「罪の声」


塩田武士さんの「罪の声」


逃げ続けることが、人生だった。

家族に時効はない。
今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件
「グリ森」は影を落とす。

未解決事件の闇には、犯人も、その家族も存在する。
圧倒的な取材と着想で描かれた全世代必読!
本年度最高の長編小説。
~『帯紙より』~



罪の声


「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也は、
ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。
ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。
テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。
それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で
恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった―。



緻密な描写はまるでノンフィクションのよう
グリ森事件が目の前に迫ってくる!!

私はグリ森事件(未解決)をTVの放送でですが
リアルタイムで経験した!?世代なので
事件当時の様子を思い浮かべながら
本書を読み進めることができました。
なのでよりリアルに感じられ夢中になれたのかも?

グリ森事件を知らない読者にとっては
読後の感じ方は違うのかもしれませんね?


私にとっては「罪の声」本屋大賞でもいいのでは?
と思えるほど面白かったです。
ちなみに「罪の声」は2017年本屋大賞第3位
大賞は恩田陸さんの『蜂蜜と遠雷』でした。



テーマ: 最近読んだ本 | ジャンル: 本・雑誌

コメント

これは面白そうですね、チェックしました(笑)

2017/09/12 (Tue) 19:50 | クリボー #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

クリボーさん、コメントありがとうございます。

「罪の声」とても興味深い内容で面白かったです。
お薦めですよ~(^_^)v

2017/09/15 (Fri) 01:59 | SHION☆彡 #- | URL | 編集

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