの再放送を見たのかな?
いずれにしても、CASTも良くて、いいドラマでした。



テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_09_27



伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」


殺し屋さんたちが、新幹線「はやて」に勢ぞろい!?
『グラスホッパー』でも登場した、「鈴木」も
ちゃんと乗車しています!
(※鈴木は殺し屋ではないけどね)

「マリアビートル」も面白い展開が期待できそう(^_-)-☆


“物騒な奴らが再びやってきた!
『グラスホッパー』に続く、
殺し屋たちの狂想曲。”~「帯紙」より~


今度は何が起きるの~!?

本書は、「木村」「果物」「王子」「天道虫」の登場人物が
交互に語部となっていますが
ときどき「槿」「木村(父)」で語ることも…
「槿」の出番の時は、新幹線の外で起きている事件を
説明している?
時系列的には、新幹線と外の出来事が同時進行で起きているので
「槿」の登場は必然ですね!



マリアビートル

内容(「BOOK」データベースより)

元殺し屋の「木村」は、
幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、
東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。

狡猾な中学生「王子」。

腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。

ツキのない殺し屋「七尾」。

彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。

『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。
3年ぶりの書き下ろし長編。




『グラスホッパー』は
色合い的にグレー「灰色」の世界でしたが
こちら「マリアビートル」は、
総天然色、オレンジ、赤、緑とか?

殺す、殺されるのやり取りをしている物騒な物語だけど
やけに明るいんですよね。
天真爛漫な殺し屋さん?

そうは言っても、真っ黒の奴いました…
天使のような悪魔「王子」、最悪キャラでした。
読みながら
殺し屋さん達「騙されるんじゃないよー!!」と叫んでも
登場人物達には届かないし…
どうしてくれようかと思っていたら
さすが伊坂さん、すっきりと終わってくれました。

殺し屋さん達のせめぎ合いの話だっのに
思いのほか読後感が爽やかで…
…後ろめたくなるほど、“気分爽快”でした!!



※“殺し屋”にさん付けは変かな?と思いましたが…
 あくまで物語の中でのことなのでお許し下さいm(__)m
※記事を若干修正しました。





テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_07_08



伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」


「人は誰でも、死にたがっている」
「世界は絶望と悲惨に塗れている」

“でも僕は戦おうと思うんだ”
“君との記憶だけを武器にして_”

コメディー?シリアス?サスペンス?オフビート?
分類不能な「殺し屋小説」の誕生!

鈴木、「僕は、君のために結構頑張っているんじゃないかな」
鯨、「亡霊としての節度はないのか」
蟬、「おまえさ、人としじみのどちらが偉いか知っているか?」

~帯紙より~


鈴木、鯨、蟬の3人が交互に語り部となり物語は進んでいく。

本書「グラスホッパー」は、殺し屋がメインの話なので
殺人シーンが出てきます。
その描写がかなりきついのですが…
でも、それを気にする間もないほど面白くて
一気読みしてしまいました。

伊坂作品独特の、ピース嵌め込み型ストーリー展開?
それぞれのエピソードの纏め方は流石でした!



グラスホッパー

内容紹介

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、
妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。

どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。

鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。

一方、自殺専門の殺し屋・鯨、
ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。

それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、
三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。

疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!



(著者からのコメント)

押し屋という職業の男が出てきます。
地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、
殺害するのが仕事です。

鯨、と呼ばれる男がいます。
相手を自殺させるのを仕事にしています。

蝉という若者も登場します。
彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。

さらに鈴木という名前の男も出てきますが、
彼は殺し屋ではありません。
訳があって、この殺し屋たちの戦いに
巻き込まれてしまいますが、
彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。
 
いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。



確かに物騒な作品でしたね。

でも、殺し屋だらけの危ない物語だけど
何やらユーモアがあって
怖いのに思わず覗きたくなってしまう
そんな物語でした。

どうやら「マリアビートル」本書の続編のようです。
鈴木や槿のその後が気になるので、今から読むのが楽しみです。
健太郎と幸次郎も出てくると嬉しいんだけどな~。




テーマ : 読んだ本の紹介    ジャンル : 本・雑誌
 2014_07_04





伊坂幸太郎さんの「オー!ファザー」


まず一言。
“ 面白い!!”

6人家族の由紀夫。母1人、父4人?何だその設定は
と思っていたら

由紀夫に振りかかる数々の事件から
その4人の個性豊かな父親たちが
体を張って由紀夫を救い出す。

それぞれの得意分野を駆使して
愛情万才で由紀夫を危機から救い出す姿が
カッコ良くて小気味好い。

4人の武勇伝は読んで体験!?して下さい(^_-)-☆



オー!ファザー BOOK

内容(「新潮社」より)

父親が四人いる!? 高校生の由紀夫を守る四銃士は
ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。

個性溢れる父× 4に囲まれ、息子が遭遇するは
事件、事件、事件──。

知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。

多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき
思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。

伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。



映画化されました。2014年5月24日、劇場公開!
オー!ファザー MOVIE

(「シネマトゥデイ映画ニュース」より抜粋)

監督は藤井道人さん。

4人の個性的な父親を持つ男子高校生・由紀夫が、
ある出来事をきっかけに次々と奇妙な事件に
巻き込まれていくさまを、軽快なタッチでつづる。

主演は岡田将生さんで
過干渉気味な父親たちを少々うとましく思いながらも
それぞれの父親の個性をしっかりと受け継いだ
万能な青年という役どころに挑戦する。

また、由紀夫のクラスメイトで
強引に由紀夫を自分のペースに巻き込むヒロイン・多恵子を
忽那汐里さんが演じる。

由紀夫を囲む父親たちは
大学教授で頭脳明晰な悟
直感で生きる生粋のギャンブラー鷹
中学の体育教師で格闘技に精通する勲
元ホストで女性の扱いに長ける葵という
個性的な面々ばかり。

それぞれの役を佐野史郎、河原雅彦
宮川大輔、村上淳ら強力なキャストが務める。

 

キャスティングいいです!
本を読んでいる時も、
由紀夫のイメージが岡田将生さんで
ちなみに多恵子のイメージは、北乃きいさんでしたが、
ただ二人とも高校生役は年齢的に無理?
と思っていたのですが…
でも、由紀夫は岡田さんでした^_^;ね。

映画楽しみです。






テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2014_03_27





伊坂幸太郎さんの「SOSの猿」


「私の話」と「猿の話」の二つの物語ではじまる。

「私の話」家電量販店の店員・遠藤二郎の話。
イタリアで習得した「悪魔祓い」の技術で
知人の息子・眞人のひきこもりを改善しようとするが、
少年は奇怪な反応を示し・・・

「猿の話」真面目すぎる調査員・五十嵐真の話。
20分間で300億円の損失を出した株誤発注事件の
原因を探るうち、幻覚に翻弄され始め・・・

それにしても、登場人物のキャラクターいい!

遠藤二郎・五十嵐真はもちろんのこと
辺見のお姉さん・孔子孟子・ゲリラ合唱団・牛魔王部長etc
出てくる人物の描写がおもしろいです!

SOSの猿 BOOK

内容説明

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を追う「猿の話」。

ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男の「私の話」。

やがて交差する二つの話を孫悟空が自在に飛び回り、
「SOS」をめぐる問いかけが物語を深化する。

世界最強の猿からユングまでを召還し、
小説の可能性に挑戦した、著者入魂の記念碑的長篇!



「私の話」と「猿の話」が交互に語られるので、
読み始めは混乱してしまい…!?
でも、今までの伊坂作品の例だと、
伏線を張って最後にからめ捕るパターンになるので
本作もそうかなと勝手に決めつけて読んでいました。が、
「SOSの猿」は何かか違うぞ

西遊記をベースに、ファンタジー感もあり
ユングの哲学もあり、エクソシストもありで
最後にはメサイアコンプレックスまで…
バラバラなエピソードを、よくぞここまでまとめ上げたなと
ストーリー構成に感銘を受けた。

もちろんストーリーも面白かったですよ。
読み始めると止まらずに、
一気に読んでしまいました!!



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
 2014_03_26




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